片上 晴彦 rss

在宅医療と病院勤務の医師たちの実情を映し出した朝日とSPA!

寄り添える訪問看護  埼玉県で1月、在宅医療に尽くした医師が利用者の家族に殺される事件が起きた。週刊朝日3月4日号では「なぜ、在宅死がいいのか」と題し在宅医療を実践する医師5人に聞いている。  在宅医療33年歴の小笠原文…

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福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)にある水素を貯蔵しているガスホルダー 福島県浪江町、2021年6月15日、森啓造撮影

原子力は総合科学技術 第四世代原子炉の選択も

東日本大震災11年  東日本大震災の津波による停電で起きた福島第1原発事故から11年。わが国は1955年に国民総意で原子力基本法が制定され、すぐ予算が付けられたが、「将来におけるエネルギー資源を確保し、学術の進歩と産業の…

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今後の原発・エネルギー政策 諸葛宗男さん

東日本大震災11年 前東京大学公共政策大学院特任教授 諸葛宗男さん 原子力技術者の育成急げ 自給率向上へ新増設を  東京電力福島第1原発事故から11年になる。この間、再稼働した原子力発電はわずか10基。脱炭素化の動きが活…

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モノ作りの伝統生かし世界シェア1位、製造業の底堅さうたうポスト

環境保全設備が隆盛  地球温暖化対策が課題となり、将来性のある事業の一つとして上げられるのが環境保全設備。週刊ポスト2月11日号の「世界シェア1位の32社実名リスト/知られざる超優良企業」で、その分野を手掛ける二つの企業…

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新しい医学・医療の到来予感させるストレスやモチベーションの働き

念じるだけで症状が  脳科学者の池谷裕二さんが、週刊朝日1月7・14日号の連載「パテカトルの万脳薬」で「脳の記憶が炎症を悪化させる?」として論じている。池谷さんが小学生の時、泳ぎの苦手な児童が先生に強いられプールサイドに…

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「日本の人口減少の処方箋は移民ではない」と主張するNW日本版

50年に1億人下回る  日本は少子高齢化が急速に進展した結果、2008年をピークに総人口が減少に転じており、わが国は人口減少時代を迎えている。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、50年には日本の総人口は1億人…

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日本人の優秀さを改めて確信させた週刊朝日「伊能忠敬“地図人生”」

歩行距離は地球1周  伊能忠敬(ただたか)(1745~1818)が17年をかけて全国を測量し、日本で初めての日本地図を完成させたのは1821年、今から200年前のことだ。週刊朝日12月17日号の「『大日本沿海輿地全図』上…

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日本の「性交同意年齢13歳」は人権侵害問題だと厳しく指摘する李美淑氏

刑法改正にも問題点  2017年、性犯罪に関する刑法改正が110年ぶりに行われ、強姦(ごうかん)罪から強制性交等罪と名称を変え、親告罪ではなくなるなど総体的に厳罰化された。しかしその中で、性交同意年齢(性的な行為をするか…

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米誌タイム、影響力ある100人に大谷翔平選手

大谷翔平の活躍ぶりを監督との一問一答などで分析したNW日本版

よい意味で感情出す  ニューズウイーク日本語版10月12日号で総合タイトル「大谷翔平がアメリカで愛される理由」を特集している。監督の声、現地のスポーツジャーナリストの評論など、日本人向けの米国発週刊誌でないとできない延々…

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なぜコロナ治療薬はワクチンの後塵を拝したか言及がほしい読売記事

◆米で治療薬実用化も  読売14日付に「コロナ飲み薬/開発大詰め 軽症者自宅で 米、年内にも実用化」とした治療薬開発の記事が載っている。  「新型コロナウイルス対策の局面を変える『ゲームチェンジャー』として期待されている…

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ワクチン一辺倒では限界―大村智博士に聞く

期待されるイベルメクチン―大村智博士に聞く(下) 新型コロナウイルスの感染拡大が進む中で、今こそイベルメクチンの治療薬としての効果に期待したいが、政府はなぜ承認に消極的なのか。  今も首相が、せいぜい旗を振ってワクチン接…

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期待されるイベルメクチン―大村智博士に聞く

期待されるイベルメクチン―大村智博士に聞く(上)  COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大が進む中、わが国でも治療薬として有力視されるのが、2015年ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智博士が発見・発明したイベ…

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藤井聡太世代と羽生善治九段の違いを先輩棋士らが語った3誌

◆藤井の強さは終盤力  将棋の藤井聡太二冠(19)の大活躍で将棋ブームが続いている。週刊誌3誌が夏の恒例の合併号などに、藤井と元名人羽生善治九段(50)を比較してその強さを分析している。それが平成と令和の社会を映す「世代…

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宮内庁長官の「拝察」発言で国民の反応を不審がる作家・高村薫氏

◆国民はご発言に共感  さる6月24日、西村泰彦宮内庁長官は定例会見で、東京五輪に関し「天皇陛下は現下の新型コロナの感染状況を大変心配されている」と述べ「国民の間に不安がある中で、開催が感染拡大につながらないか懸念されて…

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産経の措置命令法違反の新聞販売を第2社会面トップに載せた読売

◆匿名通報で不正発覚  かつて新聞業界では熾烈(しれつ)な販売競争が繰り返されていたが、すわ、その再燃かと思わせるような記事が出ている。  読売新聞10日付第2社会面トップの3段見出し「産経 過剰景品を継続/新聞勧誘で/…

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アマチュア探偵らが追及の「武漢研究所流出説」を詳述したNW日本版

◆論文の中に証拠発見  新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)は、中国の武漢ウイルス研究所からウイルスが流出して引き起こされた―その状況証拠が次々と明るみに出ている。ニューズウィーク日本版6月22日号では…

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東芝の外部報告書「全体像は不明な点が多い」と指摘した読売社説

◆人事案取り下げ要求  東芝は昨年7月の定時株主総会について、「公正に運営されたものとはいえない」とする外部調査の報告書を公表した。経済産業省が外為法に基づく権限を背景に海外株主に人事案取り下げを働き掛けたとしている。こ…

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遺伝子操作、動物実験による医薬品開発の現状を特集したNW日本版

◆老化プロセス変える  新型コロナウイルスの中国・武漢ウイルス研究所流出説が強まっている(本紙5月31日付1面)。この研究所では何十種類もの小動物の血液中成分である血漿(けっしょう)を調べ人体実験もしていたとみられ、その…

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人生の総決算の準備や終活をテーマに各誌特色の出たGW特集記事

◆「相続」の3点セット  超高齢化社会が進行し、週刊誌も人生の終わり方、いわゆる「終活」情報を外せなくなっている。各誌とも力を入れるゴールデンウイークの合併号で、看板扱いの特集記事が出ている。  週刊現代は「財産・介護・…

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この30年で47倍に増えた「大学発ベンチャー」を取り上げたアエラ

◆焼酎粕から細菌培養  政府は2021年度から5年間の科学研究や技術開発の方向性を示した基本計画を策定、「我が国の経済が持続的な発展を続けていくためには、イノベーションの連続的な創出が必要」という認識を強く押し出した。ま…

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強制連行否定の米論文に怒る韓国世論に対し「冷静な対話」訴えるNW

◆「集団思考」の弊正す  ニューズウィーク日本版3月2日号に「慰安婦問題で韓国が目覚める時」~リード文「強制連行を否定する米論文に怒りの韓国世論/必要なのは異議を検証する冷静な公的対話だ」という内容の記事が出ており、興味…

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萩本欽一さんの“地方移住先駆け”の泣けるエピソードを載せた文春

◆神奈川県二宮に移住  政府が進める東京一極集中を解消するための地方移住促進。そのPRに移住者の体験談に勝るものはないだろう。コメディアンの萩本欽一さんの連載「欽ちゃん79歳の人生どこまでやるの!?」の「第19回 息子た…

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新型コロナウイルス変異種出現で前向きな取り組み強調した女性自身

◆遺伝子追究は限定的  年末年始にかけ、英国や南アフリカの型と異なる新型コロナウイルスの新たな変異種が日本でも検出された。これらは感染力が強い英国型と共通の変異があることまでは分かっているが、遺伝子配列の追究も限定的で、…

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