[安全保障]
日本のエネルギー安全保障と原子力発電の未来と課題を通じた考察-中村稔氏
世日クラブ講演要旨 エネルギーは安保問題 安全・供給・経済・環境、バランスを 原子力技術は抑止力 元原子力発電環境整備機構専務理事 中村稔氏 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤譲良(ゆずる)・近藤プランニング…
「日本ではスパイ合法」スパイ防止法制定を訴え・東京
中国などへの情報流出を阻止するため、スパイ防止法の早期制定を求める集会(主催・英霊の名誉を守り顕彰する会)が10日、東京都千代田区の星陵会館で開かれた。4人の講師が登壇し、スパイ活動に対し脆弱な日本の状況やスパイ防止法…
日米関係 日本は自主防衛力の向上を
米国の新しい駐日大使にラーム・エマニュエル前シカゴ市長が指名された。上院の承認を得られ次第、着任する。 アフガニスタンからの米軍撤収で、米国と日本をはじめとする同盟国や友好国との信頼関係が揺らいでいる。エマニュエル氏…
アフガン自衛隊派遣、活動妨げる平和憲法の呪縛
《 記 者 の 視 点 》 菅義偉首相が今月3日、自民党本部で開かれた臨時役員会で総裁選不出馬を表明し、自民党は一気に新総裁(次期首相)選びに動きだした。野党側も埋没を恐れて、衆院選公約の発表や「共通政策」締結などをア…
北ミサイル 敵基地攻撃能力を保持せよ
北朝鮮が新型長距離巡航ミサイルの発射実験に成功したと朝鮮中央通信が報じた。北朝鮮がミサイルの発射を公表したのは、今年3月に日本海に向けて短距離弾道ミサイルを発射して以来のことである。 北朝鮮は8月に韓国で行われた米韓…
日英共同訓練、自由海洋国家の連携強化を
陸海空自衛隊が沖縄南方海上で最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を中心とする英国の空母打撃群や米軍、オランダ軍と共同訓練を実施した。「ノーブル・ユニオン」と名付けられた今回の訓練では、クイーン・エリザベスと海自のヘリコプ…
日台連携強化で尖閣守れ-矢野義昭氏
世日クラブ講演要旨 台湾・尖閣有事 日本はいかに中国の侵略に対処するか? 日本安全保障研究会会長 矢野義昭氏 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス)の定期講演会が21日、動画サイト「ユー…
日台の連携強化で尖閣守れ 矢野義昭氏
世日クラブオンライン講演会 日本安全保障研究会会長 矢野義昭氏が講演 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良〈ゆずる〉・近藤プランニングス)の定期講演会が21日、動画サイト「ユーチューブ」のライブ配信を通じて…
マラバール 日米豪印は対中連携強化を
インド国防省は、毎年行っている海上自衛隊、米海軍との合同海上演習「マラバール」について、今年は西太平洋で実施すると発表した。 昨年に続きオーストラリアが参加する。豪州は近年、中国の台頭を懸念しており、ベンガル湾とアラ…
日英防衛協力 対中共同訓練を本格化せよ
海上自衛隊が英海軍の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を中核とする空母打撃群(CSG21)と、アフリカ東部ソマリア沖アデン湾で共同訓練を実施した。 自衛隊がクイーン・エリザベスと訓練するのは初めてのことである。 英空…
防衛白書 中国の動向に警戒強めよ
岸信夫防衛相が閣議で令和3年版の防衛白書を報告した。今回の白書は、中国の急速な軍備増強や東・南シナ海での軍事活動の活発化、さらにインド洋など遠方への行動拡大を踏まえ、これまでになく厳しい表現で中国を批判し、その動向に強…
麻生氏の発言、台湾有事への備え万全にせよ
麻生太郎副総理兼財務相が「中国が台湾に侵攻した場合、安全保障関連法が定める『存立危機事態』に認定し、限定的な集団的自衛権を行使することもあり得る」との認識を示した。 集団的自衛権行使も 存立危機事態とは、2015年…
太平洋・島サミット 米と連携し中国の進出抑えよ
日本と太平洋島しょ国・地域の首脳会議「太平洋・島サミット」が開かれ、菅義偉首相は年内に計300万回分の新型コロナウイルスワクチンを供与するなど支援計画を表明した。きめ細かい支援で太平洋の島国との絆をより強固なものとする…
米国防予算 対中国抑止を最優先
AI・極超音速 先端技術に投資 バイデン米政権は28日、2022会計年度(21年10月~22年9月)の国防総省予算として、7150億㌦(約78兆5000億円)を要求した。急速に軍拡を進める中国に対抗するため、人工知能(…
欧州艦隊 日本は安保協力を深めよ
欧州主要国が今年に入り相次いでインド太平洋地域に艦艇を派遣する動きを拡大している。艦艇は日本への寄港、自衛隊との共同訓練も実施する。日本も欧州諸国との安全保障協力を深めたい。 急速に強まる対中警戒論 欧州で対中警戒…
菅首相の「防衛力強化の決意」
元統幕議長 杉山 蕃 対艦攻撃能力の刷新必須 SSN対処、原潜装備の検討を 4月14日バイデン米大統領にとっては、最初の首脳会談となる菅首相との会談が行われた。実に結構なことと考えている。会食・ゴルフなしで、僅(わず)…
日米豪印プラス仏、枠組み拡大で対中圧力強化を
フランス海軍主導で海上自衛隊と米国、オーストラリア、インドの海軍が参加する海上共同訓練「ラ・ペルーズ」がインド沖ベンガル湾で行われた。 今回はインドが初めて参加したことで、インド洋を舞台に初の5カ国共同訓練が実現した…
インド太平洋構想の意味・意義とこの地域の安全保障-香田洋二氏
世日クラブ講演要旨 日米豪印で海洋進出抑えよ 元自衛艦隊司令官 香田洋二氏 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良(ゆずる)・近藤プランニングス代表取締役会長)の定期講演会が13日、動画サイト「ユーチューブ」…
ミサイル対処方策の決定に思う
元統幕議長 杉山 蕃 一層のイージス艦増艦を 陸自のデジタル化推進も必須 政府は12月18日、6月に断念した陸上配備型迎撃システム「イージスアショア」に代わる代替方策について閣議決定し公表した。6月以降数次にわたる国家…
敵基地攻撃能力 保有決定先送りの余裕はない
政府はミサイル防衛に関する閣議決定を行った。敵基地攻撃能力の保有をめぐっては「抑止力の強化について引き続き政府において検討を行う」との表現にとどめ、議論を先送りした。 しかし、先送りするだけの余裕があるのか。北朝鮮や…
各国海軍派遣、中国懸念する国際社会の抗議
インド太平洋地域へ主要各国が海軍を派遣し、公海自由の原則など海洋秩序の維持に向けたデモンストレーションを強めている。中国の海洋進出を念頭に共同訓練を行っている日本、米国、インド、オーストラリアに加え、英国、フランス、カ…
安保理は機能不全で、生物・化学安全保障は闇の中
2020年、新型コロナ大感染とも関連し、生物・化学兵器の問題、生物・化学安全保障の行き詰まりが、改めて浮き彫りになった。 10月、「オープンソサエティー正義のイニシアチブ」(OSJI)など、シリア内戦を追ってきたNG…
「憲法変遷」論適用すべき自衛隊
日本大学名誉教授 小林 宏晨 政府・議会が合憲と解釈 最高裁も明確に「無防備」否定 アメリカ大統領選挙が行われ、バイデン氏の勝利宣言が行われたが、トランプ氏の敗北宣言は11月30日時点でいまだ見られない。バイデン側では…