Date archive for 2017
民営化30年で明暗分けるJR7社の現状を特集したダイヤモンド
◆詳細な分析せず分割 かつて鉄道は「国を支える大きな要」であった。18世紀、英国は産業革命を成功させ、それ以降の世界を牽引(けんいん)しパックス・ブリタニカとして君臨していくが、それを実現させたのは、他ならぬ英国が他国…
中学校の新学習指導要領が告示され、保健体育…
中学校の新学習指導要領が告示され、保健体育の「武道」に旧日本軍の銃剣術の流れをくむ「銃剣道」が盛り込まれた。これに対し、朝日新聞は「波紋が広がっている」(4月1日付)と早速難癖を付けている。 「ネット上では『銃剣道っ…
外交力を破壊する米大統領
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき ハードパワーのみ重視 あまりに影が薄い国務長官 エクソン・モービルの元最高経営者であったレックス・ティラーソン氏は大物国務長官になり、マティス国防長官ととも…
英のEU離脱、理念先行の統合が曲がり角に
英国が欧州連合(EU)からの離脱を正式にEU側に通告した。2019年3月末の離脱を目指して始まる交渉は、前例のない困難さが予想される。その影響は、世界経済だけでなく、多方面に及ぶものとみられる。 移民の制限を最優先 …
ロシア人ハッカーに狙われたクリントン陣営 Hillary Clinton, campaign staff targeted by Russian hackers during election: Researcher
2016年大統領選のヒラリー・クリントン陣営のスタッフは、昨年秋の選挙で敗北する前、数十回にわたってロシア情報機関が送ったとみられる悪意のあるリンクを開いていた。 ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)は、クリントン氏の…
英ロンドン・テロで反移民の右派勢力台頭に警鐘を鳴らす英紙
◆高まる反移民感情 ロンドンの国会議事堂近くで自動車を使ったテロが起き、3人が死亡した。フランス、ベルギーなどで過激派イスラム教徒らによる大規模なテロが繰り返し起こされてきたが、英国では近年、大規模なテロは起きておらず…
「あふむけば口いつぱいにはる日かな」(成美)…
「あふむけば口いつぱいにはる日かな」(成美)。夏目成美は江戸後期の俳人である。本業は武家相手に米の仲介業をした蔵前の札差(ふださし)で、商人としての顔を持っていた。一方、俳諧をたしなみ、寛政時代の三大家の一人と言われた…
朴前大統領逮捕、韓国の安保空白は禁物だ
韓国の朴槿恵前大統領が収賄や職権乱用などの容疑で逮捕された。昨年の国政介入疑惑を発端とする混乱の中心にいた朴氏は結局、国会の弾劾訴追、憲法裁判所による罷免、検察の逮捕という厳しい処遇を受けた。 これで韓国大統領経験者…
ロシアはタリバンを支援している-米司令官 U.S. Gen. Votel: Russia providing weapons, support to Taliban in Afghanistan
米中央軍のボーテル司令官は29日、下院で証言し、ロシアがアフガニスタンのタリバンを支援していると非難した。 トランプ政権は現在、16年目に入ったアフガン戦争への軍事介入を続けていくための長期的な計画の作成に取り組んで…
まるで韓流の歴史ドラマを見ているよう、と…
まるで韓流の歴史ドラマを見ているよう、と思った人も多いだろう。韓国の朴槿恵前大統領が収賄などの容疑で逮捕され、ソウル拘置所に収監された。つい数カ月前まで権力の頂点にあった人物が、独房で過ごす身となった。 与党・自由韓…
庶民喜ぶ「食肉不正」?
地球だより 今や世界最大の食肉輸出国となったブラジルは、牛肉等の生産量においても米国に次ぐ世界第2位、世界の食肉市場に不可欠な存在となっている。ブラジルの牛肉は、加工品以外は日本に輸入されておらず、日本人には馴染(なじ…
対北朝鮮経済制裁で韓米同盟の信頼強化を
韓国紙セゲイルボ 「オバマ政府の『戦略的忍耐』は終わった」と宣言したトランプ米政府は北朝鮮核廃棄のために金正恩(キムジョンウン)の統治資金遮断を選択した。これは北朝鮮が米国領土を核兵器で先制攻撃できる能力を完全に確保す…
重要法案審議で建設的論戦を
97兆5000億円の過去最大の2017年度予算が成立し、国会は後半戦に入った。このところ、学校法人「森友学園」問題で国会審議がほぼ一色となったが、重要法案は山積している。与野党には緊張感をもって建設的な論戦を行うことを…
北の核「日本攻撃の可能性」
ワシントン・タイムズ財団シンポジウム ケビン・メア氏ら日米韓連携訴える 中国の強引な海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル開発がアジア太平洋地域の大きな懸念材料となる中、ワシントン・タイムズ財団は29日、「北東アジアの安全保障…
「ニュース女子」問題、一方的な「デマ」説
左派に歪められた言論空間 月刊誌4・5月号で、左右両派の言論人が論考を発表しているテーマの一つに、「ニュース女子」問題がある。立ち位置が正反対の左右の論壇で意見が対立することは普通のことだが、この問題で際立っているのは…
自衛隊災害派遣に感謝 「進歩的文化人」は嘘つき
首都圏に不要とは愚か 正確な記憶はないが、確か昭和50年代のこと、在日米軍が使っていた軍事基地の一部を日本に返還してきたことがある。対象は富士山麓の演習場のほか、朝霞や入間や水戸の射爆場跡地など。かつては旧日本軍が拠点…
国会などの証人喚問と言えば、証人の「記憶に…
国会などの証人喚問と言えば、証人の「記憶にない」という発言がおなじみだ。「そういう事実はない」と答えれば、後で発覚した時に困る。事実があったかなかったかも含め、自分の記憶の中にはないという含みがある。 問いへの回答に…
家事分担
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 高校生の私教育費が月平均26万2000ウォン(約2万6200円)だって? とんでもない話だ。私教育費の負担のため、遅まきながら共働きの夫婦になった。20年以上慣れ親しんだ妻印の朝の…
オバマケア見直しで共和党結束できず
トランプ氏の「交渉力」疑問視も トランプ米大統領は24日、共和党保守派の反対などで成立が見込めなかった医療保険制度改革(オバマケア)の見直しを撤回した。政権発足初日から大統領令を出すなど実行力をアピールしてきたトランプ…
EUとの対立深めるトルコ
日本大学名誉教授 小林 宏晨 集会禁止措置に猛反発 シリア難民引き取り拒否も トルコでは、従来の議会制民主体制を大統領制政治体制に変更し、大統領の権限を大幅に強化する憲法改正を目指す国民投票が4月16日に予定されている…
「一飯」が動かす北東アジア情勢
韓国紙セゲイルボ 米国務長官、韓国で晩餐に招かれず 中国古代の名将・韓信は不遇だった若い頃、寄宿していた村長の家から追い出された後、川辺で洗濯していた老婆から飯をもらって食べた。司馬遷「史記」の「韓信盧綰列伝」は後日、…
香港行政長官選、輝き失わせる中国の強権統治
香港の行政長官選挙は、中国指導部がテコ入れした林鄭月娥氏が、有力候補だった曽俊華氏らを破って当選した。 だが香港大学の最近の世論調査では、曽氏の支持率が56%、林鄭氏は29%だった。香港市民が「民意なき選挙」と批判す…
トランプ政権、パリ協定から事実上離脱か Trump’s executive action on Clean Power Plan signals U.S. exit from Paris climate treaty
トランプ大統領は28日、クリーン・パワー・プランを破棄する大統領令を出すが、これは、環境をめぐるオバマ前大統領の重要な実績であるパリ協定から米国が事実上、離脱することをも意味する。 クリーン・パワー・プランは、全米の…