Date archive for 1月, 2021

米国分断を投影した「プライムニュース」における古森・デーブ論争

◆演説と矛盾する弾劾  「赤(共和党のシンボルカラー)と青(民主党のシンボルカラー)、地方と都市部、保守主義とリベラルが戦う、この野蛮な戦争を終わらせねばならない」――バイデン米大統領の就任演説の一節だ。  今回の大統領…

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スポーツとメンタルは切っても切り離せない…

 スポーツとメンタルは切っても切り離せない関係だが、特に大一番と言われる試合はそうだ。新型コロナウイルス禍の中、無観客で行われた全日本卓球男子シングルスの決勝、及川瑞基選手(木下グループ)と森薗政崇選手(BOBSON)と…

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乳幼児教育支援の在り方見直しを

麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 「子育ての質」高める政策に 「非認知能力」「共感性」を育め  菅総理は「自助、共助、公助、そして絆」という政策理念を掲げたが、自民党が昭和54年に「研修叢書(そうしょ)」として出版した…

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接続水域に中国海警、4隻 沖縄・尖閣諸島周辺

国境警報  第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)は23日、石垣市の尖閣諸島周辺の領海外側の接続水域に中国海警局の「海警」4隻がとどまっていると発表した。尖閣周辺の接続水域で中国海警船が確認されるのは6日連続。  4隻は…

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中国海警法成立、尖閣周辺の挑発激化に警戒を

 中国海警局の武器使用を含む任務と権限を定めた「海警法」が成立した。  海警局の船舶は沖縄県・尖閣諸島周辺で日本領海への侵犯を繰り返し、日本漁船を追尾するなどの事案も生じている。法整備による挑発激化に警戒を強める必要があ…

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「ロックダウンは効果なし」で科学者が一致 Scientists agree: Virus lockdowns don’t work

 米サウスダコタ州のクリスティ・ノエム知事らロックダウン(都市封鎖)反対派はこれまで、新型コロナウイルス対策で科学を無視していると批判されてきた。だが、スタンフォード大学の研究者たちが最近公表した研究結果は、ロックダウン…

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新型コロナウイルスのワクチン接種、リスク判断を読者に投げたアエラ

◆「儲からぬ」重症患者  日本は病床数が多く、半面、欧米に比べて感染者数は桁違いに少ない。なのに「医療崩壊」が叫ばれている。何が問題なのか。週刊現代(1月23日号)がズバリ切り込んだ。「医療崩壊のウソと現実」の記事である…

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年齢の感覚というのは不思議なものである…

 年齢の感覚というのは不思議なものである。10代の時には50代や60代というのは年寄り、老人だと感じていたことを覚えている。自分がその年齢になるということさえ信じられないほど。  ところが、いざ自分がその年代になってみる…

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ビル・ガーツ氏

中国 米大統領選に干渉か

国家情報長官 正確な情報伝えられず  米国の情報機関を統括する国家情報長官のジョン・ラトクリフ氏は、政権交代に伴う退任直前の7日、情報機関の分析官らが昨年11月3日の大統領選への中国の干渉を過小評価し、政治判断に影響を及…

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ジェノサイド認定 中国への国際的圧力強めよ

 米国のトランプ前政権のポンペオ前国務長官は政権最終日、中国政府によるウイグル族ら少数民族への迫害について「ジェノサイド(民族大量虐殺)」および「人道に対する罪」であると認定した。バイデン新大統領が国務長官に指名したブリ…

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「立憲民主」衆院選準備、低支持率続くも票は増加へ

合流後200人以上の候補擁立  今年は衆院選があり、夏に東京都議選がある。普通ならば年頭の各党機関紙には選挙に決起を促す記事で埋まるところだが、コロナ禍にあってどの党も感染対策が筆頭で選挙は目立たない。立憲民主党の月1回…

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「自由民主」緊急事態条項、コロナも大震災も後手に

「自由民主」緊急事態条項、コロナも大震災も後手に

憲法に根拠置く発令制度を  自民党の機関紙「自由民主」は、緊急事態宣言再発令に当たり「感染拡大を食い止める」(1・19)と菅義偉首相の記者会見での発言を大見出しに取った。年が明けても昨年来の新型コロナウイルス感染対策が政…

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バイデン米政権誕生、対中強硬姿勢は本物か

《 記 者 の 視 点 》  米国でバイデン政権が発足した。大統領就任式の当日に「パリ協定」への復帰、世界保健機関(WHO)脱退取り下げなど、17の文書に署名し“脱トランプ”色を鮮明にした。就任演説はほぼ国内問題に費やさ…

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厳重な警備で就任式見られず Spectators strain to get glimpse of Inauguration Day

 フロリダ州のレオンハード・ペノさんは、バイデン大統領の就任式を見ようと首都ワシントンを訪れたが、警戒地区の外から見えた景色は「まさに戦争映画」だったという。  18歳のペノさんは20日、「自分の目で大統領を直接見るのが…

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新型コロナウイルスの感染拡大で地方移住…

 新型コロナウイルスの感染拡大で地方移住への関心が高まっている。小紙の元旦号第2部でも特集した。宝島社の月刊誌「田舎暮らしの本」2月号では「2021年版 第9回住みたい田舎ベストランキング」が発表された。  移住定住の推…

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真摯なコンビニ店員ーネパールから

地球だより  日本に帰国した際、ある街の駅前のコンビニに行った時のことである。買い物客の列に並んでいるとレジから非常にハキハキとした声が聞こえてきた。それは、ネパール人の青年店員であったのだが、買い物客に丁寧な対応に努め…

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大事にしたい家庭的環境

認知症ケア 秋田市認知症グループホーム連絡会ケアパートナーズ会長 菊池 朋氏に聞く  高齢化社会の日本では認知症になる可能性が高い。介護施設の現状はどうなのか。大別して8種類ほどある高齢者施設のうち、急速に普及し、全国で…

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「国民の団結に全霊捧げる」 バイデン米大統領就任

 米民主党のジョー・バイデン新大統領(78)は20日、首都ワシントンの連邦議会議事堂前で行われた就任式で宣誓し、第46代大統領に就任した。連邦議会議事堂前で行った就任演説で、「米国を一つにし、国民を団結させるために全霊を…

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バイデン大統領就任、米国と世界の命運を左右

 新型コロナウイルス禍、極度の政治的分断、中国の覇権の野望…。米国の大統領は、誰もが大きな重責を背負ってその座に就く。だが、近代の米政治史の中で、ジョー・バイデン氏以上に深刻かつ重大な課題に直面する中で就任した大統領はい…

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バイデン氏就任、社会分断の深刻化で前途多難

 ジョー・バイデン氏が第46代米大統領に就任した。4年ぶりの民主党政権誕生だ。ケネディ元大統領以来のカトリック系大統領で、歴代最高齢である78歳の就任となる。  就任式の演説では「すべての国民を団結させることに全霊をささ…

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正月に吉田満著「戦艦大和の最期」…

 正月に吉田満著「戦艦大和の最期」(角川文庫『戦艦大和』所収)を読んだ。何度も読んだのでストーリーは分かっている。が、今回もいろいろ感じるところがあった。  1952年に発表されたこの傑作を、45年9月に復員した直後、半…

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スンニ派総本山アズハルーエジプトから

地球だより  エジプトにある世界的組織の中で、超重要と思われる組織の一つに、イスラム教スンニ派総本山である「アズハル」がある。重要でありながらも、日本ではほとんど知られていない。  イスラム教スンニ派の総本山であり、その…

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養子の“返品”

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  2年前、米国の映画女優アンジェリーナ・ジョリーが仁川空港でわんわん泣いた。彼女は息子のマドックスと別れる時「あまりにも泣いたので、息子は恥ずかしいだろうと思った」と当時を回想した。…

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