北米・中南米
対中強硬の安保戦略、実体伴った行動示せるか
トランプのアメリカ 就任から1年(6) 米調査会社ユーラシア・グループは2日、今年の「世界10大リスク」を発表し、海洋進出を活発化させる中国を1位に選んだ。同グループのイアン・ブレマー社長は「中国は空白を好む」とし、ア…
建国時から延々続く移民論争
米コラムニスト ジョージ・ウィル 国境警備めぐり激しい議論 不法移民一斉取り締まりも 1970年、第1回合衆国議会の中の誰よりも、その時代の誰よりも賢明で優れた知性を持っていたジェームズ・マディソンが、下院で移民問題に…
米沿岸警備隊、武装砕氷船を建造へ
北極海進出狙うロシアに対抗か 解氷が進む北極海の軍事的支配は近年、米国とロシアにとって重要な課題となっている。米沿岸警備隊のズクンフト長官は、最新の大型砕氷船に初めて重火器が搭載される予定であることを明らかにした。ロシ…
対北包囲網の構築 米韓分断工作、制裁逃れに直面
トランプのアメリカ 就任から1年(5) 「善かれ悪(あ)しかれ、この2018年のうちに北朝鮮において根本的な変化が起きるかもしれない」 スタンフォード大フーバー研究所の歴史家、ビクター・デービス・ハンソン氏は、最近の…
新NPR、核戦力を強化へ
オバマ政権の核政策を非難 最新の米中長期核戦略「核態勢の見直し」(NPR)の草案がリークされ、トランプ大統領が、新たな兵器を開発し、古い兵器と運搬手段を近代化して、核戦力を強化しようとしていることが明らかになった。 …
「生命の権利を守る」 米大統領がメッセージ
ワシントンで中絶反対デモ 米国の首都ワシントンで19日、人工妊娠中絶に反対するデモ行進「マーチ・フォー・ライフ」が開催され、トランプ大統領がホワイトハウスから生中継でデモを支持するメッセージを寄せた。トランプ氏はこの中…
「米国第一」の背景、「地政学」の復活を直視
トランプのアメリカ 就任から1年(4) トランプ米大統領が昨年12月に発表した国家安全保障戦略(NSS)には次のような一節がある。 「ライバル国に関与し、国際機関や世界貿易に組み入れることで、これら国々を良性のアクタ…
カスペルスキー、政府機関での製品使用禁止の差し止め請求 Kaspersky Lab seeks injunction blocking DHS from banning Russian antivirus vendor
ロシア政府との密接な関係を非難されているソフトウェア販売のカスペルスキー・ラブ(本社・モスクワ)は、ワシントンの連邦判事に、米政府機関による同社製品の使用を禁止する国土安全保障省の命令を差し止めるよう求めた。 カスペ…
ローマ法王、機上で「サプライズ結婚式」
南米のチリとペルーを歴訪中のフランシスコ・ローマ法王が18日、チリの首都サンチアゴから北部イキケに向かう移動中のチャーター機内において、客室乗務員カップルの結婚式を執り行った。 法王によって直接結婚式を執り行われると…
社会問題で保守路線、福音派の熱烈な支持続く
トランプのアメリカ 就任から1年(3) 既存の政治システムに縛られず、過激な発言で敵対勢力を徹底的に攻撃する。こうしたトランプ米大統領の言動には、多くの批判が集まっている。だが、トランプ氏が社会問題で保守的な政策を次々…
トランプ政権1年、「力による平和」を推進せよ
トランプ米大統領が就任1年を迎えた。トランプ氏は「米国第一」を掲げ、米国の利益を最優先する姿勢を示してきた。外交・安全保障分野では「力による平和」を推進し、軍事力や同盟国との連携を強化する方針を打ち出した。 北朝鮮への…
トランプ政権1年、独自路線で内外に波紋
税制改革など公約実現 トランプ米大統領が就任して、20日で1年を迎える。既存の政治に不満を持つ白人労働者層の支持を背景に、「米国第一」主義を掲げ、環太平洋連携協定(TPP)などの国際協定からの離脱やエルサレムの首都認定…
抗議デモに厳しい弾圧命じる-イラン Iran’s rulers order bloody crackdown on citizen protests
イランの支配者らは、昨年12月28日の抗議デモ開始後、デモに参加していた市民を拷問し、銃撃して殺害した。イラン反政府組織が16日、明らかにした。 欧州を拠点とする反政府組織、イラン抵抗評議会(NCRI)は、治安部隊が…
変化した政権運営、混乱の半年から「上り調子」に
トランプのアメリカ 就任から1年(2) トランプ政権の1年は、稚拙な政権運営や混乱が目立った前半と、ホワイトハウスの秩序を徐々に取り戻した後半とで大きく変化した。 ブッシュ元大統領(子)の選挙参謀だったカール・ローブ…
なるか?メトロの改善
地球だより ワシントンDCと郊外を結ぶ地下鉄(メトロ)は遅延が頻発するなど、利用者の評判はあまり良くない。乗客数は年々減少しており、メトロは客離れをいかに止めるか頭を悩ませている。 現在、平日の利用者数の平均は約6…
コロンビア、完全和平に苦戦
南米で最長の内戦と言われるコロンビア内戦。完全な和平実現に不可欠とされる第2の左翼ゲリラ勢力・民族解放軍(ELN)との交渉は、10日に起きたゲリラ側の攻撃によって中断されたままとなっている。 (サンパウロ・綾村 悟) …
米政権、中国の太陽光発電資材に関税か
エネルギー価格上昇の懸念も ブームに沸く米国の太陽光発電。しかし関連資材メーカーは、中国などからの安価な資材によって競争力が削がれているとして、厳しい対抗措置を政府に要求。その一方で、業界のリーダーらは、関税が掛けられ…
トランプのアメリカ、明確な保守派大統領
トランプのアメリカ 就任から1年(1) トランプ米大統領の就任から20日で1年を迎える。世界を振り回す「異端児」が担った米国の舵(かじ)取りは、何をもたらしたのか。毀誉褒貶(きよほうへん)渦巻く1年の成果と課題を総括す…
ベネズエラ、最高裁襲撃グループ逮捕
首謀者の生死は不明 ベネズエラ国家警察は15日、首都カラカスの最高裁施設などをヘリコプターから攻撃した元警察官オスカル・ペレス容疑者(36)をはじめとする犯人グループの潜伏先を急襲、犯人全員を逮捕もしくは射殺したと発表…
違法薬物に対する法執行について Enforcing laws against illegal drugs
米国のジェフ・セッションズ司法長官はマリフアナは好きではない。彼はこのことを数回にわたる機会に明らかにしている。トランプ大統領は、諸州は、マリフアナを栽培し、販売し、喫煙することを違法とすべきかどうか決めるべきだと思っ…
トランプ政権、武器輸出促進へ規制を緩和
軍需企業からも強い期待 規制緩和、煩雑な手続きの撤廃を進める米トランプ政権は、米製兵器の海外売却への規制の緩和を進め、最新兵器の国際市場への売り込みを加速させようとしている。 米政府は「バイ・アメリカ」計画の策定を進…
中国の秘密活動へ対応模索
米コラムニスト デービッド・イグナチウス 識者・記者らに圧力も 米の民主的価値観に挑戦 先月発表されたトランプ政権の国家安全保障戦略では、あまり注目されなかったが、情報を操作し、米国の大学、シンクタンク、映画スタジオ、…
エルサレム承認は再選の布石
獨協大学教授 佐藤 唯行 “公約”守ったトランプ氏 福音派とユダヤ系右派が支持 昨年12月6日、トランプ米大統領は米中東外交のタブーを犯してしまった。エルサレムをイスラエルの首都として公式に認め、これまで商都テルアビブ…