Date archive for 6月, 2019
川崎殺傷事件で、トリアージの成果や誤った報道を取り上げた各誌
◆秋葉原事件が生きる 19人が被害に遭った川崎市の殺傷事件から1週間以上経(た)った。各誌とも突発事への対処の仕方について力を注いでいる。 女性セブン6月13日号の記事「51才殺人鬼―」の中では「救急隊が到着すると、…
出生率低下、未婚率の上昇を抑えたい
厚生労働省が公表した2018年の人口動態統計によれば、1人の女性が生涯に産む子供の推計人数を示す「合計特殊出生率」は1・42で、前年を0・01ポイント下回り、3年連続で低下した。 少子化やそれに伴う人口減少は国力の衰…
雨模様の空を見上げながら傘を持ち、道路を…
雨模様の空を見上げながら傘を持ち、道路を駅の方へ向かうと、同じように傘を持った人々が歩いている。梅雨の季節特有の光景だが、そこにツバメが風を切るように飛び交っている。 ヒナの鳴き声も軒先から聞こえてくる。毎年の光景な…
携帯電話「分離プラン」 5G普及をどう進めるのか
《 記 者 の 視 点 》 いわゆるガラケーをまだ使用している。用途がまだガラケーで何とか間に合っているからだ。世間はもちろん社内でもガラケーは少数派で、ガラケーだった同僚もいつの間にかスマホ派に転向し、家族内では息子…
トランプ氏再選へ厳しい道のり―世論調査 Election polls show rough road for Trump
トランプ大統領は、2020年大統領選の勝敗を決するとみられる重要州で支持率を下げている。世論調査によると、共和党の地盤であるテキサス州やアリゾナ州でも問題が起きていることが分かる。 投票日はまだ先であり、トランプ氏支…
翁長知事国連訴訟の真相 権限逸脱した国連演説
《 沖 縄 時 評 》 請求期限超過に正当な理由 資格欠如隠した2紙 「翁長知事国連演説訴訟」の控訴審判決が5月9日、福岡高等裁判所那覇支部で言い渡され、大久保正道裁判長は原告側の控訴を棄却した。 これは、故翁長雄志…
清流に棲(す)む鮎は、日本を代表する川魚…
清流に棲(す)む鮎は、日本を代表する川魚。その香りのよさから、香魚(こうぎょ)の異名もある。岐阜県は日本一の鮎の生産量を誇り、平成27年には「清流長良川の鮎」が世界農業遺産に登録された。 その長良川で鵜(う)飼いを観…
米陸軍、極超音速兵器を5年以内に配備
中露に対抗 米陸軍の緊急能力開発・基幹技術室の室長、ニール・サーグッド中将は、ロシア、中国に対抗するための極超音速ミサイルを5年以内に実戦配備する計画であることを明らかにした。緊急能力開発室は、地球上のいかなる場所も1…
北ウラン濃縮、揺さぶり戦術は通用しない
北朝鮮が寧辺にある核施設でウラン濃縮を継続している可能性が高いという分析結果を米国の研究サイトが発表した。米朝首脳が非核化を約束したシンガポールでの初会談から間もなく1年が過ぎようとしているが、北朝鮮は非核化に向けた国…
岐阜を日本一の鮎王国に
岐阜県議会議員 玉田 和浩氏に聞く ピンポイントの観光振興ではなく中部北陸圏全体を底上げしようと始まった「昇龍道プロジェクト」。岐阜はその中でも要衝の地だ。「岐阜を日本一の鮎(あゆ)王国」にすることがライフワークの岐阜…
路地裏パワー、運河の早舟
地球だより バンコクは繁華街やビジネス街の表通りの活気は半端じゃないが、路地裏も結構、にぎわっている。それは駅前といえどもシャッター街が続き、子供が路地裏で遊ぶこともまれになった日本とは好対照をなす。 その路地裏では…
上皇陛下御夫妻、大正天皇陵に
退位に伴う「親謁の儀」 上皇陛下御夫妻は6日午前、大正天皇の多摩陵(東京都八王子市)を参拝し、4月30日をもって退位したことを報告された。 参拝は「親謁の儀」と呼ばれる退位に関する儀式の一つで、御夫妻はこれまでに伊勢…
南シナ海踏まえ安保協力、ドゥテルテ比大統領が3度目の訪日
フィリピンのドゥテルテ大統領が5月28日から、就任して3度目となる訪日を行い、安部晋三首相との首脳会談で防衛協力などの分野について話し合った。ドゥテルテ氏はまた、日本企業に対しても積極的にフィリピンへの誘致を働き掛け、…
自動運転事故、人間の役割の重要性は不変
横浜市磯子区の新交通システム「シーサイドライン」新杉田駅で、自動運転の列車が逆走して車止めにぶつかり、乗客14人が重軽傷を負った。 鉄道業界は自動運転に力を入れているが、安全確保が第一であることを忘れてはならない。 …
FCA、ルノーとの統合案撤回
世界首位メーカー誕生ならず 欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、仏ルノーに提案していた経営統合案について、5日夜(日本時間6日未明)の協議でルノーが決定を保留した直後に統合の提案を撤回…
「私も弟も、自分の不運を嘆いたことは一度も…
「私も弟も、自分の不運を嘆いたことは一度もありません。嘆くというのは、虫のいい考えです。(略)覚悟がないのです」。作家車谷長吉(ちょうきつ)(2015年没、享年69)の「人生相談」での回答の一節だ。 「虫がいい」「覚…
10月にボリビア大統領選、現職のモラレス氏が憲法無視して4選出馬
独裁化恐れる有権者 今年10月に南米ボリビアで大統領選挙が実施される。現職の反米左派エボ・モラレス大統領(56)は先月18日、中部カラスコ県チモレで4選を目指して大統領選挙に出馬することを表明した。しかし、4選出馬には…
今年で最後のバイク大行進
地球だより 5月最後の日曜日、首都ワシントン近郊で車を運転していると、轟音(ごうおん)を立てながら行進するバイク集団に出会った。一行は、ハーレーダビッドソンなどの大型バイクに乗り、首都を目指して疾走。通過するのを待つた…
ドナウ川のアリラン
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 数万里の異国でも彼らの霊魂は寂しくなかった。韓国人26人をのみ込んだドナウ川で一昨日夕、切ない『アリラン』の歌声が響き渡った。追悼に訪れた1000人余りのハンガリー人が事故現場付近…
2局面が混在するチベット
中央アジアコーカサス研究所所長・前国連大学学長上級顧問 田中 哲二 依然厳しく治安を維持 市民生活向上策は一定の効果 4月末から5月にかけて上海、西安経由でチベットを訪問してきた。「令和」のスタートはチベットのラサで迎…
宇宙防衛へ新指針が必要
米宇宙軍次期司令官 中露に対抗訴え 統合軍として新設される米宇宙軍の司令官に指名されているジョン・レイモンド大将は4日、上院での公聴会で、ロシアと中国が宇宙進出を進めており、従来の宇宙防衛指針では、宇宙空間での米国の優…
韓国外交、戦略的な決断を下す時
韓国紙セゲイルボ 米国側に立ち対日関係修復を 韓国外交は乱脈の様相だ。北朝鮮との関係に過度に焦点を置くあまり、周辺国との外交がますます難しくなっている。米国、中国、日本など4強外交は方向性を喪失したまま流れている。 …
天安門事件30年、共産主義体制を直視せずに中国の「異質さ」を説く毎日
◆各紙 「期待」を反省 「経済発展しても中国は民主化しなかった」「期待は誤りだった」。天安門事件から30年を迎えた6月4日、各紙の社説には反省の弁が溢(あふ)れた。 この間、中国は力による“体制の安定”を確保した上で…