Date archive for 8月, 2018

温暖化で注目集める北極海

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 航路として重要性増す 鉱物資源も豊富、中国も触手  近年、地球の温暖化による影響の一つとして北極海が注目されている。第1に、北極圏の海水の減少で、北極海航路(NSR)の重要性が格段に高ま…

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速度調整が必要な南北鉄道構想

韓国紙セゲイルボ 成否のカギは北の「非核化」  19世紀文明の産物である鉄道が21世紀にも大きな関心事となっている。文在寅大統領が8月15日の祝辞で東北アジア6カ国と米国が関わる「東アジア鉄道共同体」構築を提案し、「東北…

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両陛下、御静養で長野県入りされる

 天皇、皇后両陛下は22日、御静養のため北陸新幹線で長野県に到着された。同県軽井沢町に滞在され、27日には群馬県草津町に移動。29日に帰京される。  両陛下はこの時期に軽井沢、草津両町で静養されるのが恒例で、来年4月末の…

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国民民主代表選、政権獲得の志を持つ顔を選べ

 国民民主党の代表選挙が告示され、立候補を届け出た津村啓介元内閣府政務官と玉木雄一郎共同代表が来月4日の投票日に向けて争う。民進党と希望の党による協議を経て、5月に国民民主党を発足させたが、支持率は全く振るわない。それで…

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セルビア・ハンガリー高速鉄道建設、欧州委が調査に乗り出す

中国「一帯一路」最前線 バルカンに吹く風 (4)  人口約700万人のセルビアは、1990年代の紛争で崩壊した旧ユーゴスラビア連邦の七つの国の一つ。まだ欧州連合(EU)には正式加盟を果たしていないが、EUから「加盟候補国…

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日中条約40年、政府のこれまでの対中政策の誤りを指摘した読売・産経

◆改善傾向の両国関係  1978年の日中平和友好条約締結から、この12日で40年の節目を迎えた。安倍晋三首相と中国の李克強首相は、この日に合わせて祝電を交換。その中で安倍首相が「(両国が)協力を深め、国際社会が直面する諸…

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写真家の山崎博さんは光の不思議な豊かさと…

 写真家の山崎博さんは光の不思議な豊かさと時間の変化をエッセンスとして作品を作り続けてきた。カメラの機能を熟知した上で、肉眼とは異なる、写真にしかできない光景を捉える。  その代表作が〈HELIOGRAPHY〉の連作だ。…

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スポーツ支援も含めて 東京五輪の真価が決まる

 今月千葉で行われた世界女子ソフトボール選手権の予選で、アフリカ代表のボツワナは全7試合コールド負けした。総失点97、得点1。そのチームに日本人コーチ、中村藍子さんがいた。元選手で昨年初めから現地で指導している。  ボツ…

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ローマ法王、性的虐待で異例の書簡

具体策なく批判も  米ペンシルベニア州のカトリック教会の聖職者らによる子供に対する性的虐待が明らかになったことを受けて、フランシスコ・ローマ法王は20日、世界中のカトリック信徒向けに異例の書簡を出して虐待を非難した。しか…

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サンゴ礁壊滅の危機救え、白化に強いサンゴも誕生

サンゴ礁壊滅の危機救え 養殖の第一人者・金城浩二さん

 日本のサンゴ礁の約9割が沖縄海域に分布しているが、その大半は白化現象が原因で壊滅の危機に瀕(ひん)している。その中でサンゴを救おうと20年間、養殖・移植作業を行っているのが金城浩二氏だ。サンゴの壊滅が自然環境にいかなる…

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ピレウス港の海軍基地化

中国「一帯一路」最前線 バルカンに吹く風 (3) 借金漬けから長期租借狙う  中国はスエズ運河からギリシャのピレウス港に至る航路を「アジアと欧州を結ぶ最短航路」(李克強首相)として重視している。  EU(欧州連合)は中国…

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エルサルバドル、台湾と断交

中国、巨額投資で外交攻勢    中米エルサルバドルのサンチェス・セレン大統領は20日、台湾と断交し、中国と外交関係を樹立したことを発表した。  中国は、エルサルバドルに港湾開発などインフラ整備で多額の投資を提案していると…

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バスケ不祥事、代表の自覚欠如にあきれる

 ジャカルタ・アジア大会のバスケットボール男子代表4選手が公式ウエアを着て市内の歓楽街を訪れ、買春行為をしていた。 4人が歓楽街で買春行為  日本オリンピック委員会(JOC)は、4人が日本選手団の行動規範に違反したとして…

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我喜屋監督の興南、雪辱は来年

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  沖縄の夏は、終戦記念日とともに終わってしまった。甲子園の話だが、多くの沖縄県民の感情だ。  2試合目の15日、記念式典が開かれる時刻に登場した興南は東千葉代表の木更津総合に0-7で…

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月探査の原点に戻り、宇宙新時代に挑戦せよ Back to the moon, and beyond

 先週のマイク・ペンス副大統領による、政権は宇宙軍を創設したいと思っている、という発表に対するリアクションから判断して、国民は、それがそれ以上、あまり大きな問題に発展したり、また、米国が確かにそれを支配すべきだとして関心…

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踊る阿呆(あほう)に見る阿呆……。全国に…

 踊る阿呆(あほう)に見る阿呆……。全国に知られる徳島の阿波おどり。ところが今年、4億円を超える累積赤字の処理をめぐり、市と主催者の一つである市観光協会が対立し、祭りは開かれたが、両者の角逐が最後まで尾を引いた。  フィ…

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「世界一住みやすい」ウィーン

 「ウィーンは世界で最も住みやすい都市」。英誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」が毎年発表している「世界で最も住みやすい都市ランキング」で、オーストリアの首都ウィーンが「2018…

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米、核合意離脱 イラン制裁再開

 米国のトランプ大統領がイラン核合意に対して離脱表明した影響は、欧州連合(EU)にとって非常に大きく、イランとの経済関係の見直しを迫られている。対抗措置として発動したブロッキング規則にも関わらず、イランに投資する欧州企業…

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李閣下の諭しと日本の覚悟

OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 中国の覇権主義と対峙を アジアの自由と平和を守れ  日本台湾平和基金会は、大東亜戦争で日本兵として戦い、散華した台湾人の慰霊顕彰碑を2年前に建立し、去る6月24日に第6回の…

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非核化へ手詰まりの北朝鮮

 北朝鮮の非核化をめぐり楽観的な見方と悲観的な見方が交錯している。  6月12日、金正恩国務委員長がクーデターと暗殺の危険を覚悟してシンガポールに行った目的は、命の保全と体制保証だった。結果的に、彼は命を保全し、戦争勃発…

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報道を「権力の敵」と規定し国家と国民の対立をあおる朝日「素粒子」

◆本音丸出しのコラム  朝日の夕刊題字下の時事寸評コラム「素粒子」は、朝日の本音をしばしば丸出しにする。例えば、幼児連続殺人犯の死刑を執行した故・鳩山邦夫法務大臣を「死に神」と呼んだ。死刑廃止を唱えているからだ。  その…

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夏休み終盤、2学期が近づくこの時期は子供…

 夏休み終盤、2学期が近づくこの時期は子供たちが不安定になりやすい。家庭や学校は子供に異変はないか、異変を見逃してはいないか、いつも以上に強い関心を持って接し、見守ってもらいたい。  2学期が始まる前後に、子供の自殺が多…

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中国主導「16プラス1」、EU「分断支配の道具」警戒

中国「一帯一路」最前線 バルカンに吹く風 (2)  中国が狙っているのは港湾だけではない。  中国国営企業の国家電網は一昨年末、ギリシャの国営電力会社が保有する送電線管理企業の24%の株式を3億2000万ユーロ(約380…

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