Date archive for 3月, 2019

INF条約失効へ、米は中露の脅威への対処急げ

 ロシアのプーチン大統領は今月に入って、冷戦時代の1987年に米国との間で締結された中距離核戦力(INF)全廃条約の履行停止を命じる大統領令に署名した。  米国は既に今年2月、10年以上にわたるロシア側の条約違反を理由に…

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社会主義に対する民主党大統領候補の姿勢を問うトランプ氏 Trump eager to debate Democratic challenger on socialism

 トランプ米大統領は「メーク・アメリカ・グレート・アゲイン(米国を再びに偉大に)」を掲げて選挙を戦った。今は「米国の資本主義を守る」ために選挙運動をしている。  トランプ氏は中国、北朝鮮の共産主義の指導者とディールを結ぼ…

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「同性婚」で「好きな人と結婚したいだけ」と幼稚な結婚観披歴した報ステ

◆婚姻障害定めた民法  「同性婚」が認められないのは、婚姻の自由や法の下の平等を保障する憲法に反するとして、国家賠償を求めて同性カップル13組が2月14日、一斉提訴した。この日夜、NHK、テレビ朝日をはじめLGBT(性的…

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「空のほか何も映らず春の水」(高浜年尾)…

 「空のほか何も映らず春の水」(高浜年尾)。春と聞いても、なかなか実感が湧かない。梅の花も、まだ寒さが残っている感じがする。その意味で、春の暖かさを感じさせる花は桜かもしれない。  桜の開花は関東地方では今月下旬からのよ…

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両陛下、即位30年の特別展に

 天皇、皇后両陛下は8日午前、皇居内の三の丸尚蔵館を訪れ、天皇陛下の即位30年と結婚60年を記念した特別展「御製・御歌でたどる両陛下の30年」を鑑賞された。  両陛下が年始恒例の「歌会始の儀」に寄せてきた和歌を中心に、こ…

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繰り返された県民投票、愚民迎合より悪質な詐欺

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (45)  「反戦政治家・大田昌秀氏の正体」と表紙を飾るセンセーショナルな特集記事が出た。ほかでもない、1996年10月号の「文藝春秋」だ。取材班は作家の真神博…

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拉致問題解決、金正恩氏の説得に乗り出せ

 ベトナムのハノイで行われた2回目の米朝首脳会談でトランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に日本人拉致問題を提起したことを受け、安倍晋三首相は同問題解決に向け改めて意欲を示した。日本としては正恩氏の対話路線を好機…

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辺野古・県民投票分析、民意は移設容認にあり

辺野古・県民投票分析、民意は移設容認にあり

《 沖 縄 時 評 》 「6割が反対せず」に重み 「圧倒的」は事実誤認  「反辺野古の圧倒的民意を示す」。これが共産党や社民党などで作る「オール沖縄」のスローガンだった。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を問う沖縄県…

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教育の場で正しい道徳観を

 親が子を殺す…恐ろしい世の中になったものである。小学4年の栗原心愛(みあ)ちゃん(10)が、自宅の浴室で、心肺停止の状態で見つかった、という事件が新聞・テレビで報道され、その詳細が知りたくて、私は週刊誌を買い、その記事…

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かつて力道山やジャイアント馬場らと対戦し…

 かつて力道山やジャイアント馬場らと対戦し、日本にプロレスブームを巻き起こした覆面レスラー「ザ・デストロイヤー」本名リチャード・ベイヤーさんの訃報が米国から届いた。88歳だった。  デストロイヤーと言えば「足4の字固め」…

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「脱原発」でいいのか?

トリウム原子炉 もう一つの選択肢 テクノロジスト 金子 和夫氏に聞く  電力を安定供給して産業を下支えするエネルギー政策こそは、国家の将来をも決定しかねない重要事項だ。東日本大震災後、原発は受難の時を迎えているが「脱原発…

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露大統領が年次教書演説

 ロシアのプーチン大統領は2月20日、上院で、15回目となる年次教書演説を行った。対露経済制裁などで国民生活が苦しくなる中、社会保障や生活向上などのテーマに大半を費やした。しかし、昨年の演説と同様に新型兵器に言及すること…

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年長者もスキーホリデー

地球だより  2月下旬から3月上旬にかけて、フィンランドの学校では1週間のスキーホリデーがある。ただ面白いことに、このスキーホリデーは地域ごとに期間が異なる。ヘルシンキなど南部地域から始まり、その後時期は北上していく。 …

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ビル・ガーツ

米、南シナ海で比防衛約束

 ポンペオ米国務長官は、南シナ海の領有をめぐって対立する中国がフィリピンの船舶などを攻撃した場合、米比相互防衛条約に基づきフィリピンを防衛することを約束した。これまで米国は、南シナ海を同条約の適用対象とは表明しておらず、…

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ベネズエラ政府が独大使に国外退去要請

「暫定大統領」の帰国支援で  南米ベネズエラ政府は6日、在ベネズエラのドイツ大使を「好ましからざる人物(ペルソナ・ノン・グラータ)」として、国外退去を要請した。48時間以内にベネズエラから退去する必要があるとしている。 …

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朝米実務交渉やり直し、非核化の概念明確に

韓国紙セゲイルボ  朝米首脳の2回目の“核談判”が合意文すら出せずに決裂した。今後、非核化の動きを蘇(よみがえ)らせようとするなら次の点に留意しなければならない。  まず、第2回会談後に漂流する恐れがある実務交渉を「やり…

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ゴーン被告保釈、事件の全容解明につなげよ

 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が保釈された。  ゴーン被告は一貫して無罪を主張しており、初公判前に争点などを絞り込む公判前整理手続きが始まっていない段階での保釈は異例だ。 居住制限などの条件付き  ゴーン被告は…

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秘密核施設「分江」明らかに

北ミサイル発射場復旧 トランプ氏「失望」  トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスでの会見で、北朝鮮のミサイル発射場で復旧の動きがあると伝えられたことについて「失望した」と表明、一方で「まだ初期段階の報告」と、さらに情勢…

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かつては指をなめた手で本や書類のページを…

 かつては指をなめた手で本や書類のページをめくる光景をよく見掛けた。だが、そんな機会は最近少なくなった。  映画「砂の器」(1974年公開)の一場面。大阪市内の区役所を訪ねた丹波哲郎扮(ふん)する刑事が、ある男の戸籍を見…

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横行する“偽の安保”に憤慨せよ

韓国紙セゲイルボ 在韓米軍追い出し狙う北朝鮮  ハノイで朝米首脳が北核をめぐり綱引きをしたが三つの盲点がある。まず、米国は北朝鮮が核を何個持っているか把握していない。2番目に、核弾頭を北が隠せば探す方法がない。最後に交渉…

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英、ヒズボラをテロ組織に指定

 英政府が、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの軍事部門だけでなく政治部門も違法として全ての活動を禁止した。また、中東をさらに不安定化させたとして、ヒズボラをテロ組織に指定した。これらの決定を受け、イスラエルのネタ…

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伝統的な家庭の味

地球だより  イスラエルの代表的なファストフードといえばファラフェルだ。物価の高いイスラエルだが、リーズナブルな値段で食べられるのはありがたい。  お店で注文すると、すりつぶしたヒヨコ豆にさまざまなスパイスを混ぜ、油で揚…

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低下するロシア軍の人的能力

ロシア研究家 乾 一宇 徴兵人口・達成率が減少 費用かかる志願兵増加も困難  国際社会で、最近のロシアは、力による行動で、意図を達成しようとしていると見られている。その有力な手段であるロシア軍、その構成要素の人的能力を検…

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