編集局 
縦貫鉄道にかける期待と不安
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県は全国の都道府県で唯一鉄道がない。2003年に那覇市内に開業した沖縄都市モノレールは「軌道」と分類されるため、鉄道ではない。慢性的な交通渋滞の解消や観光客の交通手段として期待…

カリフォルニア化の憂鬱 Californification blues
カリフォルニア(以後、加州)人は、(地震の巣として知られる)サンアンドレアス断層に沿って鳴り響く轟音(ごうおん)の恐怖、ハリウッドのキラキラ光るティンセル、野性的な、北部の太平洋に真っ逆さまに滑り込まんばかりのカリフォ…

<めだかの学校は 川の中 そっとのぞいて …
<めだかの学校は 川の中 そっとのぞいて みてごらん みんなで おゆう ぎ しているよ>。茶木滋作詞、中田喜直作曲の「めだかの学校」は、小学1年 生が習う歌だ。学校に通い始めた1年生が、自分たちとメダカを重ね合わせるよ…

「オオタニ」に思い複雑
地球だより 大リーグのロサンゼルス・エンゼルスで投打に大活躍の大谷翔平選手。こちらでもテレビやスポーツ紙を中心に話題になっていて、「これぞ怪物」「翔(ショー)タイムが始まった」などと驚きを禁じ得ない様子で伝えている。実…

インド・米フォーラム アジア太平洋で影響力拡大する中国へ、対応で連携急務
インドのニューデリーで6、7の両日「インド米フォーラム」が開催され、参加者らは、中国のアジア太平洋地域での勢力拡大を受けて、米国とインドの軍事的関係の強化、民主主義と資本主義の理念に基づく開発・投資計画の促進の必要性が…


ルラ元ブラジル大統領が収監
10月の大統領選挙出馬は困難に 収賄罪などで禁錮12年1月の有罪判決を受けているブラジルのルラ元大統領(72)が7日夜(日本時間8日朝)、同国南部パラナ州のクリチバにある連邦警察に用意された特別施設に収監された。地元メ…


暴走する性教育、生命の尊厳より「避妊」「中絶」
指導要領無視、都教委が問題視 東京・足立区、区立中学の公開授業 「自分の性行動を考える」と題した公開授業が先月5日、東京都足立区の区立中学校で行われた。3年生を対象とした総合の人権教育として行われ、大学教授や教育関係者…

民間防衛論議、国民保護法を抜本的に見直せ
わが国を取り巻く安全保障環境の激変を受け、国土・国民をどう守るのか、防衛の在り方が問われている。 それにもかかわらず、国民自らはどう身を守るのか、いわゆる「民間防衛」に関する論議が欠落している。これは看過できない課題…


「うつ病にならない食習慣の科学」
国立精神・神経医療研究センター神経研究所の功刀浩氏が講演 ストレス科学シンポジウム(主催・公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンター)うつにならない「毎日を楽しく過ごすための工夫」が、このほど、早稲田大学小野記念館で…

軍事研究は平和を脅かす?
かつて「産学協同」研究が、「大学と独占資本との癒着」「大学教育の独占資本への奉仕」などと糾弾された時代があった。1970年代後半、各大学が創立◯◯周年記念事業のため企業募金を行うと、左翼学生たちが学内で関係教授たちを追…

75歳以上の運転者の認知症対策を強化した…
75歳以上の運転者の認知症対策を強化した改正道路交通法が昨年3月に施行されたのに伴い、75歳以上の運転免許の自主返納も急増している。2016年の16万2341人に対し、昨年は25万2677人と大幅に上回った。 それで…

水陸機動団、離島防衛強化へ役割大きい
南西地域の離島防衛強化のため、陸上自衛隊に先月末に新設された「水陸機動団」の発足式典が、相浦駐屯地(長崎県佐世保市)で開かれ、米海兵隊との共同訓練も公開した。 水陸機動団は離島が侵攻、占領された場合に奪還作戦の主力と…

最新調査で国境警備捜査官の大多数がトランプ氏の壁建設を支持 Border Patrol agents overwhelmingly support Trump’s wall in new survey
国境警備の捜査官たちは、米・メキシコ国境沿いへのさならなる壁建設に最大限の支持を表明している。 捜査官たちの労働組合「全米国境警備協議会(NBPC)」が行った調査によると、捜査官の大多数が戦略的な場所に「壁」を増やす…

日本から米大リーグのエンゼルスに移籍した…
日本から米大リーグのエンゼルスに移籍した二刀流の大谷翔平選手が、投手として1勝し、打者としても3試合連続のホームランを打つなど、ファンの度肝を抜いている。野球の本場で遜色のない活躍ができるのも、それだけ日本の野球が成熟…


歪められた沖縄戦史、隠蔽された『鉄の暴風』の誤報
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (1) 「梅澤少佐の不明死」 人はよく「戦争とは醜いものだ」と言う。だが、筆者は、最も醜いはずの戦争に中に、最も美しい人間の物語を発見し、数々の沖縄戦の物語を…

オスプレイ、横田配備で抑止力高めよ
米空軍のCV22オスプレイが、今夏にも米軍横田基地(東京都福生市など)に正式配備される。核・ミサイル開発を進める北朝鮮や海洋進出を強める中国を牽制し、抑止力を高める上で配備は不可欠だ。 段階的にCV22を計10機 …

EPA長官、腐敗指摘に「雑音」と反論 Pruitt decries ‘noise’ about corruption as ‘distraction’
非難にさらされている米環境保護局(EPA)のプルイット長官は4日、反論し、出張や住居をめぐる非難は、トランプ大統領の政策実行で上げた実績から関心を逸らすためのものだと訴えた。 プルイット氏はワシントン・タイムズのポッ…

春の陽気に誘われ、東京・六本木の国立新美術館…
春の陽気に誘われ、東京・六本木の国立新美術館に「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を観(み)に行った。スイスの実業家エミール・ゲオルク・ビュールレの印象派を中心としたコレクションから64点を展示している。 気…

フェイクに巨額の罰金
地球だより マレーシアでもフェイク(偽)ニュースが出回り、いわゆる炎上騒ぎが起きている。写真投稿サイト・インスタグラムに、整形手術にはまったアニメ好きの青年に対して根拠のない噂(うわさ)が流されたり、人間の顔に似た獣が…

“民族の血脈”南北鉄道、一日も早い復元を望む
韓国紙セゲイルボ 南北間の緊張緩和の雰囲気を迎えて、足踏み状態の南北鉄道の連結、離散家族の対面など、これまで中断されていた南北交流協力事業が本格的に推進されるように願う。特に実質的な統一のための準備作業という面から、最…

イラク日報問題、これ以上信頼を揺るがすな
政府が「存在しない」と説明していた陸上自衛隊のイラク派遣部隊の日報が見つかった問題で、陸自が昨年3月には存在を把握していたが、防衛相らには1年間にわたって報告していなかったことが判明した。 財務省の決裁文書改竄(かい…

人間生きていれば、問答をしないわけには…
人間生きていれば、問答をしないわけにはいかない。安政5(1858)年、問い質(ただ)したいことがあって、一橋慶喜が大老井伊直弼を江戸城に訪ねた。2人は初対面だ。慶喜は21歳、大老は43歳。 大仏次郎著『天皇の世紀』(…


エジプト大統領選、シシ氏が再選
投票率アップへあの手この手 3月26日から3日間行われたエジプト大統領選の結果が4月2日に発表され、シシ大統領が有効票中97%を獲得、再選された。有力対抗馬のいない選挙で政府は、投票率を上げようとあの手この手の動員策を…
