経済、政治から皇室まで思いの外読み応えあるポストの新春座談会


銀座和光のウインドーに「白虎の青い目」

 とりあえず座談会をしておけば専門家がとんどん喋ってくれるし、編集も難しくなく、それにプロ野球や女優といった軟派な話題もあって、まるで正月のお節料理のようだ。出しておけば客は満足する。…という安易な“手抜き料理”だと思ったが、どっこい、けっこう読ませるものがある。

 まず政治を見てみる。出席者は元経産官僚の原英史、元厚労官僚・元衆院議員の豊田真由子、元文科官僚の寺脇研だ。これまでの政権では官僚の人事に対して政治(官邸)が力を持ち過ぎ、「忖度」が入ってくる弊害を官僚たちは嫌というほど感じていたようで、岸田文雄首相の「聞く力」に期待を寄せている。


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