中国の野望に言及、国際社会にその独善的行動への対処呼び掛けた読売


◆非難応酬の米中会談

 アンカレジ(米国アラスカ州)で18、19日の両日行われた米中外交トップによる初の直接会談は冒頭から、同盟国との結束を背景に新疆ウイグルや香港での人権侵害や台湾をめぐる中国の行動などが世界の秩序を脅かしていると迫る米国と、それらを内政だと突っぱね強権を誇示する中国の主張とが激しい非難の応酬を繰り広げ、議論は平行線のまま終わった。一方で、利害が重なる気候変動などの分野で協力を模索する動きも見せたものの、両大国の対立はトランプ時代の経済から、政治体制や国家理念そのものの対決へと新たな様相を見せ始めている。


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