Date archive for 2021
ロシア 国産ワクチンへの消えない不安
ロシアで新型コロナウイルスに対する「世界初」の国産ワクチンの接種が進められているが、その安全性に対する国民の不信と不安は根強い。18日から全国民を対象にした大規模接種を行うことが決まったが、その背景には政治的意図も見え…
西田天香と維摩居士
悟りより人々の救済優先 一燈園・燈影学園名誉学園長 相 大二郎氏に聞く 京都・山科区に生活共同体の拠点がある一燈園を創始した思想家・西田天香は、仏弟子の中でも特に在家の維摩居士(ゆいまこじ)を尊敬していた。仏教立国を目…
中国海警船 2日連続領海侵入
国境警報 沖縄・尖閣沖 日本漁船に接近 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で14日、中国海警局の「海警」1隻が約9時間にわたり、日本の領海に侵入し、操業中の日本漁船に接近した。海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう…
金正恩氏の思惑 妹降格「米朝決裂の引責」
金正恩氏の思惑 北朝鮮第8回党大会(上) 金正恩氏の思惑 北朝鮮第8回党大会(下) 中国の支援で持久戦覚悟か 党大会では幹部の人事も発表されたが、最も関心を引いたのは正恩氏の妹・与正氏の降格だ。党の最高幹部は約30人い…
香港情勢、決して許されぬ「一国一制度」
香港では、高度な自治を保障した「一国二制度」が中国によって骨抜きにされ、自由と民主主義が踏みにじられる事態が続いている。 国際公約でもある一国二制度をないがしろにすることは決して許されない。 民主派53人の逮捕強行…
「団塊の世代」と呼ばれる世代が存在する。…
「団塊の世代」と呼ばれる世代が存在する。昭和で言えば、終戦直後に起きた第1次ベビーブームの22(1947)年~24年生まれ。現在は70代前半だ。 加藤典洋著『オレの東大物語』(集英社・昨年刊)によれば、この世代は「世…
中国ワクチン不要とは言えない現実ーブラジルから
地球だより 最近、街で出会う人に「新型コロナウイルスのワクチンを受けるつもりは」と質問することが記者の日課となっている。もちろん、ブラジルは感染拡大「第2波」の只中(ただなか)であり、質問をする相手は限られる。医療崩壊…
借金投資ブーム
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 投資と投機の違いは何か。私が行えば“投資”で、他人がすれば“投機”なのか。両方とも違う。ノーベル賞受賞者で近代経済学の父と呼ばれるポール・サミュエルソンは「まともな投資は、芝生が育…
米次期政権 気候問題を外交の中心に
バイデン次期米大統領は、新設する気候変動問題の大統領特使に上院議員時代からの盟友、ジョン・ケリー元国務長官を充てる。気候変動を国家安全保障や外交政策の中心に据える意思を示した人事だが、同盟国との連携を強めて中国に対峙(…
ワクチン開発で影響力拡大狙う露
ロシア研究家 乾 一宇 世界に先駆けて接種開始 英製薬大手と共同治験実施も ワクチンには感染症の発症や重症化を予防する効果がある。昨年末、欧米で相次いで新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。その皮切りはロシアであ…
「3年前の春」の日は、もうこない 対北朝鮮外交の再整備を
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮は朝鮮労働党の第8回党大会で米国に一方的に前向きな対北政策を要求しながら、非核化には言及さえしなかった。今月20日に発足するジョー・バイデン米新政権が、どんな対応をとるかで韓半島情勢はもう一度揺…
中国海警船4隻、今年初領海侵入 沖縄・尖閣沖
国境警報 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で13日、中国海警局の「海警」4隻が約2時間にわたり、日本の領海に侵入し航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は昨年12月26日以来で、今年初。 第11管区海上保安本部(那覇市)…
金正恩氏の思惑、「核」連呼で国内引き締め
金正恩氏の思惑 北朝鮮第8回党大会(上) 金正恩氏の思惑 北朝鮮第8回党大会(下) 米韓揺さぶりも道筋見えず 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は5日から12日まで開催した第8回党大会で、経済計画の未達成を認める一方、核兵…
米の台湾重視、中国牽制へ次期政権も堅持を
米国のポンぺオ国務長官は、外交官や軍人らによる台湾の当局者との接触を自主規制してきた米政府の内規を見直し、このような規制を全て無効にするとの声明を発表した。 自由と法の支配、人権尊重など基本的な価値観を共有し、民主主…
遅れた緊急事態宣言を一斉批判する中、医療体制再構築訴えた日経など
◆政府と自治体の失政 「感染抑制に軸足を移すことをためらい、場当たり的な対応で感染者を急拡大させた末の『切り札』である。菅首相は危機的状況を招いた政治責任を厳しく受け止め、今度こそ、国民のいのちと暮らしを守る責務を果た…
「小説というのは、そのもとになる出来事が…
「小説というのは、そのもとになる出来事がなければ、作れないものです」――。かつて小紙に小説「田沼意次」を連載した故村上元三さんが、連載終了後に気流子に語ってくれた。 例外がないと言いたそうでもあった。新刊の小説『19…
オランダでサンドイッチ没収
EU離脱で英国人運転手 英国の欧州連合(EU)離脱後、双方の新たな貿易協定でルールが変更される中、オランダの通関で、英国から来たトラック運転手のサンドイッチが没収され、話題になっている。オランダの国営TV、NPO1は、…
ツイッター自画像をトランプ氏に
ブラジル大統領三男 永久停止に抗議 ブラジルのボルソナロ大統領の三男で連邦下院議員であるエドゥアルド・ボルソナロ氏は11日、米ツイッター社がトランプ米大統領のツイッター・アカウントを永久停止したことに抗議するとして、自…
「安全軽視の人体実験」 中露のワクチン外交に非難の声
米国内で新型コロナウイルスのワクチン接種が進められる一方で、ロシアと中国が「ワクチン外交」を展開している。中露のワクチンは安全基準が疑問視されているが、欧米などの先進国が大手製薬のワクチンを確保する中で生まれた空白を利…
韓国慰安婦判決 係改善はもう望めないのか
またしても国際的常識を無視した判決が下された。ソウル中央地裁は韓国の元慰安婦ら12人が日本政府を相手取って起こしていた損害賠償請求訴訟で、日本政府に原告1人当たり1億ウォン(約950万円)の賠償支払いを命じる判決を言い…
不手際目立つ沖縄県の新型コロナウイルス対策
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年末から一部地域で時短営業を要請してきた沖縄県はこのほど、今月11日までとされた期限を31日まで延長した。こうした中、県当局がクラスター(感染者集団)の件数を4割以上少なく発表して…
消費が全国で最下位、沖縄の漬物事情
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 1月7日に日本列島を襲った寒波の影響で沖縄にも本格的な冬が訪れた。 寒い時に食べたくなる物といえば漬物だ。全国の食卓ではご飯のお供として添えられることが多いが、沖縄ではほとんど食…
バイデン氏は、癒やしの約束を守ってほしい Keep promises of healing, Mr. Biden
次に大統領になろうとしているすべての人は、大統領執務室に座る初めての日に、党派を超えて接触を図り、上手に振る舞い、米国人全員のために繁栄の道を共同で切り開いていく上で、計り知れない努力をするという約束をする。そういった…