社説 rss

イスラム国、国際的脅威に連携してに対応を

 オバマ米大統領がイスラム教スンニ派の過激組織「イスラム国」を打倒するため、イラクで実施している空爆作戦をシリアに拡大する方針を示したことを受け、ヘーゲル米国防長官はシリアでの空爆計画を承認した。  残虐行為で勢力拡大 …

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沖縄県知事選、普天間の安全確実にする選択を

 2カ月後となった沖縄県知事選に、那覇市長の翁長雄志氏が正式に立候補を表明し、3選を目指す現職の仲井真弘多知事と元郵政民営化担当相の下地幹郎氏の3人で争うことになった。 明るい未来もテーマに  最大の争点は、沖縄県宜野湾…

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敬老の日、健康寿命延ばし社会の力に

 全国の100歳以上の高齢者が過去最多の5万8820人に上った。きょうの「敬老の日」を前にした厚生労働省の調査で分かった。そのうち女性は87・1%を占め、初めて5万人を超えた。  100歳以上女性5万人  厚労省によると…

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川内原発「合格」、再稼働へ地元の不安払拭を

 原発再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査で、原子力規制委員会(田中俊一委員長)は、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)について「新基準を満たしている」とした審査書を正式決定した。再稼働をできるだけ早期に実現し、…

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朝日社長の謝罪、世界の誤解を解く努力を

 ずさんな取材、思い込みでねじ曲がったデータ評価の誤りが明らかとなり一転して大誤報となった自社“スクープ記事”が、国内外に多大な悪影響を及ぼし国の声価を貶(おとし)めた責任は極めて重大である。朝日新聞はようやくそのことに…

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景気下振れ、消費再増税に耐えられるか

 4~6月期の国内総生産(GDP)が改定値で下方修正された。速報値後に公表された統計を加えた結果、設備投資や個人消費など多くの項目でマイナス幅が拡大した。  4月の消費税増税後の景気の悪さが改めて示された形で、その後の回…

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昭和天皇実録、御生涯と時代の基礎史料

 宮内庁は昭和天皇の87年余りの御生涯を記録した「昭和天皇実録」を公表した。激動の昭和史の中心にあって、常に国家と国民のために歩まれた昭和天皇の日々の御動静を克明に記録した同実録は、昭和史や20世紀研究の第一級の基礎史料…

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錦織選手準優勝、さらに成長して世界一達成を

 テニスの全米オープン男子シングルスで、日本の錦織圭選手が準優勝に輝いた。日本人選手初の四大大会シングルス優勝はならなかったが、日本テニスの歴史に大きな足跡を残したことを称(たた)えたい。  粘り強く勝ち上がる  偉業が…

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ガザ停戦、終わりのない不毛な戦い

 イスラエルとイスラム過激組織ハマスとの間の無期限停戦が発効して1週間、今のところパレスチナ自治区ガザ地区の平静は保たれている。だが、対立の構図に変わりはなく、このままでは、今後も同じような惨事が繰り返されるのは間違いな…

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国際社会は対露圧力継続を

 ウクライナ東部で政府軍と親露派の停戦が発効した。だが、一部では戦闘が続いている。恒久的な停戦のため、国際社会はロシアへの圧力を継続し、ウクライナに侵入したロシア軍を撤退させるべきだ。  停戦合意後も戦闘続く  停戦合意…

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安倍積極外交、果敢に安保理改革に挑め

 21世紀にふさわしい国連に変えるため、日本がリーダーシップを発揮したい――。安倍晋三首相が国連改革に向けて、積極外交を展開している。訪問先のバングラデシュでは、ハシナ首相との会談で、来年10月の国連安全保障理事会の非常…

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漁獲制限でクロマグロの資源回復実現を

 太平洋クロマグロの資源量を回復させるため、未成魚(30キロ未満)の漁獲を2015年から半減させることになった。中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)が福岡市で開いた小委員会で、日本や米国、韓国など関係国が合意した。減…

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デング熱の拡大防止のため一層の啓発を

 デング熱の国内感染者が増え続けている。東京都渋谷区の代々木公園だけでなく、新宿区の区立新宿中央公園で感染したとみられる患者も確認された。  政府や自治体は感染拡大を防止するため、予防策など一層の啓発に努めるべきだ。 代…

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香港の民主主義を後退させるな

 香港政府トップの行政長官選挙をめぐり、中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は、2017年の次回選挙から一般有権者による直接選挙(普通選挙)を導入することを認めた。  だが、その一方で、中国に好ましくな…

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第2次安倍改造内閣、地方が繁栄する経済好循環を

 第2次安倍改造内閣が発足した。組閣の目玉人事は石破茂地方創生担当相、有村治子女性活躍担当相だ。過疎・格差に悩む地方に活力をもたらすことが、改造内閣の最優先課題である経済成長とデフレ脱却に直結する。地方が繁栄する経済好循…

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ガザ停戦、終わりのない不毛な戦い

 イスラエルとイスラム過激組織ハマスとの間の無期限停戦が発効して1週間、今のところパレスチナ自治区ガザ地区の平静は保たれている。だが、対立の構図に変わりはなく、このままでは、今後も同じような惨事が繰り返されるのは間違いな…

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許されないロシアのウクライナ侵略

 ウクライナ東部では現在、同国からの分離独立を求める親露派武装勢力と政府軍の衝突が続いているが、ロシア軍が侵入して同勢力への支援に乗り出した。内政干渉を狙った侵略であり、日本をも含め国際社会にとって見過ごすことはできない…

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防災の日、日頃からの備えが重要だ

 きょうは「防災の日」。1923年9月1日は、10万5000人が犠牲となった関東大震災が起きた日である。この20年間でも阪神大震災、東日本大震災と多大な犠牲を出す大地震を経験し、国民の防災の意識は高まっている。しかしいま…

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子供の学力向上、4家庭と学校の一体化が課題に

 小6と中3を対象にした全国学力テストによって、地域格差の解消が進んだことが明らかになった。日教組を支持基盤とする民主党への政権交代に伴い、抽出方式になるなど曲折はあったが、全員参加のテストによって、各学校の課題とそれを…

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インド首相訪日、日印関係の一層の発展を期待

 インドのモディ首相がきょう、公賓として来日し、9月1日にモディ政権発足後初の日印首脳会談を開く。  かねて親日家と言われているモディ首相の来日を機会に、日本とインドの関係のさらなる発展が求められる。  当初の予定を1日…

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理研改革、徹底できるか疑問符が付く

 STAP(スタップ)細胞の論文問題で、理化学研究所は再発防止策をまとめた。理研調査委員会に実験画像の不正を認定され、論文撤回に至った小保方晴子研究ユニットリーダーが所属する発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市…

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9月3日内閣改造、国力を一層高める布陣を

 安倍晋三首相は就任から20カ月を過ぎた9月3日、内閣改造を行う。  第1次安倍内閣は2006年9月から1年の短命だった。今年9月からの新布陣の下、安倍内閣が長期政権になるかどうか、まさに試練の秋を迎えたと言っても過言で…

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イスラム国、「かつてない脅威」への対処を

 ヘーゲル米国防長官は、イラクとシリアで勢力を広げるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」について「これまで目にしたこともないような組織だ」と述べた。  この発言は、同組織が従来のテロ集団の枠を超えた大きな脅威だとの認…

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