米連邦議会乱入から1年、米国の「分断」の行方探ったNHK
森田 清策 2022/1/10 新聞 TV 週刊誌 [会員向け]
英国の元首相ウィンストン・チャーチルの言葉だ。ポピュリズムが横行したり、独裁に転落したりするなど、民主主義はさまざまな矛盾を抱える制度だが、これに勝る政治形態はないということを強調する時によく引用される。
1年前の1月6日、自由主義陣営の盟主・米国で、民主主義の根幹を揺るがす事件が起きた。次期大統領を決めるトランプ前大統領の支持者らによる連邦議会乱入だ。その時、議事堂では前年の大統領選挙に基づく各州の選挙人の投票結果を認定し、次期大統領を正式に確定する手続きが行われていたのだから、まさに民主主義の危機だった。
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