本紙、ネパール紙と姉妹提携


「両国の友好関係に貢献」

姉妹紙提携を結んだ(左から)ネパール・リパブリック・メディア社オーナーのビノラジ・ギャワリ氏、共同オーナーのショバ・ギャワリ夫人、世界日報社の黒木正博社長=26日、都内で

姉妹紙提携を結んだ(左から)ネパール・リパブリック・メディア社オーナーのビノラジ・ギャワリ氏、共同オーナーのショバ・ギャワリ夫人、世界日報社の黒木正博社長
=26日、都内で

 世界日報社は26日、ネパールの英字紙「リパブリカ」やネパール語日刊紙「ナガリク」を発行するネパール・リパブリック・メディア(NRM)社と姉妹紙提携を結んだ。黒木正博・世界日報社社長と来日したNRM社のオーナー、ビノラジ・ギャワリ氏が都内で提携調印式を行った。
 ギャワリ氏は「この提携が両国関係を一層強化し、人的交流の促進につながることを期待している。日本は70年以上にわたり、ネパールにとって最も大切な友人であり、この友好関係を次のレベルへと高めるために貢献したい」と述べた。

 NRM社はリパブリカ、ナガリク両紙のほか、週刊娯楽タブロイド紙、家庭向け月刊誌、FMラジオ局を発行・運営し、800人以上の従業員を抱える。

 ギャワリ氏は、NRM社のメディアが2015年のネパール大震災時、国際NGOの不正行為を暴露したことなどを挙げながら、「ネパールメディアは活気があり、民主化運動の重要な一部となっている」と、同国におけるメディアの重要性を強調した。これに対し、黒木社長は「富士山とエベレストが2014年に姉妹山になっているが、それに負けない関係をNRM社と築いていきたい」と語った。