上昇気流 rss

中央アジアの親日国、ウズベキスタンを取材…

 中央アジアの親日国、ウズベキスタンを取材した時、通訳をしてくれた地元の大学院生に、この国で一番有名な日本人は誰かと質問すると「おしんかな」と答えた。NHKの連続テレビ小説の主人公が、実在の人物だと思われるくらいの鮮烈な…

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年甲斐(としがい)もなく涙が止まらなかった…

 年甲斐(としがい)もなく涙が止まらなかった。白血病を克服した競泳の池江璃花子選手(20)=ルネサンス=が、日本選手権(東京アクアティクスセンター)女子100㍍バタフライ決勝で57秒77で3年ぶりに優勝した。  ゴールし…

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最近、地震が多い。スマートフォンから…

 最近、地震が多い。スマートフォンから警告音が鳴るようになったが、地震を体感する1、2秒前だから役立っているとは言い難い。自然の脅威は相変わらずだ。  地震や洪水は地球表面を取り巻くプレート間の軋(きし)みによって起こり…

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今さら花見の話でもあるまいが、ここ数日…

 今さら花見の話でもあるまいが、ここ数日、じっくりと桜を見る代わりに「桜」の歌を聴いていた。森山直太朗さんの「さくら」をはじめとして、桜にまつわる名曲は多い。  それをメドレーのように聴いていると、気流子も自分の学生時代…

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桜の短い開花はそんな人生の機微に触れて忘れ難い印象を残す。

今さら花見の話でもあるまいが、ここ数日…  今さら花見の話でもあるまいが、ここ数日、じっくりと桜を見る代わりに「桜」の歌を聴いていた。森山直太朗さんの「さくら」をはじめとして、桜にまつわる名曲は多い。  それをメドレーの…

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新型コロナウイルスの感染拡大で、いろいろ…

 新型コロナウイルスの感染拡大で、いろいろ自粛せざるを得ないことがあるが、残念なのは人と会えないことだろう。仕事上会うのは一種の大義名分もあり、直接面談できなければ、電話やメールあるいはオンラインがある。しかし友人などは…

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歴史小説が振るわない。歴史小説家も元気が…

 歴史小説が振るわない。歴史小説家も元気がない。スターもいない。歴史小説家が歴史について語る機会も減った。テレビでも歴史番組は放送されるが、出演するのは歴史学者ばかり。歴史小説家が登場するケースは少ない。  10年ぐらい…

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東京・調布市に古刹(こさつ)、深大寺がある…

 東京・調布市に古刹(こさつ)、深大寺がある。隣接する都立神代植物公園の東脇を通る北参道から山門に入り、山を下って参拝した。サクラが満開の時期だったが、神代植物公園は新型コロナウイルス対策のため閉鎖。  北参道を歩きつつ…

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新型コロナウイルス禍で巣ごもり状態。…

 新型コロナウイルス禍で巣ごもり状態。運動不足解消に地域の体育施設でピンポンの一つもしたいという人がいるだろう。しかし、気の合った仲間でもいなければ足はなかなか向かない。  スポーツ庁の「平成30年度体育・スポーツ施設現…

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大相撲春場所(東京・両国国技館)千秋楽の…

 大相撲春場所(東京・両国国技館)千秋楽の貴景勝戦まで終盤3日間、3大関を総ナメにして3度目の賜杯(12勝3敗)に輝き、21場所ぶりの大関復帰を確実にした関脇照ノ富士。史上最大の前例なき復活劇を見せてくれた。  両膝のけ…

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夜間の歩行中、飲食宅配代行サービスの配達員…

 夜間の歩行中、飲食宅配代行サービスの配達員の自転車が相当のスピードで脇を通り過ぎ、ヒヤッとさせられることがある。道路事情もあって歩行者との間にトラブルも多く、東京都は配達員のバッグに個別のナンバーを表示するよう業界団体…

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見ごろになった都内の桜。名所での花見客の…

 見ごろになった都内の桜。名所での花見客の人数が増えているというニュースを見た。新型コロナウイルス禍のリバウンドが心配されているが、そんなニュースもどこ吹く風という状況のようだ。  花見に行きたい気持ちは、日本人ならば誰…

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気象庁が、東京の桜が満開になったと発表して…

 気象庁が、東京の桜が満開になったと発表して以来、少し落ち着かない気持ちで過ごした。その後、千代田区の千鳥ケ淵公園へ足を運んだところ、まだ8分咲きくらいだった。  東京の満開情報は靖国神社の標本木を基準にしている。千鳥ケ…

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源実朝の歌。「いとほしや見るに涙もとどまら…

 源実朝の歌。「いとほしや見るに涙もとどまらず親もなき子の母を尋ぬる」(『金槐和歌集』608番)。歌集が実朝自身の手で編集されたのが21歳当時。1213年だから、800年以上昔の話だ。  歌の前に詞書(ことばがき)があっ…

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新型コロナウイルス対策の中で、会議はオン…

 新型コロナウイルス対策の中で、会議はオンラインによるリモート参加が一般的になった。令和2年度の第60回俳人協会賞はじめ俳人協会4賞の選考委員会も、オンラインによるもの。  「俳句文学館」3月5日号で、選考の結果が伝えら…

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<春の岬(みさき)旅のをはりの鷗(かもめ)…

<春の岬(みさき)旅のをはりの鷗(かもめ)どり/浮きつつ遠くなりにけるかも>。三好達治の処女詩集『測量船』の巻頭詩「春の岬」である。この詩集には39篇(へん)が収められているが、測量船という詩はなく、かすかに連想させるの…

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小紙の一昨日(21日)付4面に、4コマの…

 小紙の一昨日(21日)付4面に、4コマの連続写真が掲載されている。バイデン米大統領がワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地で大統領専用機に搭乗する際、タラップを踏み外してよろめく場面。時事通信配信である。  バイデン氏は…

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小紙の一昨日(21日)付4面に、4コマの…

 小紙の一昨日(21日)付4面に、4コマの連続写真が掲載されている。バイデン米大統領がワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地で大統領専用機に搭乗する際、タラップを踏み外してよろめく場面。時事通信配信である。  バイデン氏は…

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もう十四、五年前になるが、原発関連団体の…

 もう十四、五年前になるが、原発関連団体の主催で中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)を見学するツアーがあり、一般市民50人ほどが参加した。現場の核施設を前にし、職員が発電の仕組みなどを熱心に説明してくれた。  ところが東京…

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新型コロナウイルス禍で、今年もじっくりと…

 新型コロナウイルス禍で、今年もじっくりと花見を楽しむわけにはいかないようだ。密を避けるために、東京・目黒区の花見の名所も、自粛を求める看板が掲げられ、立ち入り禁止のテープが張り巡らされていることが報じられている(読売新…

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最近の相撲は、かつて輪島や北の湖がしばしば…

 最近の相撲は、かつて輪島や北の湖がしばしば取ったような水入りの大相撲などまず見られなくなった。そもそもがっぷりと四つに組んだ相撲自体少なくなってきた。NHK「大相撲どすこい研」を観(み)てその理由がよく分かった。  番…

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人は噂(うわさ)話が好きだ。パワハラや…

 人は噂(うわさ)話が好きだ。パワハラやイジメにつながるのは御免だが、噂話を全くしない人は少ない。それが当たり前だと『スマホ脳』(新潮新書)の著者アンデシュ・ハンセン氏(スウェーデンの精神科医)は言う。  人類は長らく1…

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東京都写真美術館で、山岳写真家、白川義員…

 東京都写真美術館で、山岳写真家、白川義員(よしかず)さんの写真展「永遠の日本」(第1期)が開かれている。続いて4月からは「天地創造」(第2期)が開かれる。見れば誰でも気付くのが赤の多用だ。  白川作品の基調となる色彩だ…

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