岩崎 哲
ウクライナ事態、最悪のシナリオを予想も回避策は書かぬポスト・文春
限定核使用の可能性 ロシアのウクライナ侵攻から3週間余り、膠着(こうちゃく)状態を打破するためにプーチン(露大統領)は核のボタンを押すのか。この最悪のシナリオについて、週刊ポスト(4月1日号)が伝えている。 今回のウ…
【韓国誌】核ミサイルに固執する金氏3代
核兵器は先代の遺訓、開発・完成は“首領後継者の責務” 北朝鮮が今年に入って9回、ミサイルを発射している。月刊中央(3月号)で韓国グローバル国防研究フォーラム事務総長の李(イ)興碩(フンソク)国民大大学院兼任教授が北朝鮮…
【韓国誌】「米国も中国も」が答えなのか?
新冷戦でジレンマの韓国外交、「自強」を通じ「共存」模索へ 韓国の大統領選で保守野党「国民の力」の尹(ユン)錫悦(ソンニョル)候補が当選し、5年ぶりに政権交代が実現した。これまでの文(ムン)在寅(ジェイン)左派政権により…
ロシア正教徒としてのプーチン氏の“聖戦”を読み解く新潮・佐藤優氏
非共産ソ連復活狙う ウクライナ戦争を遂行するロシア大統領ウラジミール・プーチンとは何者なのか。世界中の非難をものともせず、冷酷にウクライナを蹂躙(じゅうりん)し続ける神経は常人の理解を超えている。何が彼を突き動かし、ど…
「『新聞記者』は死んだ」とし調査報道など望めぬ現状を伝えるポスト
ニュース速報で後れ 動画配信サービスで「新聞記者」というドラマが話題になっている、という。米倉涼子演じる記者が政府公文書改竄(かいざん)事件を追究するドラマだ。すでに映画にもなっており、主人公の女性記者を韓国女優のシム…
【韓国誌】世代の戦いとなった韓国大統領選
候補者間の明確な優劣付かず、若年層の選択が当落を左右 韓国大統領選まで1カ月を切った。まだ候補者間での明確な優劣が付いていない。支持率トップが常に入れ替わるのも、今回の選挙の特徴である。 新東亜(2月号)が「データで…
【韓国誌】前国連事務総長の潘基文氏、韓国大統領選に苦言
韓米同盟が基本、次に対中を、「政治が国民を分裂」と嘆く 5年前の韓国大統領選挙で、一時、候補に擬せられた潘(パン)基文(ギムン)前国連事務総長が、現在行われている大統領選に苦言を呈した。東亜日報社が出す総合月刊誌新東亜…
「太陽の孤独」との表現でいち早く石原慎太郎氏追悼記事を載せた文春
「政治より文学取る」 小説家であり政治家であった石原慎太郎が死去した。享年89。小説「太陽の季節」が芥川賞を受賞し(1956年)、一躍時代の寵児(ちょうじ)となる。政治家に転身した(いや、小説家は辞めていなかったのだか…
「銃」を持ち出し危機を煽るNW日本版「2024年の全米動乱」特集
「議会襲撃」の再演も ニューズウィーク日本版(1月25日号)が「2024年の全米動乱」という特集をしている。「動乱」とは穏やかではないが、今年は米中間選挙があり、2年前の大統領選でバイデン陣営に「勝利を盗まれた」と信じ…
【韓国紙】観相師が見た大統領候補夫人の運勢
過去最高の令夫人は金泳三氏の妻、李氏夫人は出世援ける トップを走っていた野党国民の力大統領候補の尹錫悦(ユンソンニョル)元検事総長の失速で、韓国大統領選は混沌(こんとん)としてきた。尹氏は夫人の経歴詐称と自身の失言等で…
【韓国紙】全斗煥・盧泰愚両元大統領の再評価
韓国発展の基礎築く、「功」にも目を向けるべきだとの声 韓国の歴代大統領の退任後が、国家の元老として、政界や国民の尊敬を集め、それなりの待遇を受けるかといえば、決してそうではない。実態はその真逆だ。暗殺・逮捕・収監・自死…
経済、政治から皇室まで思いの外読み応えあるポストの新春座談会
政治家の質低下危惧 週刊ポスト(1月14・21日号)が「新春スペシャル座談会9連発」として「2022大予言」を特集している。ポスト・コロナで社会が動き出すことが期待される今年の、経済、政治、外交から皇室まで九つの分野に…
奇しくも「媚中派」が並んだポストの「ポスト岸田」政治家ランキング
“プロ目線”での人選 「人の話は聞くが、決めることは不得意だ」「決断が空回りし、官僚たちを右往左往させている」―。岸田文雄首相への評価である。 政権が発足して2カ月が経(た)つが、ワクチンの追加接種、10万円給付など…
逆にオミクロン株は“救世主”になるのでは、との期待を抱かせる新潮
感染力高いが弱毒性 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の出現で、ウィズコロナ生活を始めようとしていた人間社会に強い緊張が走った。規制が緩和され、久しぶりにクリスマスパーティーや忘年会を開き、年末年始は故郷に帰ろ…
「イカゲーム」世界的大成功での「不満」
「ネットフリックスだけ儲けて」 「イカゲーム」の世界的大ヒットで韓国は“Kカルチャー”隆盛に気を良くしている。ところが、唯一不満なのが「いくらヒットしても、儲(もう)けているのはネットフリックスだ」という点だ。 新東…
韓国大統領選、野党・尹錫悦候補の課題
政権交代望む追い風も、支持率低い20代30代をどう掴む 3カ月後に迫った韓国大統領選挙は政権奪還を狙う野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソンニョル)候補と、政権を維持したい与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)候補の一…
なぜ日本だけ新型コロナが収束傾向なのか、その謎に迫った新潮
ウイルス側に原因か 諸外国から“インチキ”の疑いが掛けられている最近の日本の新型コロナウイルス感染者数。どうしてこれほど減ったのか、日本人自身が分からず、医師など専門家の説明も要領を得ない。だが、確実に感染者数は減り、…
衆院選で負けた立民・共産にエール送る毎日、鋭く敗因指摘する新潮
維新が希望の票奪う 衆院選は野党共闘した立憲民主党と共産党が負けた。サンデー毎日(11月21日号)はこれを「リベラル敗退」という。そこで応援に出た。「リベラルよ、負けて強くなれ」とエールを送っている。 同誌コラムの「…
新首相に注目する韓国、慰安婦合意反故に腹立ち
日本で岸田文雄政権が誕生したことに韓国は強い関心を抱いている。戦後最悪と言われる両国関係に改善の道が開かれるかどうか、新しい指導者に注目しているのだ。 おおむね韓国メディアは「安倍・菅政権を継承する」とみているが、彼…
拮抗する韓国大統領選、支持基盤に極左集団の影
各党の候補出そろう、李在明氏に左派政権継続の「特命」 韓国大統領選の各党の候補がほぼ出そろった。与党共に民主党からは李(イ)在明(ジェミョン)前京畿道知事、野党国民の力からは尹(ユン)錫悦(ソンニョル)元検察総長(検事…
眞子さん小室さん結婚、識者に変化する皇室の在り方語らせた文春
会見に総じて批判的 締め切り間際の記者会見だったが、2日後の発売(28日木曜日)には間に合わせた。週刊誌の「小室眞子さん」と小室圭氏の会見記事だ。11分と短いもので、質疑応答はなし、質問も限られたメディアが代表して出し…
音楽業界の苦境訴えたロックミュージシャンの声を取り上げた新潮
仕事を失う人が続出 お笑い芸人がユーチューバーとなって日本史や政治・経済を講義する時代になった。人は何をやってもいいのだろうが、「分を弁(わきま)える」がだんだん死語に近くなる。ワイドショーでは、やはり芸人がしたり顔で…
“大ヒット”の中国映画「長津湖」に疑義
「興南撤収」援けた米軍の勝利戦、逆の解釈で映画作成 韓国動乱の激戦だった「長津湖(チャンジンホ)の戦い」を描いた中国映画「長津湖」が“大ヒット”しているという。中国での話だ。9月30日封切りから10月5日までに25億人…