国際
張成沢氏処刑の延長戦
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が毒殺された事件をめぐって「なぜ、今の時期に殺されたのか」という疑問が膨らんでいる。 金正恩委員長は2011年末、最高指導者に就任以来、労働党と軍部の高官130人以上を…
金正男氏暗殺、恐怖政治で権力固める異常さ
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏がマレーシアのクアラルンプール国際空港で殺害された。マレーシア警察は北朝鮮の工作員とみられる女2人を逮捕した。 正恩氏の「指示があった」(韓国の情報機関・国家情報院…
イランは外国人テロリストを養成-反政府組織 Iran growing network to train foreign terrorists, dissident group says
イランの強硬派イスラム政権が国外でのテロ活動を活発化させ、外国人戦闘員の訓練キャンプネットワークを国内十数カ所に設置している。イラン最大の反体制組織が14日、ワシントンでの会見で明らかにした。 イラン抵抗評議会が、訓…
目立つ社会人の大学受験
地球だより ブラジルにおいて、日本の大学の統一入試に当たるENEM(全国高等教育試験)の結果が出終わり、試験の点数に応じた入学正否の報告があちらこちらから聞こえるようになった。 今回、高3の知人の娘さんが、ENEMの…
支離滅裂状態の保守陣営、墜落の底見えず
韓国紙セゲイルボ 政界で弾劾危機論が広がっている。朴槿恵大統領側の遅延戦略が成功して、憲法裁判所の李貞美(イジョンミ)裁判官が退任する3月13日まで判断を引き伸ばす可能性もあり、裁判官2人が棄却側に立ったという説も飛び…
英雄・安重根の受難
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 安重根(アンジュングン)義士(韓国の独立運動家。1909年に前韓国統監の伊藤博文枢密院議長を暗殺)の韓国語と英語の広報ビデオが昨日、オンライン公開された。2月14日は107年前に安…
「米軍再建」目指すトランプ大統領
イスラム圏7カ国からの一時的な入国禁止措置など国内外から批判を浴びるトランプ米大統領の外交・安全保障政策。だが、日本として歓迎すべき分野があることも見落としてはならない。「米軍再建」の取り組みだ。オバマ前政権下の急激な…
「盧武鉉・ブッシュ」の既視感? 危険な次期政権の対米自主外交
韓国紙セゲイルボ 米外交界では韓国で左派政権が登場すれば、韓国の進歩政権と米国の保守政権が衝突した盧武鉉(ノムヒョン)・ジョージ・ブッシュ大統領時代のデジャブ(既視感)になるという見方が出ている。 盧元大統領は米国を…
異母兄、正男氏の暗殺 中国が切り捨てた可能性
駐欧州の金一族に動揺も 金正男氏の暗殺計画は過去にも何件か報じられたことがある。最初に報道されたのは2004年11月だ。「後継者問題に絡んで反正男グループが正男氏をウィーンで殺害しようとしたが、その情報をキャッチしたオ…
トランプ氏のNAFTA「微調整」にカナダ首相安堵 Trudeau reassured by Trump after president had previously threatened NAFTA
トランプ大統領は13日、ホワイトハウスを訪問したトルドー・カナダ首相を政治的に擁護する態度を示し、米国の北の隣国カナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)の条件を「微調整」するが、メキシコには厳しい条件を突き付けると語っ…
無意味な混乱招いた入国禁止
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 目的は選挙公約の実行 テロ対策への悪影響も ばかげているが法律だ。イスラム教国7カ国からの米入国禁止措置のことだ。米国人の日常に関する政策や倫理的な問題とすべきものはどれも、…
北ミサイル発射、日米揺さぶりは通用しない
北朝鮮が北西部の亀城付近から中距離弾道ミサイル1発を東方に向けて発射した。ミサイルは約500㌔飛行して日本海に落下した。安倍晋三首相とトランプ米大統領による初の首脳会談に合わせ、日米両国を牽制(けんせい)したものとみら…
理由は亡命計画発覚か? 韓国情報筋
女性スパイ2人が毒針で襲撃 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏(46)が13日、マレーシアのクアラルンプール空港で殺害された件で、韓国情報筋は14日、本紙に対して、「金正男氏が韓国亡命を企てたことが発…
ベッツィ・デボス最後に勝つ Betsy Devos laughs last
ベッツィ・デボスは、爆撃機のパイロットが「臨機目標」と呼ぶものだった。つまり、戦略目標のために慎重に作成されたリストから選ばれたのではなく、その日の任務用の残り数発の爆弾を、パイロットが気をそそられたら自由に落とせる目…
米新政権支える若き黒幕
獨協大学教授 佐藤 唯行 主導権争い制した娘婿 大統領の懐刀クシュナー氏 先月、トランプ米大統領は娘婿ジャレッド・クシュナー(36)を大統領上級顧問に登用した。表向きは中東外交と通商交渉の担当だが、実質は幅広い守備範囲…
混乱生む反トランプのボイコット Branded as enemies: Anti-Trump business boycotts create confusion for consumers
この調子でいくと、反トランプ大統領派が組織したボイコット運動に反しないようにするために、自分でバターを作り、ビールを醸造し、靴を作らなければならなくなるかもしれない。 アマゾン、ザッポスで買い物をしてはいけない。ウォ…
短期間の民泊を禁止
地球だより シンガポール国会は2月上旬、短期の民泊禁止法案を可決した。 自宅の一室もしくは全部を旅行者などに貸す場合、宿泊期間は半年以上でなければならないと新法では規定。これを下回る期間の民泊は、都市再開発庁(URA…
ドゥテルテ大統領、比共産党との和平交渉を中止
NPAの停戦無視で方針転換 ドゥテルテ政権が重要課題と位置付けていたフィリピン共産党との和平実現。昨年8月に交渉再開を実現し、早期の和平合意が期待されていたが、ここに来て急展開を迎え、交渉中止という最悪の事態に陥ってい…
白々しい金正恩氏「新年の辞」
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 羨むものなし」は大うそ 食糧不足にあえぐ北朝鮮人民 北朝鮮問題を研究する者にとって、最高権力者が毎年1月1日に発表する「新年の辞」の分析は欠かすことのできない作業である。「新年の辞」と…
突如、大統領候補に浮上した黄教安代行
韓国紙セゲイルボ 憲政史の重要な曲がり角を迎えた今日、黄教安(ファンギョアン)大統領権限代行が大統領候補の列に上ったことは訝(いぶか)しい限りだ。 彼は与えられた職分に最善を尽くした公務員であったのだろうが、国民の喜…
厚遇で同盟重視を示す、日米首脳会談でトランプ氏
トランプ米大統領が英国のメイ首相に次いで安倍晋三首相を公式会談の相手として選んだのは、日米同盟を重視している立場を示す狙いからだ。 スパイサー大統領報道官は、トランプ氏が首脳会談後に安倍首相をフロリダ州の別荘に招待す…
「日本人は完璧」なのか
地球だより 1月下旬、久しぶりにエジプトの映画を見に行った。友人が、駐エジプト日本大使役で出演し、しかも映画の題が「ヤバーニー・アスリー(誠の日本人)」で、「日本人は完璧」との意味合いが込められていると聞いたからだ。エ…