中東・北アフリカ
ユダヤにも「食べ合わせ」
地球だより イスラエルの国民の8割はユダヤ人、つまりユダヤ教徒である。その中でユダヤ教の戒律を厳格に守る者は約2割、ある程度戒律を守っている者は約6割、ほとんど戒律を気にしない者は約2割いるとされる。 ユダヤ教の戒律…
シリア反体制派拠点で武器庫爆発
69人死亡、原因は不明 シリア反体制派の最後の拠点となっている同国西部イドリブ県サルマダで12日、武器庫が爆発し、在英のNGO「シリア人権監視団」によると、民間人50人以上を含む69人が死亡した。 爆発原因は不明、弾…
20年までに「宇宙軍」を 米副大統領表明
中露の脅威に対抗 ペンス米副大統領は9日、2020年までにトランプ大統領が提唱する「宇宙軍」を米軍に創設することを目指すと発表した。急速に宇宙開発を進め、米国の優位を脅かす中国やロシアに対抗する狙いがある。 ペンス氏…
イラン議会、大統領盟友の閣僚解任
経済問題に批判 イラン議会は8日、ロウハニ大統領の盟友とされるラビイー労働・協同組合・社会福祉相を解任した。イランのファルス通信によると、ラビイー氏の不信任決議案は、全243票のうち賛成129、反対111、棄権3で可決…
車を優先する道路構造
地球だより アラブ諸国の道路の構造は日本や欧米と大きく異なる。車道だけで、歩道がない所が多く、危険極まりない。 エジプトの首都カイロの中心地タハリール広場でも、地下道はあるものの地上にほとんど歩道はなく、横断歩道もな…
「ユダヤ人国家法」に抗議、イスラエルで10万人がデモ
イスラエル国会(クネセト)で7月に可決されたユダヤ人の権利を強調したイスラエルの新法「ユダヤ人国家法」をめぐり、アラブ系住民を中心に不満が噴出、イスラム教の一宗派であるドルーズ派による大規模な抗議デモも行われた。(エル…
北朝鮮とイラン、対米牽制
外相会談で友好誇示 北朝鮮の李容浩外相は7日、イランの首都テヘランでザリフ外相と会談し、さらなる関係発展を歓迎することで一致した。国営イラン通信(IRNA)などが同日、報じた。 李外相のイラン到着当日は、イランに対す…
ビンラディン母に初インタビュー、「大学時代、別人に」
「ムスリム同胞団に洗脳された」 国際テロ組織「アルカイダ」の最高指導者だったウサマ・ビンラディンの母親アリア・ガネム氏が2日までに英紙ガーディアンと初のインタビューに応じ、大学生の時期に「全く違った人物になってしまった…
最終段階迎えたシリア内戦
東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 「アラブの春」とは別物 部族の生き残り懸けた戦い 約7年以上にわたるシリア内戦が、一時的と判断されても不思議ではない停戦を迎えた。今年6月に入りシリア政府軍は、シリア南部一帯に分散的拡…
天に昇るカタクチイワシ
地球だより あるエジプト映画を見て、エジプト人が海と言うとき、三つの海を想定することを知った。地中海に紅海、それにナイル川だ。 その方式でトルコで海というと、地中海にエーゲ海、黒海となる。かようにトルコは三方を海に囲…
神殿崩壊日の祈り
地球だより イスラエルでは7月22日、ユダヤ暦のアブ月9日(テイシャ・ベ・アブ)で、神殿崩壊日だった。 ユダヤ人は過去、エルサレムに二つの神殿を建設しているが、いずれも同じ日に崩壊したと言われている。 古代イスラエ…
シリア内戦、反体制派地域の奪還続く
シリア内戦は、アサド政権軍が、反体制派の支配地域を着実に奪還、内戦終結の希望も持てるまでになった。2015年9月のロシアの介入は、青息吐息の同政権軍を強化、17年11月の過激派組織「イスラム国」(IS)の「首都」ラッカ…
ビーチでも黒ずくめ
地球だより 地中海沿岸の都市アレクサンドリアとリビア国境の中間にあるマルサマトルーフのビーチが素晴らしいと聞いたので行ってみた。 ホテルからの眺めは抜群、左右に広がる広大な海は、細長い陸地によって入り江がほぼふさがれ…
クシュナー氏ら中東諸国歴訪、米独自の和平案に支持求める
トランプ米大統領の娘婿で中東和平仲介を担当するクシュナー大統領上級顧問らは先月、イスラエルをはじめ、ヨルダン、サウジアラビア、エジプトなど中東の関係諸国を歴訪した。各国政府と米独自のパレスチナ和平案を協議、支持を求めた…
旅は人を悪くする
地球だより 異国では閑(ひま)ができると、大抵、歩き回る。田舎だと自然が満喫できるし、都会では表のショーウインドーでは見られない路地裏の真実に遭遇するチャンスでもある。 トルコのイスタンブールで、ぶらりと散歩に出た。…
イエメン、ホデイダ港めぐり内戦激化
イエメン内戦は6月、同国第2の貿易港ホデイダ港の支配権をめぐって激化、内戦開始以来最大の激戦が展開されている。ハディ暫定政権軍は20日、同港の空港を占拠した。国連人道問題調整事務所(OCHA)は21日、戦闘を恐れて避難…
女性に厳しいラマダン
地球だより エジプトでは5月17日にラマダン(断食月)期間に入った。6月15日に終了、その後の3日間、ラマダン明けの祭りがあり、通常生活に戻ることになる。 ラマダンのイスラム教徒にとっての最大の利点は、信仰の原点に立…
イスラエルとパレスチナ、停戦後も止まぬ報復の応酬
停戦にもかかわらずパレスチナ自治区ガザからロケット弾が発射され、イスラエル軍の報復攻撃も続いている。また、ガザ地区のパレスチナ人は、イスラエル側に向けて無数の発火装置や爆発物をぶら下げた凧やヘリウム気球を飛ばし続け、ガ…
春の収穫祭
地球だより イスラエルでは5月20日(ユダヤ暦シバンの月6日)、ユダヤ教の三大祭りの一つである「シャブオット」を祝った。ペサハ(過越の祭り)から7週間後、つまり50日目に行われ、7週の祭りとも言われている。 旧約聖書…
ガザで大規模デモ、ハマスが主導
イスラエル米大使館移転に抗議 5月14日のイスラエル建国70周年記念行事と在イスラエル米大使館のエルサレム移転に反対し、ガザ地区で行われた大規模デモでは、60人ものパレスチナ人の死者が出たが、それと同規模の犠牲者が出る…
深刻化する「ナクバの日」デモ
東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 パレスチナに世界が同情 関心集め資金獲得図るハマス まさか本当にはやるまいと思っていたことが現実に実行された。トランプ米大統領の選挙公約として登場したエルサレムへの米国大使館移転宣言は…
イラク議会選でのサドル師勝利にイランの勢力拡大を懸念するFT紙
◆民主的な選挙に驚き イラク連邦議会選が12日行われ、かつて反米勢力を率いて、米軍を攻撃していたイスラム教シーア派のサドル師率いる政党連合「改革への行進」が、予想を覆して第1党に躍り出た。隣国シリア、イラン情勢が動揺す…
今年もスイカの季節に
地球だより 日増しに暑さを増す5月初旬から、スイカ屋が至る所に店を出し始める。商店街や、駅前の路上市場、道路沿いに広げられた露天の店、農家の軒先やスイカ畑の直近の路上など、一気にスイカ売りが目立つようになる。 中が真…