バイデン米政権誕生、対中強硬姿勢は本物か


 米国でバイデン政権が発足した。大統領就任式の当日に「パリ協定」への復帰、世界保健機関(WHO)脱退取り下げなど、17の文書に署名し“脱トランプ”色を鮮明にした。就任演説はほぼ国内問題に費やされ、外交・安保問題は、①同盟関係を修復し、再び世界に関与②模範の力を示し先導③平和と進歩、安全保障のための強力で信頼されるパートナーに―との宣言のみ。

 政府や外交専門家は、新政権の「国際協調と同盟重視」「予測可能な伝統的な外交安保政策への回帰」などへの期待が強いが、日本の外交・安保にバイデン政権の登場が吉と出るかどうかは予断を許さない。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ