Date archive for 2018

佐川氏証人喚問 解明の舞台、他に移す時

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書を財務省が改竄(かいざん)した問題で、衆参両院の予算委員会は佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問を実施した。佐川氏は改竄について安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相の指示を明…

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「軍命」は援護法のための後付け

慶良間の集団自決から73年、「軍命」は援護法のための後付け

沖縄戦聞き取り調査第一人者 作家・星 雅彦氏に聞く  第2次世界大戦末期の沖縄戦で米軍の沖縄本島上陸前に激戦となった慶良間諸島で、1945年3月25日には座間味島、28日には渡嘉敷島で住民が集団自決をした。戦後、何度も現…

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傾いた石垣島の悲しい伝説の岩

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  石垣市で地元の人々に愛され、観光スポットになっている「野底(ぬすく)マーペーが 傾いた」。石垣市は1月末、野底岳、別名「野底マーペー」山頂の岩が傾いていることを確認。さっそく地元で…

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ペンシルベニアの戦いはまだ終わらない The last hurrah in Pennsylvania

 (往年のヤンキースの名キャッチャー)ヨギ・ベラがかつて私たちに気付かせたように「本当の終わりが来るまでは終わりではない」のだ。別の哲学者は、かつて、「希望は永遠に湧き出る」と語った。  哲学者の名言を持ち出した趣旨は、…

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鳴り物入りで行われた佐川宣寿前国税庁長官…

 鳴り物入りで行われた佐川宣寿前国税庁長官の国会証人喚問。財務省の文書改竄(かいざん)で安倍晋三首相や麻生太郎財務相ら外部からの指示は、はっきりと否定した。動機や経緯については刑事訴追の恐れがあるとして証言を拒否。  野…

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姉妹紙提携を結んだ(左から)ネパール・リパブリック・メディア社オーナーのビノラジ・ギャワリ氏、共同オーナーのショバ・ギャワリ夫人、世界日報社の黒木正博社長=26日、都内で

本紙、ネパール紙と姉妹提携

「両国の友好関係に貢献」  世界日報社は26日、ネパールの英字紙「リパブリカ」やネパール語日刊紙「ナガリク」を発行するネパール・リパブリック・メディア(NRM)社と姉妹紙提携を結んだ。黒木正博・世界日報社社長と来日したN…

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最前線部隊の遊び場論争

地球だより  先日、ソウルの知人宅に遊びに行ったら除隊したての息子さんがいた。配属先は北朝鮮に近い江原道だったというが、最前線近くにいた緊張感から解かれたという安堵感は感じられず、それより病院で取ってもらった顔のホクロの…

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韓国財界・市民団体、南北交流・協力に前のめり

 先月の平昌冬季五輪で北朝鮮が微笑外交を展開したことを契機に朝鮮半島に融和ムードが広がる中、韓国では財界や市民団体などが北朝鮮との経済協力や文化交流を再開させる動きが出始めた。北朝鮮が武力挑発路線を放棄しない限り、交流・…

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国務長官交代と米外交・安保

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 強硬姿勢で政策統一へ かじ取り迫られる国防長官  レックス・ティラーソン米国務長官は昨年後半から「歩く亡霊」といわれてきた。トランプ大統領と政策も人格的にも合…

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年金過少支給、ずさん極まりない情報管理

 年金制度への信頼を揺るがす事態がまた生じた。  日本年金機構は、データ処理を委託した東京都内の情報処理会社による個人情報の入力ミスをめぐって、2月支給分の年金額が本来より少なくなった受給者数が約10万4000人、総額約…

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参加学生が地方の優位性を体感

北海道教育大の僻地・小規模校実習、参加学生が地方の優位性を体感

 全国各地で小中学校の小規模校化が進み、特に北海道は僻地・小規模校が全体の半数を超えている。北海道教育大学では、同大生に僻地(へきち)・小規模校の教育実習を積極的に体験させることで、その理解を深めさせ、地域に生きる教育者…

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児童虐待と関係機関の連携

 先日、児童虐待に関するシンポジウムに参加した。テーマは児童虐待への刑事的介入と関係機関の連携だ。警察と児童相談所(児相)をはじめ関係機関が連携を強める必要があると言われることが多いが、それには難しい課題がある。  虐待…

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「18歳成人」めぐり国防に関わる論議が皆無に等しい「不思議の国」日本

◆欧州で徴兵制復活も  欧州で徴兵制を復活する動きが出ているそうだ。  産経によれば、スウェーデンは1月からロシアの脅威を念頭に8年ぶりに復活させ、フランスではイスラム過激派テロの脅威を背景にマクロン大統領が「復活」を宣…

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「今季は勝てると思っていなかったので、…

 「今季は勝てると思っていなかったので、びっくりしている。すごくうれしい。支えてくれた人に少し恩返しができたかな」。スキーW杯ジャンプ女子で高梨沙羅がオーベルストドルフ(独)の個人第14戦で今季初勝利を挙げ、男女を通じ歴…

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依然強いトランプ氏支持

米コラムニスト マーク・ティーセン 生命と宗教の価値を尊重 保守派キリスト教徒が歓迎  CBSテレビの「60ミニッツ」が、ポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんとのインタビューを放映する準備を進める一方で、保守派キリスト教…

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9条改正、自衛隊明記の意義

弁護士 秋山 昭八 「国防」「安保」の規範盛る 「権力不信」が前提の現行憲法  世論調査によれば、災害時の自衛隊の活躍や北朝鮮・中国脅威論から、自衛隊の存在自体に対しては国民の8割以上が必要性の認識を持っているといわれて…

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信頼揺らぐ広辞苑、誤り目立つ第7版

 今年1月、10年ぶりに改訂された岩波書店の国語辞典「広辞苑」第7版では、台湾が中国の一部と記載されただけでなく、他にも誤りが目立っている。そのうち4箇所について広辞苑編集部に指摘し正したが、いまのところ訂正に応じていな…

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安倍首相、9条改正に強い意欲

自民党大会「自衛隊違憲論争に終止符」  自民党は25日、都内のホテルで第85回定期党大会を開いた。安倍晋三首相(党総裁)は演説で「いよいよ結党以来の課題である憲法改正に取り組む時が来た」と述べつつ、「憲法にしっかりと自衛…

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自民党大会、改憲へ党員一丸の態勢作りを

 自民党は党大会で、憲法改正実現を目指す運動方針を採択した。安倍晋三首相(党総裁)は改憲4項目の条文案がまとめられたことを報告し、「結党以来の課題である改憲に取り組むときが来た」と決意を披歴した。発議に向けてたたき台を提…

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野党は安保を上位に考えよ

 誤解を恐れずに申し上げれば、野党や一部マスコミの森友問題に対するスタンスからは、真相解明ではなく、安倍政権倒閣に利用しているようにしか見えない。  野党のパフォーマンスやマスコミに登場するコメンテーター、識者といわれる…

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各編集部の「森友・書き換え」特集より読ませた文春の飯島氏コラム

◆テレビと同様の内容  財務省の“文書書き換え問題”は27日の佐川宣寿前国税庁長官の国会証人喚問で局面が動く可能性があるが、潮目が変わるのを見越してか、週刊誌の安倍政権への厳しい見方が目立ってきた。  週刊新潮(3月29…

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「周囲は特殊メークの新しい基準を作ったと…

 「周囲は特殊メークの新しい基準を作ったと言ってくれた。日本でこの世界を目指す若い人たちにも夢を与えられたと思う」。今年の米アカデミー賞でメーキャップ&ヘアスタイリング賞を受けた辻一弘さんが都内記者会見で。  この間、多…

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「沖縄の痛み分かち合う」 天皇陛下、御訪問のたび語られた思い

 天皇陛下は皇太子時代から、皇后陛下と繰り返し沖縄を訪れ、記者会見などでその都度思いを述べられてきた。  1975年7月、両陛下(当時皇太子御夫妻)は初めて沖縄を御訪問。「ひめゆりの塔」で過激派から火炎瓶を投げ付けられる…

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