[世界の潮流] rss

オバマ米政権、「イスラム国」打倒の戦略不在

空爆継続も効果は限定的  オバマ米政権はイラクでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」への空爆を継続しているが、あくまで対症療法的な措置であり、イスラム国の勢力を大きく削(そ)ぐものではない。国際テロ組織アルカイダ以上…

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米大統領 「イスラム国」を過小評価、「二軍チーム」と断定

 イラクでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の勢力拡大を許した要因の一つとして、オバマ米政権がその脅威を過小評価していたことが問題視されている。オバマ大統領は今年1月、イスラム国をスポーツの「二軍チーム」に例え、国…

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勢力拡大する「イスラム国」

 オバマ米政権がイラクで勢力を拡大するイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」への空爆に踏み切った。2011年12月の駐留米軍撤収後、武力行使には慎重だった同政権が方針転換したのは、イスラム国の戦闘能力が放置できない…

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香港の親中派、「8月末金融街占拠計画」を封殺へ

 1997年7月、英国領から中国に返還され、50年間にわたる一国二制度による高度な自治が認められている香港が政治的に大きな転換点を迎えている。次期香港トップを選出する2017年の行政長官選に「普通選挙」を導入する案をめぐ…

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オバマ米大統領、イラク混乱の中でゴルフ

危機意識薄い印象広げる  イラクがイスラム教スンニ派の過激派武装組織の攻勢で危機に陥る中、オバマ米大統領が先週末、ゴルフに明け暮れていたことに批判が出ている。外交・安全保障問題に対するオバマ氏の関心の薄さを改めて印象付け…

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捕虜交換、政権浮揚の思惑外れる

オバマ・ホワイトハウス、変わらぬ政治優先  アフガニスタンの反政府勢力タリバンが拘束していた米陸軍軍曹1人の解放と引き換えに、オバマ米政権がタリバン幹部5人を釈放するという不釣り合いな取引に応じたのは、イラク・アフガン戦…

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韓国、客船沈没事故で総懺悔?

 先月、韓国南西部の珍島沖で発生した客船「セウォル号」の沈没事故。韓国では安全軽視や責任意識の欠如などがもたらした事実上の人災だったとする認識が広がり、韓国人全体に根付く間違った精神文化を正そうという機運も生まれている。…

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中国の圧力に屈したブルームバーグ、ニューヨーク・タイムズは「蓄財暴露」を継続

中国報道で分かれる対応  中国報道をめぐり、米有力紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)と金融情報大手ブルームバーグ通信の対応が分かれている。両社は中国指導部の親族による巨額蓄財を報じ、中国当局から圧力を受けていた。NYTは…

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オバマ米政権、海軍戦闘艦数を「水増し」

「危険な欺き」と有力議員  米軍の戦闘艦が瞬時に10隻増加――。米海軍はこのほど、艦艇数の算出方法を変更した。これにより、283隻だった戦闘艦の総数は293隻に。国防費の大幅削減によって海軍戦力が急速に縮小していることへ…

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ウガンダ大統領、反同性愛法案に署名

強気の裏にエイズ対策「ABC作戦」の成功  欧米諸国を中心に同性愛はもちろん同性婚を認める流れが強まってきている中、アフリカ中部ウガンダのムセベニ大統領は2月24日、同性愛行為者に最高で終身刑を科す「反同性愛法案」に署名…

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暗雲漂う米のアジア重視、国防費削減で対中抑止力低下

 米国防総省は最近発表した「4年ごとの国防計画見直し(QDR)」で、「リバランス(再均衡)」または「ピボット(基軸移動)」と呼ばれるアジア太平洋重視政策を継続する方針を示した。だが、国防費の大幅削減によって深刻な戦力低下…

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「純化」志向する米保守派、ワシントン郊外で年次集会

茶会系ポール氏が模擬投票1位  全米最大の保守派の年次集会「保守政治行動会議(CPAC)」が6日から3日間、ワシントン郊外で開催された。2016年の次期大統領選出馬をうかがう野党共和党の有力者たちが続々と登壇。参加者によ…

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「貧困との戦争」から50年の米国、自立より政府依存深める

 リンドン・ジョンソン米大統領が一般教書演説で「貧困との戦争」を宣言したのは、今からちょうど半世紀前の1964年1月のことだ。以来、貧困対策に20兆㌦以上が注ぎ込まれたといわれているが、貧困率が大きく改善されたわけではな…

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韓国地下組織事件に北工作機関と朝鮮総連の影

 今年9月に内乱陰謀罪などで逮捕・起訴された韓国極左野党・統合進歩党の李石基議員が率いてきたとみられている地下組織「R・O」が、北朝鮮対外工作機関225局と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)と事実上連携していた可能性が強ま…

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エジプトとトルコの外交摩擦

イスラム内の対立浮き彫り  エジプト暫定政権は11月23日、トルコのエルドアン首相が同暫定政権を批判したとして、駐エジプト・トルコ大使を追放した。トルコ政府も、駐トルコ・エジプト大使を追放したが、背景には、オバマ米政権の…

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宗派・セクト間の闘争拡大-イスラム教

穏健派指導者は収拾に動かず  レバノンの首都ベイルート南郊にあるイラン大使館前で19日、連続自爆テロがあり、同大使館員1人を含む23人が死亡、146人が負傷した。国際テロ組織「アルカイダ」系武装組織「アブドラ・アッサム旅…

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オバマ米大統領、もうレームダック?

オバマケア混乱で信頼失墜  オバマ米大統領が2期目の政権運営をスタートさせてからまだ1年もたたないが、早くもレームダック(死に体)化しているとの指摘が出ている。医療保険改革法(通称オバマケア)をめぐる失態で、支持率は急落…

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同性愛者差別禁止法案の背後にある米国リベラル派の思惑

職場から伝統的道徳観を排除  米上院は今月7日、同性愛者や性転換者らに対する職場での差別を禁じる「職業差別禁止法案(ENDA)」を可決した。性的指向や性自認(ジェンダー・アイデンティティー)を理由に、採用を拒否したり、解…

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北朝鮮の金正恩第1書記 いまだ“操り人形”

張氏の摂政下 軍で暴走も  北朝鮮の最高指導者・金正恩第1書記による本格的な統治が始まり間もなく2年が経過しようとしているが、金第1書記は実際には依然として陰の実力者で叔父の張成沢・労働党行政部長に背後で操られているとの…

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