Date archive for 12月, 2017
17年の日本 北朝鮮による国難に直面
1年のニュースを振り返り今年の日本を総括すれば、本紙の選んだ「今年の10大ニュース・国内」には挙げられていないが、弾道ミサイル発射や核実験を強行する北朝鮮による国難に直面した1年だった。 めぐみさん拉致から40年 今…
トランプ大統領の政策の謎
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 前任者の政策まず廃棄 支持者の満足最優先で行動 日本は戦後、アメリカのリーダーシップの下、構築された自由・民主主義・市場経済にのっとった国際秩序の枠組みの恩…
プーチン氏、ロシア大統領選への介入を懸念 Putin warns of companies using social media to meddle in Russian presidential race
ロシアのプーチン大統領は、2018年の大統領選へのソーシャルメディアの影響を懸念している。一方でロシア政府は依然、フェイスブック、ツイッターなどを使って昨年の米大統領選に介入したとして非難を受けている。 プーチン氏は…
サウジ皇太子の改革推進に期待を寄せるイラン人ジャーナリスト
◆女性解放で競い合い 中東の大国サウジアラビアで、ムハンマド皇太子による経済・社会改革が進められている。サルマン国王の息子で32歳と若い皇太子に権力が集中し、第1副首相、国防相、経済開発評議会議長を兼任、経済の「脱石油…
今年もとうとう押し詰まって、きょうは大晦日…
今年もとうとう押し詰まって、きょうは大晦日(おおみそか)。ゆっくり1年を振り返り、年越しそばを食べて、紅白歌合戦をというのが一番平均的な過ごし方だろう。しかし江戸の昔、長屋の貧乏人には、いかに借金を返すか悩ましい日でも…
ウェア氏がリベリア大統領に当選
元サッカー選手 西アフリカのリベリアで26日実施された大統領選決選投票で、同国選挙管理委員会は28日、開票率98・1%の時点で、元サッカー選手のジョージ・ウェア上院議員(51)が61・5%を得票、当選したと発表した。 …
中露との戦争で敗北も 米シンクタンク
米シンクタンク、ランド研究所は最新の研究報告で、米軍は組織化が不十分で、中国、ロシアなどの国家からの脅威、長期化するイスラム過激派との戦争に対応できないと指摘。軍事的脅威に対抗するために構造改革を行い、作戦を練り直すべ…
17年の世界 中国の「強国路線」に対抗を
米国でトランプ政権が発足した今年は、北朝鮮情勢から目が離せない1年だった。一方、北朝鮮に強い影響力を保持する中国では、共産党大会で「強国路線」が打ち出された。北朝鮮の核・ミサイル開発と共に中国の覇権主義的な動きは大きな…
「兎も角も御用納に漕ぎつけし」(松山一雪)…
「兎も角も御用納に漕ぎつけし」(松山一雪)。御用納めも終わり、後は大みそかを待つばかり。今年を振り返れば、それこそいろいろな出来事や事件があったが、それも少しばかり記憶が薄れている。 街には普段より人気のない風景が広…
臨界点近づく対北軍事行動
北朝鮮は12月24日、国連安全保障理事会の追加制裁に賛成した国々、つまり欧米諸国はもとより中国とロシアに対しても恫喝まがいの警告を行った。これは自滅を招きかねない危険過ぎる冒険である。 国際社会全体を敵に回す目的は、…
子供が良い人間性を引き出す
世日クラブ講演要旨 子育てから生まれる絆 元埼玉県教育委員長 松居 和氏 世界日報の読者でつくる世日クラブ(代表=近藤譲良(ゆずる)・近藤プランニングス代表取締役)の定期講演会が18日、都内で開かれ、元埼玉県教育委員会…
大統領の孫娘に物議
地球だより 質素な庶民派として親しまれているドゥテルテ大統領だが、孫娘には少し甘いようだ。 このほどドゥテルテ氏の孫娘でファッショニスタとして知られるイサベルさんが、各国の要人などを迎える大統領府(マラカニアン宮殿)…
平昌でも感じない“オリンピック熱気”
韓国紙セゲイルボ 京江線KTXに乗ってソウル駅から平昌冬季五輪会場に向かった。万鍾駅で残念な光景が広がっていた。線路脇に油類貯蔵タンクが立ち、軍事施設のようで緊張した。 屯内駅を過ぎて平昌駅に到着した。「歓迎、201…
マニラ市に突然の慰安婦像、無許可設置の疑いも
中華系出資者が警備員派遣 突如として設置され、物議を醸しているマニラ市の慰安婦像。日本大使館も設置後にようやく事実を把握しフィリピン政府に抗議したほどで、意図的に水面下で計画を進めていたことは明らかだ。慰安婦像には政府…
北朝鮮船長起訴、漂着についても解明進めよ
北海道松前町沖の無人島から発電機などが盗まれた事件で、函館地検は島に一時避難した北朝鮮船船長の自称カン・ミョンハク容疑者(45)を窃盗罪で起訴した。 北朝鮮からとみられる木造船などの漂流・漂着が11月以降に相次ぎ、多…
東京・上野動物園の赤ちゃんパンダが大人気だ…
東京・上野動物園の赤ちゃんパンダが大人気だ。メディアも大きく取り上げている。人気があるから報道されるのか、その逆なのかは分からないが、人気があることが悪かろうはずはない。 しかし東京一極集中のために、上野以外のパンダ…
戦勝祝う「光の祭り」
地球だより イスラエルでは12月12日夜から8日間にわたりユダヤ教のハヌカ(清めの祭り)が祝われた。街々には大きな八枝の燭台(ハヌキヤ)が設置され、毎日火が灯(とも)された。 世界の宗教祝日では最も古いものの一つであ…
「仁川上陸」最後の参謀
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 作戦名「クロマイト」。朝鮮戦争の戦況を一気に逆転させた仁川上陸作戦のことだ。ダグラス・マッカーサー米極東軍司令官は1950年6月29日、漢江戦線を視察する時にこの作戦を構想したとい…
エルサレム「首都」宣言の波紋 中東和平交渉に影響も
トランプ米大統領による「エルサレムはイスラエルの首都」宣言を受けて、世界各地でアラブ人やイスラム教徒らを主体とした抗議行動が発生した。宣言が、国際社会にとって「吉」と出るか「凶」と出るかは不明だが、膠着(こうちゃく)状…
法と秩序が乱れた2017年
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 「国難」直視せぬメディア 伝統や文化の破壊をあおる 人間社会において平和で仲良く共存していくためには、法と慣習によって秩序が守られていることは、言うまでも無く大切なことで…
“自画自賛外交”という情けない現実
中国要人との会食2回のみ 「易地思之(立場を替えて考える)」。大統領府高位関係者はこの四字熟語が13~16日、文在寅(ムンジェイン)大統領の訪中成果を圧縮的に表現していると言った。 それで立場を変えて考えてみた。習近…
慰安婦合意検証、対日関係発展の意志あるのか
いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり日韓両国政府が一昨年末に合意したことについて、その過程に問題がなかったか検証してきた韓国政府の作業部会が結果を発表した。予想通り合意にこぎ着けた朴槿恵前政権の交渉姿勢を問題視し、国際慣例上…
慰安婦合意検証、前政権への「報復」だが国際社会の信用失う
解説 日韓「慰安婦」合意の検証を進めてきた韓国政府の作業部会が朴槿恵前政権の交渉姿勢に問題があったと結論付けたことで、日韓が共に未来志向に踏み出そうという合意の精神は色褪(あ)せる恐れが出てきた。政治決着を目指したこの…