イラクで残虐行為続ける「イスラム国」


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指導力発揮できぬ穏健派イスラム

 イラクとシリアにまたがる地域にカリフ制イスラム国家の樹立を宣言したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国(IS)」の蛮行が続いている。イラク北部で支配地域を拡大、キリスト教徒やヤジディ教徒など少数派の虐殺を行い、シリアでは邦人の1人も拘束された。この異常で危険な信仰と思想に対し、本来は、穏健派イスラム指導者が先頭切って立ち向かい、正すべきであるが、その動きはあまりに鈍い。米国をはじめ国際社会も及び腰だ。
(カイロ・鈴木眞吉)


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