世界経済、財政で独英の協調実現するか


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 減速懸念が強まる世界経済の持続的成長にどう対応するか――。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の重要議題の一つである。

 その地ならしとして開かれた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、財政政策や金融政策、構造改革といった政策手段を総動員するという「国際版3本の矢」(麻生太郎財務相)では一致した。

 しかし、減速懸念の要因である「世界経済は需要不足」(スティグリッツ米コロンビア大教授)という状況の中で肝心な財政出動は、ショイブレ独財務相が「構造改革が決定的に重要だ」と異論を唱え、やはり足並みがそろわなかった。


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