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まだまだ短い
政治評論家 髙橋利行 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の誰を好むかと問われると、日本人の多くが「信長」を選ぶという。短い人生を峻烈(しゅんれつ)に生き抜いた生き様が、日本人を引き付けて止(や)まないのだろう。 信長が好ん…
米の「航行の自由」作戦の意義
日本大学名誉教授 小林 宏晨 「開かれた海」の原則堅持 南シナ海を舞台に中国と対決 長年にわたる自制の後、アメリカは、2016年1月22日、南シナ海で「航行の自由」作戦を実行した。その3週間後、オバマ米大統領は、東南ア…
パリの治安悪化に懸念広がる
フランス・パリ首都圏で今年に入り、スリ被害が急増している。外国人観光客だけでなく、パリ市民も被害に遭っており、深刻さを増している。暴力事件も増加して治安が悪化する一方、移民流入への反発から極右の台頭現象が起きており、社…
能楽師が指導、「土蜘蛛」に取り組む「鎌倉こども能」
稽古場に凛とした空気、「一生の宝となる貴重な経験」 神奈川県鎌倉市では次代を担う子供たちに、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている伝統芸能の能楽を通して、日本古来の行儀や作法を学んでもらおうと、昨年度から「鎌倉こど…
迷走気味の日米金融政策
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 FRBに大統領の圧力 さらなる緩和の余地ない日銀 日米の金融政策決定会合が相次いで開かれた。10月29~30日の米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOM…
1年を切った米大統領選挙
エルドリッヂ研究所代表 政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 改革できず苦境の民主党 トランプ氏の再選が濃厚に 来年11月3日に行われる、4年に1度のアメリカ大統領選まで1年を切った。候補者の数や発言、激しいやりとり…
皇居で大饗の儀
皇族方や首相ら289人が出席 天皇陛下と大嘗祭参列者の祝宴「直会(なおらい)」に当たる「大饗(だいきょう)の儀」の1回目が16日、皇居・宮殿「豊明殿」で行われた。皇后陛下、秋篠宮殿下御夫妻ら皇族方のほか、安倍晋三首相ら…
大嘗宮の儀つつがなく
16、18日に大饗の儀 皇居・東御苑の大嘗宮で14日夜から執り行われた大嘗祭の中心儀式「大嘗宮の儀」は15日午前3時15分ごろ、終了した。天皇陛下は新穀や酒などを神前に供えて御告文を読み、飯と酒を口にして国家、国民の安…
ロシアの違反で新たな火種、米はオープンスカイ条約離脱か
トランプ米政権は1992年に締結した「オープンスカイ条約」にロシアが違反しているとして離脱する計画を進めている。ロシアとの中距離核戦力(INF)全廃条約が失効したばかり。両国間の緊張が高まるのは必至だ。 米政府高官は…
明智光秀を祀る御霊神社
「怨霊」を鎮め「御霊」に 御霊神社宮司 足立 常秋氏に聞く 来年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公は戦国の知将・明智光秀。本能寺の変で主君・織田信長を討ったことから逆臣とされてきたが、近年、その功績が再評価されつつある…
大嘗祭 皇居で厳かに
皇位継承に伴う伝統儀式の大嘗祭の中心儀式「大嘗宮の儀」が14日夜から15日未明にかけ、皇居・東御苑で皇室行事として行われた。天皇陛下は米、アワや酒などを神前に供え、国家、国民の安寧と五穀豊穣(ほうじょう)などを祈られた…
トランプ氏 バイデン氏調査に関心
ウクライナ疑惑で初の公聴会 米議会下院は13日、トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐり初の公聴会を開いた。証言したテイラー駐ウクライナ臨時代理大使は、ソンドランド駐欧州連合(EU)大使が、トランプ氏はウクナイナ支援より…
“嫌韓”と“嫌日”誘発する報道は自制を
韓国紙セゲイルボ 両国首脳が対話継続の意思 先月、東京のあるレストランで昼食をしている時、テレビを見るとずっと韓国関連のニュースをやっていた。この日、曺国前法相夫人のチョン・ギョンシム東洋大教授が令状実質審査を受けるた…
記紀神話と大嘗祭
哲学者 小林 道憲 太陽神の命受け穀霊降臨 五穀豊穣約す太陽の霊力崇拝 わが国の最も古い歴史書『日本書紀』や『古事記』にある天孫降臨神話は、大体次のような話になっている。 ようやく平定された葦原(あしはら)の中つ国(…
赤旗“パワハラ”勧誘 徳島の鳴門市役所でも管理職30人購読
NEWSクローズ・アップ 全国の自治体で、日本共産党の地方議員による党機関紙「しんぶん赤旗」の購読勧誘が相次いで問題となる中、徳島県鳴門市役所でも課長級以上の管理職員少なくとも30人が昇格時に共産党市議から「赤旗」購読…
でも彼らは国を出る、ボックスピープルの悲劇
先月下旬、英国で大型トラックの冷蔵コンテナから39人のベトナム人密航者の遺体が見つかった。聞いただけで背筋が凍る。 その直後にも、移民や難民を積み込んだ冷蔵トラックがフランス、ベルギー、ギリシャで次々摘発された。 …
秋晴れのパレード ティアラ輝き
両陛下の晴れ姿に歓声 陽光の中、ゆっくりと進むオープンカーが新時代の到来を告げた-。天皇陛下の即位パレードが10日行われ、各地に祝賀ムードが広がった。約12万人で埋め尽くされた沿道では、歓声とともに日の丸の小旗が揺れ、…
建国70年迎えた中華人民共和国
平成国際大学教授 浅野 和生 党と軍最優先の習演説 国民の自由や人権は後回し 1949年10月1日の読売新聞は朝刊1面に「多難な中國の前途/内戦で十年逆行/中共 都市経営では失敗」と題する記事を掲載し、「毛沢東(マオ・…
上皇陛下御夫妻、正倉院展に
上皇陛下御夫妻は11日午後、東京・上野の東京国立博物館を訪れ、天皇陛下の即位を記念した特別展「正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美」を鑑賞された。 正倉院や法隆寺に収められていた宝物を中心に、100点を超える文化財を集…
ボリビアの反米左派モラレス大統領辞任
国軍が反旗 不正疑惑に国民反発 南米ボリビアの反米左派モラレス大統領(60)が10日、選挙不正疑惑が高まる中で辞任を表明した。国軍の最高司令官や与党政治家もモラレス氏に反旗を翻しており、強権的な政治手法に国民が拒否の姿勢…
農業生産工程管理の国際認証を取得し農業展開
「北海道ふるさと・みらい創生推進事業」、道教委の取り組み 人口減少が進む地方にとって、地域づくりのための人材養成は急務となっている。そうした中で北海道教育委員会は昨年度より「北海道ふるさと・みらい創生推進事業」に取り組…
両陛下 笑顔の即位パレード
秋晴れの沿道に11万9000人 天皇陛下の即位に伴うパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」が10日午後行われた。コースとなった皇居から赤坂御所までの沿道には平成時(約11万7000人)を上回る約11万9000人が集まり、…
特攻の歴史語り継ぐ 台湾・新竹の地元有志
NEWSクローズ・アップ 太平洋戦争末期に旧日本軍の特攻隊が出撃したのは日本だけではない。台湾の航空基地からも特攻隊員が飛び立ち、散華した。台北から約60キロ離れた台湾北西部の新竹市には、特攻隊員が出撃前夜に「最後の晩…