アメリカ社会を蝕む「絶望死」
加瀬 みき 2020/1/28 写真|Viewpoint|北米・中南米 [会員向け]
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき
アメリカ経済は好調である。株式市場は右肩上がり、史上最高値が頻繁に更新される。失業率も昨年12月で3・5%と1969年以来の最低である。ところが一方では先進国の中で唯一平均寿命が短くなり、「絶望死」が大幅に増えている。
日本の平均寿命は84・1歳(2017年)で世界第2位、しかしアメリカは47位で78・54歳。14年の74・9歳をピークに以降下がり続けている。18年の死亡率は17年比1・22%増、17年は前年比1・24%増であった。
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