Date archive for 2017

トランプ政権のロシアゲート

ロシア研究家 乾 一宇 内政で挽回図る大統領 対外強硬策に出る可能性も  トランプ米政権の「ロシア疑惑」が、いつの間にか「ロシアゲート」という言葉に代わった。  昨年の米大統領選中のトランプ候補の親プーチン的な発言、選挙…

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白鵬通算最多勝、向上心が生んだ偉大な記録

 大相撲の横綱白鵬が新たな金字塔を打ち立てた。名古屋場所13日目に大関高安を破って序ノ口からの通算勝利数が1048に達し、元大関魁皇(現浅香山親方)を抜いて歴代単独1位となった。偉大な記録の達成を心からたたえたい。  1…

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民主党の牙城のブルーカラー有権者たちは依然トランプ氏を支持 Blue-collar voters in Democrat strongholds still support Trump

 【ペンシルベニア州ベスレヘム】大型トラックの整備工、サルバトーレ・ピロッチさんは、人生のほとんどの期間、大統領選で投票したことがなかった。ドナルド・トランプ氏に興奮して投票するまでは。彼のトランプ氏に対する支持は揺らい…

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深海探究のロマンから海の魅力を啓発される東京の「海の日」の社説

 夏本番に入った暑い日には、つい口ずさみたくなる懐かしの童謡や文部省唱歌がある。♪われは海の子 白浪の…。あるいは♪海はひろいな大きいな 月がのぼるし…。  この17日は祝日法が定める22回目の「海の日」であった。<海の…

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「日の出より蝉鳴くまでの読書かな」(広瀬…

 「日の出より蝉鳴くまでの読書かな」(広瀬美津穂)。暑い日が続くにもかかわらず、なかなかセミの声を耳にしないと思っていたら、ようやく先日の朝方聞こえてきた。それも、ミンミンゼミだったので驚いた。  その年初めて聞くセミの…

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上に政策あれば、下に対策あり

地球だより  インドでは、世界で一般的なものがないことがある。ハンバーガーショップでは、牛肉も豚肉も使われず、専らチキンとフィッシュバーガーだけが売られている。  ヒンズー教徒は牛肉は食べないし、イスラム教徒は豚肉を食べ…

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就任から1年、比大統領の依然高い支持率

終わり見えぬ麻薬戦争  ドゥテルテ大統領が先月30日に就任から1年を迎え、今月には2度目となる施政方針演説に臨む。強権的スタイルの麻薬撲滅政策が人権団体などから批判を呼んでいるが、国内では依然として高い支持率を維持してい…

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「公明」の「分権」特集 改憲前提の佐々木氏論文

「日本型州構想」を紹介  公明党の機関誌「公明」8月号は、「分権改革と地方創生・地域づくり」を特集し、地方行政問題に焦点を当てた。その巻頭論文に中央大学教授・佐々木信夫氏の「地方創生の切り札は『日本型州構想』の実現だ」を…

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自民党惨敗叫ぶ「赤旗」 保守分裂に便乗した共産

「野党共闘」枠の票吸収  東京都議選で議席を17議席から19議席に増やした日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(7・3)は、「共産勝利 自民歴史的惨敗」と紙幅横いっぱいの白抜き見出しを打ち、まるで共産党政権が誕生したかのよ…

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自民党の都議選大敗 「おごり」で政権失いかねず

自民党の都議選大敗 「おごり」で政権失いかねず

野党時代は対話を重視  政権奪還5年目にして選挙で大敗した自民党。森友・加計学園問題、女性議員の暴言・失言など逆風が吹く中で、2日の東京都議会議員選挙は過去最低議席に終わり、地方選ながら次期衆院選に大きく影響すると予想さ…

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皇太子殿下、国連でビデオ講演

「水と災害」特別会合  【ニューヨーク時事】ニューヨークの国連本部で20日に開かれた「第3回国連水と災害に関する特別会合」で、皇太子殿下が寄せられた基調講演のビデオメッセージが上映された。  皇太子殿下は水問題研究をライ…

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皇后陛下の繭糸で復元 国宝級絵巻、両陛下が御鑑賞

 天皇、皇后両陛下は21日午前、皇居・御所で、鎌倉時代の国宝級絵巻「春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)」の表紙や巻緒などを鑑賞された。絵巻の表紙などは、皇后陛下が皇居内の養蚕所で育てられた純国産種の蚕「小石丸」の繭…

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薬物非犯罪化の危険 日本の対策水準を世界に

薬物汚染少ない誇り  芸能界での薬物汚染の報道が後を絶たない。最近では男性アイドルグループの元メンバー、田中聖さんが大麻所持で逮捕され、有名俳優・橋爪功さんの息子で俳優の橋爪遼容疑者が覚せい剤使用の罪で起訴された。薬物の…

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米国防権限法案、中国の通信企業を規制

 2018会計年度下院国防権限法案に、北朝鮮によるサイバー攻撃の支援に関与している中国の通信企業に対し、厳しい措置を取るよう求める条項が盛り込まれた。  条項は、ピッテンガー下院議員(共和、ノースカロライナ州)が提出した…

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ミステリーの女王、アガサ・クリスティーは…

 ミステリーの女王、アガサ・クリスティーは、第2次大戦中も長編小説を年2回のペースで書き続けた。クリスティー自身の作家としての信条と力量があったことが第一だが、読者の側の需要も大きかった。  大戦中、ロンドンはドイツ軍の…

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朝鮮学校、教育是正と運営透明化が必要

 国が高校授業料無償化の対象から朝鮮学校を除外したのは違法として、広島朝鮮高級学校(広島市東区)の運営法人と同校の卒業生ら109人が、国に除外の取り消しや総額約5600万円の損害賠償を求めた訴訟で、広島地裁は除外は適法と…

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モンゴル帝国の復活狙う習政権

日印強化で中国牽制を 拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏に聞く  ペマ・ギャルポ氏のiPADには世界中の知人・研究者から毎日、約100通のメールが届く。どれも現地からのリポートだから臨場感がある。そうした情…

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韓国は中国の「一帯一路」の最大貢献国

韓国紙セゲイルボ  中国は現在「一帯一路」構想で自らが主導する運命共同体を樹立しようとしている。韓国は中国の構想に最も大きく寄与できる国家だ。韓国が中国の「親誠恵容(親密・誠実・恩恵・包容)」の模範事例になるなら、中国は…

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日台は運命共同体 李登輝元台湾総統

李登輝元台湾総統インタビュー 日本の最重要課題は憲法改正  台湾出身者として初の総統となり、民主化を進めた李登輝元総統が、このほど世界日報社のインタビューに応じ、日本と台湾の協力関係や蔡英文政権について語った。  李元総…

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米露関係、懸案解決で協力できるか疑問

 トランプ米大統領は昨年の大統領選の時からロシアとの関係修復を模索してきた。今月初めに実現したプーチン大統領との初の首脳会談では良好な滑り出しを演出したが、両国間には懸案が山積しており、関係改善につながるかは不透明だ。 …

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項羽を倒して漢帝国の創始者となった劉邦は…

 項羽を倒して漢帝国の創始者となった劉邦は、ある日家臣らに対して「自分はなぜ天下を得たか?」と問い掛けた。家臣らはそれぞれ回答したが劉邦は満足せず、自身で答えた。  「自分は作戦の才については張良に及ばない。国家の運営に…

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トランプ米政権半年、低支持率ながら強固な基盤

軽率な言動で混乱も  トランプ米大統領が就任してから20日で半年。メディアからの厳しい批判はやまず、支持率も低い状態が続いているが、白人労働者層からは今も根強い支持を集めている。一方で、トランプ氏の軽率な言動が混乱を招く…

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みすぼらしい追悼式

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  数日前、あるテレビ局が春川にあるエチオピア韓国動乱参戦記念館を紹介した。出演者は「わが国に食料や紙のような生活必需品がなく外国の援助を受けていた時、エチオピアは6・25(韓国動乱)…

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