Date archive for 10月, 2016

性暴力横行するコンゴ東部

 1996年以降、20年間にわたって紛争状態が続くアフリカのコンゴ東部において、反政府武装勢力が住民に恐怖心を与えて支配する「安価な武器」として性暴力が利用されている。現地で性被害者の救済とケアに取り組んでいるパンジ病院…

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金融政策枠組み転換の長短

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 持久戦型の運営を評価 物価目標2%に固執するな  日本銀行は、去る9月20~21日の政策委員会政策決定会合において、13年4月以来先月までの「量的・質的金融緩和」「その拡大…

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駐屯地効果、島が潤い人口流出に歯止めも

国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地(5) 自民党政調会審議役 田村重信緊急リポート  沖縄には「島ちゃび」という言葉がある。「離島苦」の意味で、頻繁に襲う台風が主産業の農作物に大被害を与えること、さ…

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歴史を塗り替える中国

インサイト2016 筑波大学名誉教授・理学博士 遠藤 誉  2016年9月20日、米ワシントンDCのナショナル・プレス・クラブで国際シンポジウムが開催された。主催はアメリカの大手シンクタンク「Project(プロジェクト…

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タイ国王死去、愛国の念を貫いた「大地の父」

 タイ国民にとって、プミポン国王はかけがえのない存在だった。その国王が大樹が倒れるように逝った。タイ国民は国王を「大地の父(ポー・クロン・ペン・ディン)」と呼んできた。仏教の保護者であり国軍の統帥権を保持する国家元首への…

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ノーベル賞受賞決定で基礎研究のお寒い現状を指摘するだけの各紙

◆大隅氏が警鐘鳴らす  「私の研究は、20年前に始めた研究の成果。ノーベル賞学者が日本で毎年出ているなんて浮かれている場合ではない」  ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった大隅良典・東京工業大学栄誉教授(71)は記者会…

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「秋晴の外の明るさ部屋になく」(稲畑汀子)…

 「秋晴の外の明るさ部屋になく」(稲畑汀子)。昨日は久しぶりに秋晴れの日差しが見られた。空が青く、明るい。しみじみと秋の一日を実感。  ノーベル文学賞の受賞者に、米国のシンガー・ソングライターのボブ・ディラン氏が選ばれた…

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恋文と女性蔑視の差、どうなる米大統領の器とダチョウ

 世界には、米国に再び「世界の警察官」を務めると言ってほしい、との声も強い。例えば、ラスムセン前北大西洋条約機構(NATO)事務総長は最近の米紙で、オバマ政権がそれを放棄したから、中東、ロシア、中国、北朝鮮など重大問題を…

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米大統領選の意味、世界的思想戦の潮流を左右

オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」(17)  今回の米大統領選では「LGBT(性的少数者)外交」の是非は争点になっていない。そもそも、ほとんどの有権者は、オバマ政権が国内だけでなく海外でもLGBTアジェンダ…

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皇太子殿下が信玄堤を御視察

 皇太子殿下は14日、日帰りで山梨県を訪れ、八ケ岳南麓に湧く「三分一湧水」や、武田信玄が築いたとされる堤防「信玄堤」を視察された。皇太子殿下は水問題に関心があり、長年水に関する研究や活動を続けられている。  午前中、車で…

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地域のために地域とともに、住民と隊員の心が一つ

国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地(4) 自民党政調会審議役 田村重信緊急リポート  「地域のために 地域とともに」という言葉が司令の要望事項としてエントランスホールのモニターに映し出されている。 …

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大規模停電、不測の事態への備え万全に

 東京都内の約58万6000戸に影響が出た大規模停電は、埼玉県新座市の東京電力施設内のケーブル火災が原因だった。ケーブルの経年劣化が火災につながったとみられている。 ケーブル劣化で漏電か  停電の影響で、都内では鉄道など…

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オバマ氏、ハッキングへの報復表明 Obama Vows retaliation for hack

 ホワイトハウスは、今年の米大統領選に影響を及ぼすことを狙ってロシアがハッキングを行っているとして、報復を行うとみられている。具体的な内容は明らかにされていない。  政府高官は「インサイド・ザ・リング」に対して「大統領は…

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70年にわたり在位したタイのプミポン国王が…

 70年にわたり在位したタイのプミポン国王が死去した。首都バンコクでは、多くの人が喪服で出勤し、国王が息を引き取った病院前の大通りの歩道は喪服姿の人々で埋め尽くされた。国王への敬愛の深さが、悲しみに表れている。  政治勢…

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たくましい子供の順応力

地球だより  5歳の娘が9月から公立のキンダーガーテン(日本の幼稚園の年長に相当)に通い始めた。筆者が住むバージニア州では、キンダーガーテンは義務教育で小学校の中にある。このため、幼稚園児でも小学生たちと一緒に黄色いスク…

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金氏の姿が見られなかった党創建71周年

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)労働党委員長が党創建71周年(10月10日)を前後して、公開の席に姿が見られず、関心が集まっている。  最高人民会議常任委員長の金永南ら最高位幹部が10日、金日成(キム…

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自衛隊配備までの道のり、島外から活動家招き反対

国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地(3) 自民党政調会審議役 田村重信緊急リポート  与那国町議会が2008年1月に自衛隊誘致の方針を決めたことを受け、翌年6月には外間守吉町長と崎原孫吉町議会議長(…

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2次補正成立、低迷する景気に弾みつけよ

 2016年度第2次補正予算が成立した。決定している総事業規模約28兆円の経済対策の第1弾となるものである。  日本経済は最近の円高の影響もあり、内外需とも冴(さ)えず、牽引(けんいん)役不在の低迷状態にある。企業にも奮…

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京城喫茶店の変遷史

植民地下のソウルの姿描く  いつも韓国の政治情勢や南北情勢などを扱う小欄だが、秋の訪れとともに少し文化的な話題を取り上げて、韓国ソウルの別の顔を覗(のぞ)いてみることにする。  「月刊朝鮮」(10月号)に掲載された金泰完…

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韓国大統領を目指す面々

元ソウル市長や現・元道知事/潘基文氏も意欲満々  韓国大統領選まで1年。聞こえてくる大統領候補は潘基文(パンギムン)国連事務総長の名前ばかりだ。しかし、「歴代最低の事務総長」にしか韓国の舵(かじ)取りを任せられないほど、…

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ロシアとの戦略的対話 新関係は潔い4島返還で

孤立に追いやる米欧  プーチン大統領の今年12月の来日が決定し、北方領土問題かつ今後の日露平和条約交渉の展開に我が国では大きな関心を呼んでいる。戦後70年以上たった今、両国の打開策に期待が集まる。  ロシアは冷戦後、「疑…

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「殺したがるばかども」と作家の瀬戸内寂聴氏が…

 「殺したがるばかども」と作家の瀬戸内寂聴氏が発言した。「殺したがる」というのは、犯罪被害者遺族が加害者の死刑を望む、との意味だ。今月初めに福井市で開かれた日弁連の死刑廃止に関するシンポジウムの席上、ビデオメッセージの形…

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ポリフェッサーの季節

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  1980年代のソウル大社会学部では現実政治に積極的に参加する教授(ポリフェッサー)に対する抗議デモが相次いだ。政治学科がその震源地だった。●成東、崔昌圭、金学俊教授と李洪九教授がそ…

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