慶良間の集団自決から73年、「軍命」は援護法のための後付け


「軍命」は援護法のための後付け

住民に込められた村落共同体の意識

沖縄戦聞き取り調査第一人者 作家・星 雅彦氏に聞く

 第2次世界大戦末期の沖縄戦で米軍の沖縄本島上陸前に激戦となった慶良間諸島で、1945年3月25日には座間味島、28日には渡嘉敷島で住民が集団自決をした。戦後、何度も現地入りし、住民から度重なる聞き取り調査をし、集団自決に関する数々の論文を発表している沖縄在住の作家・星雅彦氏に集団自決の真相と要因を中心に聞いた。(聞き手・豊田 剛)

 ――沖縄戦の集団自決はどのように定義付けられるのか。


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