上昇気流
新型コロナウイルスの感染拡大は1年を過ぎ…
新型コロナウイルスの感染拡大は1年を過ぎても収束のめどが立たない。非常時特有の混乱状態はなかなか収まらない。これを批判するのは楽だ。何かを制限する場合には線引きが必要だが、バタバタやるしかない中、例えば「Aは××なのに…
「朝の用なかれと思ひ新茶汲む」(水原秋櫻子)…
「朝の用なかれと思ひ新茶汲む」(水原秋櫻子)。新茶が話題となる季節だ。「売り出される頃は茶舗の表に『新茶あり』と言う紙が貼り出されるが、誰もその文字を見て初夏を感じ、香ぐわしい茶の香りを思わずにはゐられない」。 『新…
天気や気温、風速、風向きなどの気象情報や…
天気や気温、風速、風向きなどの気象情報や予報が携帯電話のアプリで、いつどこででも見られる。出掛ける際「もう一枚、羽織っていこうか」とか、外出中に「予定を早めに切り上げよう」など服装やスケジュールの調節に重宝している。 …
最後に1都3県の新型コロナウイルス禍に…
最後に1都3県の新型コロナウイルス禍に対する緊急事態宣言(以下、宣言)が解除されて迎えた4月だったが、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県では大型連休を前に日曜日から改めて宣言が発令された。 加えて「まん延防止等重点措置…
事業者間で不利益にならないよう生産数や…
事業者間で不利益にならないよう生産数や販売価格を調整するカルテルは、独占禁止法によって禁止されているが、これを人工知能(AI)が仕掛けた場合どうなるか? 公正取引委員会は報告書で、やはり独禁法違反になる恐れがあるとした…
部屋にこもりがちなので、散歩でもと外出した…
部屋にこもりがちなので、散歩でもと外出した。こういう時は足任せということで、普段通らない道をたどればいい。まったくあてのない散歩ではない。 久しぶりに中央線沿線の駅近くの古書店に行ってみようと思ったのだ。普通はバスや…
インドを旅して、人生観・価値観の変更を…
インドを旅して、人生観・価値観の変更を迫られる深い体験をする人は少なくない。5年前に取材で初めてインドを訪れた気流子も、それに近い体験をしたが、それとは別に、どこに行っても人が多いという印象が残った。 その時は、日本…
「女優」という言葉がメディアで徐々に用い…
「女優」という言葉がメディアで徐々に用いられなくなってきている。代わりに「俳優」という。「俳優の××さんが聖火ランナーとして走った」というふうに使われる。女優禁止令が出た話は聞かないので、自主規制したのだろう。 勝新…
「はじめに神は天と地とを創造された。地は…
「はじめに神は天と地とを創造された。地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた」。旧約聖書創世記第1章の書き出しだ。誰がこのような文章を書くことができたのか、不思議に思うばかり。 …
新型コロナウイルス感染の急拡大で大阪府が…
新型コロナウイルス感染の急拡大で大阪府が緊急事態宣言の発出を政府に要請し、東京都もその方向で検討を始めた。大阪府が東京を上回る新規感染者を出すようになったのは、感染力が強い英国型変異ウイルスが原因だ。東京でも変異株が急…
菅義偉首相とバイデン米大統領の初の日米…
菅義偉首相とバイデン米大統領の初の日米対面首脳会談後に出された共同声明。各紙第1面トップ見出しの「『台湾』明記」について、新聞(18日付)の識者コメントから。 笹川平和財団上席研究員の渡部恒雄氏「(菅首相は)外交の表…
こども庁創設、家族重視の政策を進めよ
自民党がこども庁創設に向けた議論を開始した。ただ、子供の問題は親の問題でもある。対症療法的なものにとどまらず、伝統的な家族観を重視した政策の推進を期待したい。 自民が検討組織を新設 自民党は菅義偉首相(党総裁)直属…
拙宅近くのマンション建築の工事現場に…
拙宅近くのマンション建築の工事現場に「凡事徹底」と記した畳4畳ほどの布が張られ、そこで作業する人たちに睨(にら)みを利かしている。現場の管理者は事故防止に最も気を使っているのが分かる。 長町三生著『安全管理の人間工学…
現代人は自動車や電車などの交通手段がある…
現代人は自動車や電車などの交通手段があるので、あまり歩くことはない。ただ、移動する手段がない場合は仕方なく歩く。 道を歩いている人のほとんどは、駅やバス停に向かうか、近所のスーパーなどで買い物をする人である。そのほか…
新型コロナウイルス禍中ではあるが、神奈川県…
新型コロナウイルス禍中ではあるが、神奈川県・江の島に釣りに行った。江の島は東京五輪のセーリング会場で、島に通じる弁天橋の入り口には既に記念のモニュメントが立っている。 釣り餌店の店主が、釣り客が多く利用する県営駐車場…
今月亡くなった橋田壽賀子さんが生前、「芸術…
今月亡くなった橋田壽賀子さんが生前、「芸術は一流、われわれは二流」と語っていたのをテレビ報道で見た。文脈から見て、文化勲章を受章した時の発言と思える。橋田さんも「芸術」という観念を持った人だったのだと思った。 「われ…
政治評論家で万葉集研究家の四宮正貴さんが…
政治評論家で万葉集研究家の四宮正貴さんが亡くなった。政治評論の基礎をつくっていたのは、古事記や万葉集などの古典文学で、それらが編纂(へんさん)された時代の皇室文化に国の基本となる姿を見ていた。 昭和44年に二松学舎大…
ゴルフをしない気流子はそうでなかったが…
ゴルフをしない気流子はそうでなかったが、同僚の一人は一昨日、男子ゴルフ、マスターズ・トーナメントの深夜のテレビ中継に釘(くぎ)付けで、松山英樹選手が優勝を決めた瞬間には、涙が出て仕方なかったそうだ。多くの人が同様の感激…
東日本大震災から10年の節目の今年は、各種…
東日本大震災から10年の節目の今年は、各種の関連行事が行われた。震災の記憶を風化させないで、防災・減災に生かしたい。岩手県陸前高田市の高田松原跡地に防腐処理して保存される「奇跡の一本松」も、震災を伝えるものの一つだ。 …
「目出度さもちう位也おらが春」(小林一茶)…
「目出度さもちう位也おらが春」(小林一茶)。人通りが少なくなった道を歩いていると、公園のベンチで学生らしい数人が語り合っている姿を見掛けた。夜である。背後には満開となった八重桜が咲いていた。 夜桜というと、妖(あや)…
昨年急逝した評論家の坪内祐三さんの代表作…
昨年急逝した評論家の坪内祐三さんの代表作の一つ『一九七二』が、文春学藝ライブラリーで文庫化された。1964年東京五輪以後の高度経済成長期の大きな社会変化が完了するのが72年と見て、その時代を論じたものだ。 週刊誌の記…
西行の歌の中では話題になることが少なそう…
西行の歌の中では話題になることが少なそうな歌。「なにごとも/昔を聞くは/なさけありて/ゆゑあるさまに/しのばるるかな」(『山家集』715番)。 読者は自由に解釈していいに決まっているが、これは北面の武士だったころを懐…
きょう4月8日は花まつりの日。お釈迦様の…
きょう4月8日は花まつりの日。お釈迦様の誕生を祝う日で、産湯につかった故事にあやかって、天地を指している尊像に甘茶をそそぐ。四阿のような花御堂を設けて、この祭りを行う寺も多い。 東京・代々木にある大日寺でも行われるが…