皇太子殿下、国連でビデオ講演


「水と災害」特別会合

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皇太子殿下は国連本部で開催される「第3回国連水と災害に関する特別会合」に向けたビデオメッセージを収録された=14日、東宮御所(宮内庁提供)

 【ニューヨーク時事】ニューヨークの国連本部で20日に開かれた「第3回国連水と災害に関する特別会合」で、皇太子殿下が寄せられた基調講演のビデオメッセージが上映された。

 皇太子殿下は水問題研究をライフワークとされており、2007~15年には国連「水と衛生に関する諮問委員会」名誉総裁を務められた。メッセージは「水に働きかける」と題され、英語で約27分間。宮内庁によると、今月14日に東宮御所で収録したという。

 皇太子殿下は1361年に発生した津波被害を伝える徳島県美波町の石碑や、昨年訪れた山梨県甲斐市の「信玄堤」を紹介されながら、水と人類の歴史に言及。水問題の解決は世界の発展や貧困撲滅などに大きく寄与するとして、「私も皆さんとともに、世界のさまざまな水問題解決に向けて歩みを続けていきたいと思います」と述べられた。