Date archive for 6月, 2019
首相イラン訪問、緊張緩和へ日本の力生かせ
イラン情勢をめぐって緊張が高まっている。イラン核合意に関する米国とイランの対立が根底にあり、イラン、米国双方と関係が良好な日本の強みを生かし、日本の外交をアピールする好機だ。 米大統領の意向伝える 安倍晋三首相はイラ…
奈良の都、平城京の心臓部だった平城宮跡…
奈良の都、平城京の心臓部だった平城宮跡歴史公園に行って驚いた。復元された大極殿の南側に、工場のような大きな建物が二つ建っていたからだ。実はこれ、昨年から本格復元工事が始まった南門のための施設。 大極殿は天皇の即位や元…
漂泊の俳人・尾崎放哉と西田天香
「路頭」生活にひかれた放哉 燈影学園長 相 大二郎氏に聞く 「咳をしても一人」で知られる漂泊の自由律俳人・尾崎放哉(本名・秀雄)の命日に当たる4月7日、終焉(しゅうえん)の地、香川県土庄町にある放哉ゆかりの小豆島霊場5…
ロシアで進む“プーチン独裁”
リベラル派、ウクライナ大統領選に失望 ウクライナでコメディアン出身のゼレンスキー大統領が誕生したことを受け、ロシアやウクライナのリベラル派などでは「スラブの国々(ロシア、ウクライナ、ベラルーシ)に成熟した民主主義が実現…
晴れ舞台の卒業式の日
地球だより 6月1日土曜日、全国の高校で卒業式が行われ、約2万5000人が卒業した。その日は、1教科につき6時間にも及ぶ卒業試験をパスした高校生たちの晴れ舞台の日だ。 午前中は卒業式。一人一人に高校を卒業した証しであ…
横浜市の神奈川近代文学館で「江藤淳展」…
横浜市の神奈川近代文学館で「江藤淳展」(7月15日まで)が開催されている。没後20年を記念した企画だ。文芸評論家の江藤は1999年7月21日、神奈川県鎌倉市の自宅で自殺した。享年66。 見学しながら「批評家の展覧会は…
特権化される「報道の自由」
世日クラブ 政治ジャーナリスト 安積明子氏が講演 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良〈ゆずる〉・近藤プランニングス代表取締役)の定期講演会が13日、都内で開かれ、政治ジャーナリストの安積明子氏が「報道の自…
日本タンカー、ホルムズ海峡近くで砲撃受ける
乗組員らは無事 原油輸送の大動脈である、イランのホルムズ海峡近くで13日午前6時45分(日本時間午前11時45分)ごろ、日本の会社が運営する石油タンカーなど2隻が砲弾による攻撃を受けた。日本の経済産業省は、日本関係の貨…
地上ミサイルの「要塞」で中国を封じ込め
米シンクタンク、対中国で新戦略 占領の「既成事実化」阻止 米有力シンクタンク、戦略予算評価センター(CSBA)は先月下旬、中国が増強する「接近阻止・領域拒否」(A2AD)能力に対抗するため、米軍の新たな作戦構想を発表し…
孔子学院、日本政府も警戒を強めよ
米国の大学では、中国政府が中国語学習や文化紹介のために世界中に設置している教育機関「孔子学院」を閉鎖する動きが続いている。 孔子学院は運営の不透明さが指摘され、スパイ活動に関与しているとの疑いもある。閉鎖されるのは当…
米中の覇権争いに霞む「5G強国」
韓国紙セゲイルボ 火事場見物を決め込む韓国政府 米中貿易戦争が燎原の火のように広がりファーウェイに燃え移った。昨年、4192億㌦に達した米国の対中貿易赤字はもはや周辺話題だ。 「ファーウェイ封鎖」はどこまで広がるだろ…
祭り祝うも火事が心配
地球だより イスラエルでは5月22日の夜、ユダヤ教の祭り「ラグ・バオメル」を祝った。過ぎ越しの祭りから数えて33日目に当たるこの日、学校は休みになるが、店や官庁などは平日通りだ。ラグとはヘブライ文字数秘術のゲマトリア数…
「沖縄県民は先住民」撤回を
沖縄フォーラムの仲村理事長 国連の自由権規約委員会が2008年、日本政府に「琉球・沖縄の人々を先住民族と認めて、その権利を保護すべき」とした勧告が沖縄県民の人権を侵害するとして、日本沖縄政策研究フォーラム(仲村覚理事長…
高試合格者の転落
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 高試(かつて高級公務員、法曹、外交官などの資格付与のため行われた国家試験=高等考試の略語)合格は出世の保証手形だ。行政高試(現、国家公務員5級公開採用試験)に合格すれば、5級事務官…
対台湾政策を変えたアメリカ
平成国際大学教授 浅野 和生 中国民主化の前提崩れる 「平和的話し合い」の神話放棄 外交は合理的な合意の積み重ねで成り立つものとは限らない。時には、相互に矛盾する合意をすることも、矛盾の上に関係を継続することも、外交テ…
開城工業団地の再開働き掛け、韓国企業家らが訪米
韓国・北朝鮮共同事業の開城工業団地に工場を持つ韓国の企業家グループが、経済制裁で操業が停止されている団地の再開へ米国への働き掛けを強めている。代表団は今週、ワシントンを訪問、連邦議会議員らと面会し、朝鮮半島の緊張緩和と…
米朝会談1年、正恩氏から「温かく素晴らしい書簡」
トランプ氏、対話継続に意欲 トランプ米大統領は11日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長から10日に「とても温かく、素晴らしい書簡」を受け取ったと述べ、「正恩氏との関係は非常に良好だ。とても前向きなことが起きるだろう」と対…
皇陛下御夫妻 孝明、明治天皇陵を御参拝
退位報告、一連の儀式終えられる 京都市を訪問中の上皇陛下御夫妻は12日、孝明天皇陵(東山区)と明治天皇陵(伏見区)を参拝し、4月末で退位したことを報告する「親謁の儀」に臨まれた。3月12日から始まった退位に伴う一連の儀…
「反保護主義」打ち出せなかったG20閣僚会合に厳しい批判の毎日、日経
◆米中トップ会談次第 「反保護主義言えぬ無力さ」――。今月8、9両日に福岡市と茨城県つくば市で開かれた20カ国・地域(G20)の二つの閣僚会合に対して、11日付の各紙社説の中で最も論調が厳しかった毎日の見出しである。 …
昨年は音楽家ロッシーニの没後150年で、日本…
昨年は音楽家ロッシーニの没後150年で、日本でもこれを記念してオペラ公演など40件以上の演奏会が行われた。11月には、東京文化会館小ホールで記念展示も開催。 それらの記録が、先月末刊行された日本ロッシーニ協会紀要『ロ…
米との戦争回避へ仲介期待、安倍首相がイラン訪問
2015年7月締結の「イラン核合意」から、トランプ米大統領は18年5月、離脱した。同大統領はさらに、規制を免れていたイランの弾道ミサイル開発や、テロ支援活動を封殺すべく、経済制裁を18年11月再発動、その時点で8カ国を…
骨太方針原案、氷河期世代正社員化に全力を
政府が経済財政諮問会議で示した経済財政運営の指針(骨太の方針)原案は、いわゆる「就職氷河期世代」の正規雇用化を柱に据えている。 高齢化と人口減少の時代に入ったわが国の社会保障制度を支える労働者を増やすとともに未婚率の…
韓国メディアよ、自己批判もしながら頑張れ
韓国メディアも最近急に日韓関係を心配し、文在寅政権の日本無視を批判し出したが、政府批判と同時に自省もしてほしい。 私は新聞記者時代、韓国人記者に親近感を持っていた。40年前のタイ駐在時、金さんという、日韓併合下で育ち…