堀本 和博
コロナ禍での安全な五輪開催へ努力を求める産経など、朝日は中止論
◆IOC批判まで展開 「冷静に、客観的に周囲の状況を見極め、今夏の開催の中止を決断するよう菅首相に求める」 東京オリンピック開幕まで2カ月を切る段階に入っても、五輪とそれに続くパラリンピックの開催か中止・延期をめぐる…
過熱する五輪開催の賛否めぐる論争から選手守れと訴える産経など
◆選手への攻撃を非難 東京オリンピック開幕まで約2カ月と迫る中で、折からの新型コロナ禍の収束に手間取っていることに絡んで、五輪とそれに続くパラリンピック開催の是非をめぐる論争が過熱化している。論争は一方でインターネット…
読売・産経が報じ論評した「従軍慰安婦」不可とする答弁書閣議決定
◆「誤解招く恐れ」指摘 政府が閣議決定したことを伝えるその記事は翌日(4月28日)付の読売、産経が報じたが、読売の第2社会面掲載が示す通り目立つ扱いではなかった。だが、両社の記事は閣議決定の重要な内容を伝えるものであっ…
日米首脳共同声明での同盟の深化と「台湾」明記を評価する読売など
◆普遍的価値観を共有 「自由で開かれた国際秩序が中国の挑戦を受けている。日米同盟をより深化させ、民主主義の強靭(きょうじん)さを示していきたい」(読売18日付社説、以下各紙とも同日付)。 菅義偉首相が16日午後(日本…
池江選手の不屈の闘志とスポーツの力に感謝し感動伝える産経と毎日
◆病乗り越え五輪決定 「ゴールした後、着順・タイムを知らせる電光掲示板を見上げると感涙にむせんだ。日本中が勇気と感動に包まれた幸福なひとときを共感したと言っても過言ではなかろう」(本紙6日付「上昇気流」)。 白血病の…
中国の野望に言及、国際社会にその独善的行動への対処呼び掛けた読売
◆非難応酬の米中会談 アンカレジ(米国アラスカ州)で18、19日の両日行われた米中外交トップによる初の直接会談は冒頭から、同盟国との結束を背景に新疆ウイグルや香港での人権侵害や台湾をめぐる中国の行動などが世界の秩序を脅…
中国の軍拡脅威に日米同盟を軸にして欧州とも連携強化を説く読売
◆朝日が最も強い批判 「国際社会の中国への懸念は一層高まった。習近平政権は、強硬路線が自国に不利益をもたらし、地域の安定も損ねている現実を自覚すべきだ」(読売・社説6日付) 国際的孤立を深めているのも何のその、中国の…
米中首脳会談をいち早く取り上げるも論調の違い際立つ産経と朝日
◆世界情勢への影響大 「米国と中国の2大国の関係は、今世紀の世界のありようを左右する。不毛な対立ではなく、健全な共存をめざす対話を心がけてほしい」(朝日13日付社説)。 「習氏に直接、中国の非を戒め、米国の立場を明確…
英国のTPP申請、各紙とも中国警戒で基準ルールの緩和厳禁を主張
◆英国参加を各紙歓迎 「英国が加われば、TPPの経済圏は環太平洋地域を超えた広がりを持つ。/コロナ禍で世界の貿易が打撃を受けているだけに、英国の合流で自由貿易の推進を目指す意義は大きい」(産経・2日付主張) 「認めら…
バイデン米新政権に外交・安保で厳しい対中姿勢の継承求めた産経など
◆まさに嵐の中の船出 第46代米国大統領に20日、民主党のジョー・バイデン氏が歴代最高齢となる78歳で就任した。就任式は連邦議会議事堂周辺にバリケードを築き、ワシントン市内を州兵2万5000人が厳戒体制を敷く異例の事態…
遅れた緊急事態宣言を一斉批判する中、医療体制再構築訴えた日経など
◆政府と自治体の失政 「感染抑制に軸足を移すことをためらい、場当たり的な対応で感染者を急拡大させた末の『切り札』である。菅首相は危機的状況を招いた政治責任を厳しく受け止め、今度こそ、国民のいのちと暮らしを守る責務を果た…
「天安門」外交文書の公開で対中融和政策の失策を指弾し見直し迫る産経
◆米と同様の誤り犯す 「ウイルスに年末年始はない」(菅義偉(よしひで)首相)と国民に感染防止の徹底を呼び掛ける。中国・武漢発の新型コロナ禍中の日本は、コロナ・ウイルス第3波の感染拡大への懸命な対応が続く。加えて、英国な…
75歳医療負担、各紙「前進」と評価も消費税引き上げ検討を求めた読売
◆本格的改革の第一歩 75歳以上の後期高齢者が病院などに支払う窓口負担について、一定以上の所得のある人を対象に現行の1割負担から2割に増やす改革案がまとまった。政府の全世代型社会保障検討会議(議長・菅首相)の最終報告で…
王毅外相来日で「甘言に乗って融和を進めては危うい」と警告した産経
◆中国側の要請で実現 「経済協力を進めるとともに、安全保障上の懸案の解決も促さねばならない。政府は、中国との率直な対話を通じ、働きかけを強めてほしい」(読売社説11月27日付) 「中国との健全な関係づくりは、日本の針…
経済回復と温暖化防止の両立の観点から女川原発再稼働同意を論じた産経
◆国も地元への協力を 東北電力女川原子力発電所2号機(沸騰水型・出力82・5万㌔㍗)の再稼働の見通しが立った。宮城県の村井嘉浩知事がこの11日に地元同意を表明したからだ。2号機は今年2月に原子力規制委員会から、平成25…
大阪都構想否決もこれまでの実績評価で維新にエールを送る日経・産経
◆不足した丁寧な説明 大阪市を廃止して四つの特別区に再編する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が1日に行われ、前回(5年前)の住民投票に引き続き、僅差の反対多数で否決された。これで大阪市の政令指定都市としての存続が決ま…
菅内閣1カ月、全てが安倍前政権絡みの朝日の批判は感情的で新味なし
◆いきり立つ朝日社説 「説明責任をないがしろにする強権的な政治手法まで『継承』なのか。これでは『負の遺産』の解消どころか、安倍前政権下で進んだ政治の劣化に歯止めをかけることはできない」(朝日・社説16日付) 朝日新聞…
中国の「わな」にはまらず、日米関係深化に資する正論中の正論掲載の産経
◆大局観問われる菅氏 安倍晋三首相が退陣し、政権を引き継いだ菅(すが)義偉(よしひで)首相には現下の国際情勢の中で引き続き日本の安全と平和をどのように維持していくのか、その大局観が問われている。地球儀を俯瞰(ふかん)す…
「65歳以上は高齢者」との分類は現実的でないと疑問視した読売と本紙
◆問われる具体的提案 読売「年齢にとらわれず、意欲や体力に応じて、様々なことに挑戦できる社会を作りたい」。本紙「超高齢化社会へと進む日本が解決し、また未来に備えておくべき課題は多い。そういう中で、新型コロナウイルスの感…
自民総裁選告示、活発な外交・安全保障論議を求めた産経・読売など
◆具体的な政策提示を 産経「日本の進路を示す論戦を」。読売「危機乗り越える戦略を論じよ」。日経「損得勘定ではなく政策で選ぶ総裁選に」。本紙「国家像鮮明にして覚悟示せ」。朝日「政権総括議論を深めよ」。毎日「安倍政治の総括…
香港議会選延期、日本と国際社会に中国への外交的圧力を求めた朝日
◆風雲急を告げる情勢 香港情勢が中国の暴走で風雲急を告げている。 悪名高い「香港国家安全維持法(国安法)」が中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)で採択され施行された。これにより香港で、中国本土と同様に反体制活…
米中対立激化、「二股外交」否定し民主陣営の結束呼び掛けた産経と本紙
◆問題は中国の暴走に <ボーッとしてるんじゃないよ!> まさに、チコちゃんに一喝されそうな新事態である。 米国のポンペオ国務長官がカリフォルニア州で行った対中政策に関する演説は、歴代政権が続けてきた「関与政策」(中…
コロナ禍絡みで個別テーマに絞った3本の主張を打ち出した産経
◆情報公開の不足批判 中国・武漢から発生した新型コロナウイルス禍との防戦が長期戦となる中で、東京都での感染拡大に懸念が広がっている。13、14日は100人台だったが、9~12日は4日連続で200人を超え、240人を超え…