アジア・オセアニア rss

独裁国家・中国、世界制覇の危険性認識せよ

2017激動の世界を読む(8) 東京福祉大学国際交流センター長 遠藤誉氏 今年、注目されるのは米中関係だが、米大統領就任式後、中国が仕掛けてくるシナリオをどう読むのか。  米中は厳しい緊張関係に入るだろう。シナリオは中国…

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沈静化した年越し花火

地球だより  フィリピンで新年の風物詩と言えば、悪運を追い払う盛大な花火だが、今年はかなりおとなしくなった感じがした。  確かに日本では考えられない数の花火が住宅街のあちこちから一斉に打ち上げられ、話し声も聞こえないほど…

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タイ仏教僧団と政権が対立

3年空席の大僧正の選出めぐり  タイは敬虔(けいけん)な仏教国だ。人々の心の中心には仏教が大きな比重を占めている。その仏教国タイでクーデターで政権を握ったプラユット暫定政権と高位の僧侶で構成されるタイ・サンガ(仏教僧団)…

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中国サイバー戦部隊、北京市内のホテルに本部

米WT紙 電子・情報戦担う秘密部隊  中国軍のサイバー戦部隊の本部が北京市内の二つのホテルにあることが米陸軍アジア研究分遣隊(神奈川県キャンプ座間)の報告によって明らかになった。米紙ワシントン・タイムズ紙のコラムニスト、…

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中国の海洋進出、急速な海軍力強化に備えよ

 2017年も、海洋強国を目指す中国の活動が止まらない。中国初の空母「遼寧」は南シナ海で艦載機の「J(殲)15」戦闘機や艦載ヘリの発着艦訓練を実施した。南シナ海での発着艦訓練は初めてとなる。  空母が南シナ海で訓練  今…

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中国の攻勢前に連携求めるトランプ、ドゥテルテ両氏

 ここはかつて、この地域内で最も強固で、永続的な米国との同盟関係を象徴する場所だった。長い間閉鎖されてきたこの巨大な海軍基地をめぐって今、新たな疑問が浮かび上がっている。両国で戦略的な大転換が進む中、両国関係も混乱し、変…

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トランプ政権警戒する中国

蔡総統との電話に衝撃 日露の関係進展にも焦燥感  2016年はプーチンロシア大統領とトランプ次期アメリカ大統領が世界の注目を浴びた年でもあった。プーチン大統領はアメリカのフォーブズ誌で4年連続世界で第1位の最も影響力のあ…

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日常茶飯の銃社会

地球だより  タイはアメリカほどではないにしても銃社会であることは間違いない。日本に比べタイでは拳銃が安易に手に入るし、くじ引きで男は兵役義務があることから、銃の扱いには慣れている。  1週間ほど前にもバンコク東郊サムッ…

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比大統領就任半年、ドゥテルテ氏の依然支持高く

麻薬犯罪対策で治安改善 超法規的殺人に懸念も  就任から6カ月が経過したドゥテルテ大統領。さまざまな暴言や麻薬戦争をめぐる超法規的殺人で国際社会から注目を集める一方、依然として国内では高い信頼度を維持していることが最近の…

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「海の長城」で「中国の夢」阻め

平成国際大学教授 浅野 和生 西太平洋進出狙う中国 日台を結ぶ島嶼線が要害に  本年秋、中国共産党第19回全国代表大会が開催される。「中華民族の偉大な復興」を掲げた習近平が総書記に再選されれば、あと5年でその「中国の夢」…

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中国空母、警戒要する遠洋展開能力向上

 中国海軍の空母「遼寧」が率いる艦隊が西太平洋を経由し、南シナ海を航行した。遼寧の太平洋進出は初めてである。  中国国防省は活動の目的が「遠洋訓練」だと公表しているが、要警戒である。  初めて太平洋に進出  中国は九州南…

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ビーチでの物売り

地球だより  タイは外国人観光客の書き入れ時を迎えている。「ホット・ホッター・ホッテスト」の3季しかないとされる南国タイでも、雨期が終わり乾期が始まる11月から2月まで、早朝だけは日本の初秋のような天気が続く。  とりわ…

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日台で「海の万里の長城」築け

インサイト2016 中国の膨張と蔡英文氏の課題 前参議院議員・PHP研究所前社長 江口克彦  中国が、西に東に、その勢力を伸ばしつつある。中国は、共産主義と言っても、それは 衣裳のようなもので、服を脱げば、紛れもなく中華…

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内憂外患の中国指導部

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 トランプ氏、強硬姿勢へ 経済低迷・格差拡大で党不信  12月2日に、米次期大統領トランプ氏が台湾総統の蔡英文氏と電話会談をしたとのニュースが駆け巡った。米国が中国と国交樹立し、台湾と断交後6…

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自己中過ぎるタクシー

地球だより  日本でタクシーを利用するとき、目的地を運転手に告げるのはだいたい車内に乗り込んでからだろう。しかしフィリピンでは乗り込む前に目的地を告げるのが一般的だ。なぜなら目的地による乗車拒否が日常的に行われているから…

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トランプ氏、アジア太平洋に戦略的関与を

 トランプ次期米大統領は台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行うなど「一つの中国」の原則に縛られる必要がないとの見方を示している。  「一つの中国」に縛られず  米大統領や大統領選の当選者が台湾トップと会談したのは、197…

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ミャンマー政府、ロヒンギャ問題で外交攻勢

 ミャンマー政府の実質的トップであるアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は、12月初旬に予定していたインドネシア訪問を取りやめた。ミャンマー西部ラカイン州で国軍がイスラム教徒ロヒンギャを迫害しているとして、ジャカルタの…

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中国で元軍人らが抗議デモ China military unrest

 ドナルド・トランプ次期大統領の米中関係をめぐる最近の発言に、中国共産党指導者らは懸念を抱いているが、その一方で、職に就けないことに不満を持つ、何万人もの元軍人らが騒動を起こし、不安が高まっていることに懸念を強めている。…

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バイクタクシー配車アプリ

地球だより  東南アジアを旅する時、足に困ることはまずない。暑い所だから現地の住民も、だらだら歩くことを嫌う。よって乗り合いタクシーなどが繁盛する。ベトナム南部のメコン川流域では、橋をフェリーで渡ると自転車タクシーがちょ…

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ドゥテルテ比大統領の麻薬戦争

「二重基準」との批判高まる  フィリピンのドゥテルテ大統領が推進する麻薬戦争で、警官が関与する超法規的殺人疑惑が浮上し大きな波紋を呼んでいる。疑惑への関与で停職処分となった警官をドゥテルテ氏が鶴の一声で復帰させていたこと…

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ロヒンギャの惨劇、スー・チー政権最大の試練に

 ミャンマー西部のラカイン州。イスラム教徒のロヒンギャ族の村を強襲した国軍部隊は、家々に火を放ち、村民を殺害し、略奪し、レイプした。国境の川を渡って逃げた者も何人か射殺された。小舟で渡った集団は、バングラデシュ側から追い…

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日本に必要な国家ビジョン

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 信頼と尊敬受ける国に 対中政策での指導力を期待  日本のマスメディアは毎日のようにトランプ次期米大統領の報道でにぎわっている。トランプ氏の勝利についていろいろな分析が行われているら…

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偽物銀行支店

地球だより  ベトナムではローカルマーケットや路上などで多くのコピー商品が売られている。時には本物と変わらない値段で販売されていたり、安いからと押し付けられるがまま買ってしまったりすることも少なくない。  最近は、観光客…

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