Date archive for 10月, 2018

物価目標より景気持続が大切

鈴木政経フォーラム代表 経済学博士 鈴木 淑夫 金融正常化に即刻着手を 発すべき「デフレ収束宣言」  米国の連邦準備制度理事会(FRB)は、9月26日、政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)レートの誘導目標を0・25…

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移民の政治利用、民主党支持層増やす手段に

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (7)  米国で長年、国論を二分する政治・社会論争となっている移民問題。メキシコ国境からの不法移民流入を防ぐ壁建設やイスラム教国からの入国制限を主張するトランプ氏が大統領に就任して…

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首相欧州歴訪、国際秩序守るため連携強化を

 安倍晋三首相がスペイン、フランス、ベルギーの欧州3カ国を歴訪した。  フランスではマクロン大統領と会談。会談に先立ち行われた共同記者発表で、首相は中国の海洋進出を念頭に「国際秩序が挑戦される中、両国の協力はより重要だ」…

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「即位礼正殿の儀」まで1年

皇位継承時の中心儀式  皇太子殿下が来年5月に新天皇となられた後、皇位が継承されたことを国内外に公に示す「即位礼正殿の儀」が、1年後の同年10月22日、皇居・宮殿「松の間」で行われる。  今月12日に内閣に設置された式典…

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サウジ、「記者は死亡」認める

総領事館で「口論、殴り合い」  サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で消息を絶った事件に関し、サウジ検察当局は20日、内部調査結果を発表し、カショギ氏が館内で死亡…

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米上院、トランプ氏指名の連邦高裁判事を記録的ペースで承認 Senate on record pace to pack appeals courts with Trump nominees

 トランプ米大統領は、大きな影響力を持つ連邦高裁判事の人事で29人の指名が承認され、記録を更新している。高裁判事人事は、司法を改めようとするトランプ氏にとって最高裁以上に有益なものだ。  地裁判事の人事では、過去数十年の…

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米の対イラン経済制裁をめぐり効果を疑問視する米・イスラエル紙

◆「逆の結果」出る恐れ  米国は5月にイラン核合意から離脱、それに伴い8月に経済制裁を再開し、11月4日には原油の完全禁輸などを実施する。制裁により、イランでは経済が悪化、国内でも反乱が起きるなど動揺しているが、イラン政…

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「いちじくをもぐ手に伝ふ雨雫」(高浜虚子)…

 「いちじくをもぐ手に伝ふ雨雫」(高浜虚子)。農業に従事している知人からイチジクのジャムが送られてきた。今年の夏は特に暑かったので、大量に実が熟したのだという。  イチジクは漢字で「無花果」と書くが、この漢字を見るたびに…

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渡嘉敷島“玉砕”の真実、3人組で20人超を殺害

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (27)  金城重明牧師は「集団自決」の日から50年後の1995年、一冊の本を高文研から出版した。『集団自決を心に刻んで―沖縄キリスト者の絶望からの精神史』とい…

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「赤旗」に「統一地方選」 「いっせい」変えた共産党

革新統一より保守造反誘う  各党メディアに来年の統一地方選挙、参院通常選挙に向けた記事が目立ってきた。自民党機関紙「自由民主」(10・16)は、「統一地方選・参院選の勝利に全力」の見出しで「二階俊博幹事長に聞く」を載せ、…

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沖縄知事選「プレス自由」 「幹事長」圧勝に怪気炎

沖縄知事選「プレス自由」 「幹事長」圧勝に怪気炎

小沢氏の言行は支離滅裂  自由党の玉城デニー氏が、急逝した翁長雄志前知事の支持基盤「オール沖縄」の要請を受けて9月30日投開票の沖縄県知事選に出馬し、当選した。「オール沖縄」は共産党などが担い、「しんぶん赤旗」が大きく報…

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「新しい御代の安泰を」

皇后陛下、84歳に 最後の文書御回答  皇后陛下は20日、84歳の御誕生日を迎えられた。宮内記者会の質問に文書で回答を寄せ、天皇陛下の退位まで半年余りとなった現在の心境について、来年5月に新天皇に即位する皇太子殿下が陛下…

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伝統受け継ぎ海の護りを

 かつて我が帝国海軍は世界三大海軍の一つに列(つら)なり、その中核部隊である「連合艦隊」の名は海国日本の絶対的な護りとして、国民の憧憬(しょうけい)の的であった。昭和20年11月30日、帝国海軍は70余年の歴史に幕を下ろ…

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トランプ政権1年目の温室ガス排出が減少 Greenhouse gas emissions drop in Trump’s first year

 トランプ大統領は、気候変動政策をめぐって激しい非難を受けてきたが、政策は間違っていないようだ。  トランプ政権が環境規制を廃止し、世界的な排出量が依然として上昇している中、環境保護局(EPA)が17日に発表したところに…

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消える「同化」の伝統、対立助長する「多文化主義」

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (6)  「共産主義の悲惨な状況を逃れ、米国にやって来て素晴らしい人生になった。その私が一体どうして米社会の被害者なのか。あり得ない」  米有力保守系シンクタンク、ヘリテージ財団で…

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医学部入試不正、受験生に対する裏切りだ

 昭和大が医学部入試の2次試験の調査書評価で現役と1浪の受験生に加点していたことが分かった。また、一般入試の2期試験で、辞退者が出た場合に備えて設定した合格者枠に昭和大OBの子供を優先的に入れていた。受験生に対する裏切り…

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ビルのシンクタンク「都市戦略研究所」が…

 森ビルのシンクタンク「都市戦略研究所」が発表した2018年の「世界の都市総合力ランキング」で東京が3年連続3位を保った。しかし、1位のロンドン、2位のニューヨークとの差は広がり、課題も明らかとなった。  ランキングは「…

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徳川家康の宗教政策、仏よりも神を重視

市谷亀岡八幡宮宮司 梶 謙治氏に聞く  日本人の宗教意識に大きな影響を及ぼしたのが江戸時代だった。その基本は、幼年期から死後を思う老齢期の、徳川家康の宗教体験に基づく宗教政策にある。そこで、江戸城の守護神として鎮座してい…

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支援物資にまで及ぶ政治腐敗

地球だより  がんが疑われた健康問題が浮上して弱気になったのか、しばらく過激発言が減っていたドゥテルテ大統領だが、このほど地方の首長に対する怒りが爆発。再びドゥテルテ節が炸裂(さくれつ)した。  フィリピンでも台風はじめ…

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韓国の地位上昇と外国人の韓国語能力

韓国紙セゲイルボ  韓国への移住者の中で、教育水準や社会的地位が低いほど韓国語ができないと見なされるが、その仮説はいつも棄却される。教育水準が高くて専門職・管理職に従事する外国人の中でも韓国語ができない人を探すのは難しく…

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北の韓国マスコミ懐柔

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  サムスンが2000年7月、46億ウォンを投じて平壌室内体育館でカラー電光掲示板の点灯式を行った。北朝鮮の卓球選手8人とサムスン生命の卓球選手8人が祝賀競技を行った。北朝鮮は当初、新…

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揺らぐ大学の価値、学生に「反米」を植え付け

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (5)  「娘とは政治の話ができないのよ。口論になってしまうから」。ワシントン郊外に住む主婦のMさんは嘆いた。日本出身で米国籍を取得しているMさんは、米国人の夫とともに共和党支持者…

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免震データ不正、信頼揺るがした責任は重い

 産業部品メーカー、KYBの建物用免震・制振装置の一部で検査データの改竄(かいざん)が判明した。  社会全体で首都直下地震や南海トラフ地震などへの対策が進む中、免震製品への信頼を揺るがした責任は重い。 全国の建物に改竄製…

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