「道徳」検定教科書導入に思う


杉原 誠四郎

生徒指導の展望が必要

教育研究者 杉原 誠四郎

 中央教育審議会の道徳教育専門部会が去る8月7日、特別な教科として「道徳」を設置し、検定教科書を導入する方針を明らかにした。道徳教育の教科化は政府の教育再生実行会議で昨年2月提言されていたことで、中央教育審議会としてはやっと重い腰を上げたということだろう。

 かなりの道のりはあったが、道徳教育が教科化し、その教科書が検定教科書ということになるのは喜ばしい。だが、そこでいう検定教科書とはどんな教科書のことであろうか。そのことで提言したいことがある。


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