上昇気流
東京・渋谷区が60歳以上や定年を迎えた…
東京・渋谷区が60歳以上や定年を迎えた住民に配布している地域デビューガイド「渋カツナビ」(A5版24㌻のカラー冊子)。最新第4号の特集は「お年寄り今こそ助け隊」で、先輩の高齢者らが相互扶助の在り方を指南している。 シ…
全国で今季最も早く桜(ソメイヨシノ)が…
全国で今季最も早く桜(ソメイヨシノ)が開花したのは、11日で広島市(「縮景園」にある標本木)だった。全国の統計史上では平成22(2010)年に高知市で観測した3月10日に次いで2番目に早かった。 これに続いて翌12日…
春を感じるものは、さまざまある。水温や…
春を感じるものは、さまざまある。水温や気温の変化、梅や桜の開花、そして蕗(ふき)の薹(とう)など。どれも冬を経て来たという喜びのようなものがあって忘れ難い。その中にアサリなどの貝類も入れたい。 アサリは歳時記では春の…
英国ではチャリティー活動が盛んである…
英国ではチャリティー活動が盛んである。25年以上前になるが、旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原発事故で被曝したベラルーシの子供たちを民間のチャリティー団体が招き、ホームステイさせているのを取材したことがある。 ロンド…
江戸幕府の政治の中心にあったのは老中だ…
江戸幕府の政治の中心にあったのは老中だ。将軍(歴代15人)が直接政治を行ったのは、初代の徳川家康や8代吉宗、15代慶喜など限られていた。老中の定員は4~5人。老中と言うと、名前からして高齢者のイメージが強い。だが、ペリ…
宮城県南三陸町は「海のパイナップル」…
宮城県南三陸町は「海のパイナップル」と言われるホヤの名産地。東北地方でよく食されてきたが、もっと愛好者が多かったのは韓国だ。だが、東日本大震災の原発事故で韓国は輸入を停止し、国内では過剰供給に。 小紙「東日本大震災1…
「いいんです、あたし、年取らないことに…
「いいんです、あたし、年取らないことに決めていますから」――。小津安二郎監督『東京物語』で、尾道から上京した義理の両親(笠智衆・東山千栄子)を実の子以上に親身に世話する紀子(原節子)の言葉である。 紀子の夫は戦死した…
自賠責保険と略称される自動車損害賠償責任…
自賠責保険と略称される自動車損害賠償責任保険は、自動車やバイク所有者に加入が義務付けられている保険である。事故の際に被害者が死亡した場合に支払われる保険金は最高3000万円、重い障害が残った場合には最高4000万円とな…
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言再延長…
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言再延長について菅義偉首相の記者会見は淡々としていたが、改定された基本的対処方針などを見ると、感染拡大を抑え込もうとする政府の並々ならぬ決意を感じる。 方針の一つは、幅広いPCR検査…
花粉症の季節。新型コロナウイルス対策で…
花粉症の季節。新型コロナウイルス対策で窓を開けていると、しばらくくしゃみが止まらない。家でもマスクをしなければならない状態だ。ただ、マスクは店に行けばほぼ入手できるので助かっている。 現在では、マスクもファッションの…
東日本大震災からもうすぐ10年。被災地の…
東日本大震災からもうすぐ10年。被災地の農林水産業は、ほぼ震災前の水準に回復してきている。例えば宮城県の2018年の養殖業生産額は、ギンザケ養殖の回復などを受け、震災前を上回る788億円に達した。 ここまで回復するに…
差別の問題は広くて深い。女性差別は昨今…
差別の問題は広くて深い。女性差別は昨今話題になるが、日本でも欧米でも関心が高い。が、他にも問題になり得る件はいろいろある。 例えば高齢者。「老害」という言葉が広く使われるようになってから久しい。「害」という語が誤解を…
ソ連が崩壊した後、しばらくたって米国を…
ソ連が崩壊した後、しばらくたって米国を旅する機会があった。1997年の秋で、ボルティモアの街を歩いていて写真館で道を尋ねた。主人は答えてから「自分はホモだ」と告げた。 写真家で文筆の仕事もしているという。私的なことを…
小型ヨットで1962年、世界で初めて単独…
小型ヨットで1962年、世界で初めて単独無寄港の太平洋横断を果たした堀江謙一さん。著書『太平洋ひとりぼっち』によると、出発13日目に台風に遭遇し、悪戦苦闘。夜半ふと目覚め「乗っているのは、ぼくひとりだ。だれもいやしない…
「日本の歴史を変えるレース」(瀬古利彦…
「日本の歴史を変えるレース」(瀬古利彦・日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)。早春の琵琶湖畔を駆け抜ける最後のびわ湖毎日マラソンで、一般参加の伏兵、鈴木健吾選手(富士通)が2時間4分56秒の日本新記録で初優勝…
国立成育医療研究センター(東京)の調査で…
国立成育医療研究センター(東京)の調査で、子供のうつ症状が深刻なことが分かった。特に高校生の3割にうつ症状が見られ、同センターは「早急な対応が必要だ」と危機感を募らせる。 また2020年に自殺した小中高校生は479人…
誰でもそうだとは言えないが、甘党ではない…
誰でもそうだとは言えないが、甘党ではないと自認している気流子でも、時々あんパンが無性に食べたくなる。そのあんパンは、日本で発明されたものである。 考案したのは、木村屋(現木村屋總本店)の創業者の木村安兵衛とその息子。…
郷里で町内会長をしている幼馴染(なじ)み…
郷里で町内会長をしている幼馴染(なじ)みから電話があった。新型コロナウイルス禍の中、帰省もままならず、長く空き家状態の実家に何か問題でも起きたのかと思ったが、隣の家が雨漏りの修理をするので実家の裏庭に足場を作らせてほし…
1180年8月17日、源頼朝は平家に対して…
1180年8月17日、源頼朝は平家に対して伊豆で決起した。それに先立って頼朝は、部下を一人一人呼んで「お前にだけ話す」と断った上で決意を告げた。 聞いた者は「自分は頼朝に特別に思われている」と思ったという(山本幸司著…
かつて東京郊外にある大岳山に、『神仙の…
かつて東京郊外にある大岳山に、『神仙の寵児』(全8巻、山雅房)の著者、笹目恒雄(1902~97)を訪ねたことがあった。大岳山荘の隣の「素賓庵」に住み、その下には多摩道院が完成間近だった。 生涯の活躍舞台はモンゴルだっ…
春めいた陽気に誘われて、近所の緑道を…
春めいた陽気に誘われて、近所の緑道を久しぶりに歩いた。ところどころ水仙の黄色い花の群れる道を行くと、梅の花が凛(りん)と咲き、椿(つばき)の紅が濃い緑に映え、辛夷(こぶし)も白い花を付けていた。春はすぐそこまで来ている…
無観客だった5カ月前のテニスの全米オープン…
無観客だった5カ月前のテニスの全米オープンで3度目の四大大会制覇。その準決勝で激闘を演じた強打のブレイディ選手(米国)を、今回は観客の前で圧倒しての全豪制覇である。テレビ生中継で見た大坂なおみ選手は、パワーだけを武器に…
全豪オープンの女子シングルス決勝戦を制した…
全豪オープンの女子シングルス決勝戦を制した大坂なおみ選手。勝利会見で「私に憧れた選手とプレーできるぐらいまで長くプレーしたい」と。意識したのかどうか、準決勝の相手は女子テニスの第一人者として長らく君臨してきた39歳のセ…