勢力拡大する「イスラム国」


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「今や本格的な軍隊」

 オバマ米政権がイラクで勢力を拡大するイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」への空爆に踏み切った。2011年12月の駐留米軍撤収後、武力行使には慎重だった同政権が方針転換したのは、イスラム国の戦闘能力が放置できないレベルにまで向上しているためだ。(ワシントン・早川俊行)

 「イスラム国はもはや単なるテロ組織ではない。今や本格的な軍隊だ」――。

 ブレット・マクガーク米国務副次官補(イラク・イラン担当)は先月下旬、下院外交委員会の公聴会で、イスラム国の高い戦闘能力に深刻な懸念を表明した。


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