防衛レーダー rss

暴言が飛ぶ抗議集会

 政府は安全保障関連法案(以下・安保法案)を9月17日にも参議院で可決、成立を目指している。中谷元防衛大臣の答弁の曖昧(あいまい)さにも問題はあったが、安保法案に対する与野党の議論は、最初から最後まで噛み合っていない。 …

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格好いい自衛隊は困る?

 陸上自衛隊富士学校が毎年主催する国内最大の実弾射撃演習「富士総合火力演習」(総火演)が8月23日、静岡県御殿場市の東富士演習場で一般公開された。 今年で57回目となる総火演には、はがきとインターネットでの応募総数が14…

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マスコミOBと元首相

 現在、参議院で審議中の安全保障関連法案(以下・安保法案)をめぐり、法案に反対する「歴代首相に安倍首相への提言を要請するマスコミOBの会」(51人)が先月、中曽根康弘氏以降の存命の元首相12人に「安倍首相への提言」をお願…

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民意に沿わない報道

 安全保障関連法案(以下・安保法案)の審議が参議院で7月27日から始まった。 次世代の党、新党改革を除く野党(維新の党は中途半端な態度)は相変わらず「安倍政権=戦争推進政権」のような質問を繰り返している。  国会の外でも…

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民意に沿わない報道

 安全保障関連法案(以下・安保法案)の審議が参議院で7月27日から始まった。 次世代の党、新党改革を除く野党(維新の党は中途半端な態度)は相変わらず「安倍政権=戦争推進政権」のような質問を繰り返している。  国会の外でも…

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安保に無責任な野党

 安全保障関連法案が16日、衆議院を通過した。15日の衆議院安全保障特別委員会の採決では、次世代の党を除く野党が一斉に「強行採決」だとして反発した。  野党は「審議が十分に尽くされていない」などの理由を挙げ、このタイミン…

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幹部養成と入試制度

 防衛大学校(以下・防衛大)は文部科学省所管外の大学として昭和27年8月1日、保安大学校として設立される。昭和29年7月1日に校名を防衛大と改名し、昭和30年4月1日から、神奈川県横須賀市走水での教育がスタートした。  …

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幼稚な安保論争

 安全保障関連法案を審議する6月19日の衆議院特別委員会での政府と民主党の辻元清美氏のやり取りに注目してみた。  辻元氏は、徴兵制を禁止する明文規定がないのに、なぜ徴兵制を禁じているのかをただした。  菅官房長官は、憲法…

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豪注目の海自潜水艦

 日本政府は5月18日、次期潜水艦の国際共同開発を目指すオーストラリア政府からの要請を受け、海上自衛隊の「そうりゅう」型潜水艦に関する技術情報をオーストラリアに提供することを決定した。  日本はオーストラリアとの共同開発…

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中国の膨張主義と辺彊

 今月16日、中国を訪問したケリー米国務長官は、中国の王毅外相に対し、南沙諸島での中国による埋め立て拡大に懸念を表明。これに対し、王外相は「中国の主権、領土保全の維持に向けた決意は揺るぎない」とし一歩も譲らない態度を示し…

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防空識別圏外の小笠原

 東京都議会(平成27年2月27日開催)で、自民党の古賀俊昭議員が日本の防空識別圏について質問した。  質問の内容を簡単に紹介すると次の通りだ。  「日本の防空識別圏には、伊豆諸島南部から南側が除かれています。つまり、小…

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「IS」関連必読の書

 最近、日本では「イスラム国(IS)」に関する報道がめっきり減っている。  一時は次々と「イスラム国」関連本が出版され、書店の新刊コーナーに平積みにされていたが、いまはほとんど並んでいない。日本人2人が殺害された事件があ…

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最も若い自衛官の卵

 春は自衛官にとって定期移動(転勤)の季節だ。  特に今春の移動では、1佐職の陸上自衛隊の同期が普通科連隊長、特科連隊長、後方支援連隊長などの部隊指揮官のポストに次々と就いた。  自衛官、特に幹部自衛官は、平均2~3年の…

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大規模災害と「いずも」

 3月14日から5日間にわたって仙台市を中心に開催された第3回国連防災世界会議のパブリック・フォーラムに招待されたので、筆者も参加してきた。  国連防災世界会議は、国際的な防災戦略について議論する国連主催の会議であり、1…

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文民統制と文官統制

 日本政府は3月6日、防衛官僚(文官・背広組)と自衛官(制服組)を法制上、対等に位置付ける防衛省設置法の改正案を閣議決定した。  現在の防衛省設置法では、防衛大臣が陸海空の各幕僚長に対して「指示」や「承認」を行う場合、文…

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社会に出た防大卒業生

 毎年3月は卒業式のシーズンだ。わが母校である防衛大学校(以下・防衛大)でも、首相が出席して卒業式が行われる。  防衛大の卒業式は、最後に卒業生が学生帽を投げ上げるシーンが有名で、テレビのニュースでも紹介される。加えて、…

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人質救出と情報力

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人人質事件では、2人(後藤健二氏、湯川遥菜氏)が犠牲となった。  この事件を受けて、「海外で邦人が危険な状態(人質事件など)に陥ったときに、陸上自衛隊の特殊作戦群や第1…

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テロとは違う特攻隊

 1月13日付朝日新聞夕刊に、次のような記述があった。  「少女に爆発物を巻き付けて自爆を強いる過激派の卑劣。70年前、特攻という人間爆弾に称賛を送った国があった」。  この記述に対して、1月29日付産経新聞で、宮本雅史…

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沖縄の民意と報道倫理

 安倍晋三政権は1月14日、一般会計の総額が過去最大規模の96兆3420億円となった平成27年度予算案を閣議決定した。予算案の中で、防衛費は前年度比2・0%増の4兆9801億円が計上され、第2次安倍政権発足以降3年連続の…

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海自待望の多機能艦

 今年3月、海上自衛隊最大級の護衛艦「いずも」(ヘリコプター搭載護衛艦)が就役する。  「いずも」は大東亜戦争の緒戦に機動部隊の旗艦として活躍した旧海軍の空母「赤城」とほぼ同じ全長248㍍の飛行甲板を持ち、基準排水量1万…

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F35と日本の技術力

 米国政府はアジア太平洋地域での最新鋭ステルス戦闘機F35の整備拠点として、日本とオーストラリアを選定した。航空自衛隊が導入する42機や在日米軍の所属機が整備の対象となる。  F35とはどのような戦闘機なのか。簡単に説明…

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少子化時代の人材確保

 平成26年度の自衛隊募集・援護担当者会議が先月10、11日の2日間にわたって防衛省内で行われた。この会議での主要テーマは、少子化に伴う人材確保の問題だ。  会議では冒頭、陸上幕僚監部募集・援護課長の兒玉恭幸1佐から、次…

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伸縮する中国「辺彊」

 中国・北京で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の期間中、米中首脳会談が行われた。会談後の共同記者会見で、習近平国家主席は「太平洋は十分広いので、米中が共に発展することができる」と述べた。  習国家主席の発言…

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