コラム
日本と韓国の間は今年のわずか1カ月の間に…
日本と韓国の間は今年のわずか1カ月の間に、平成27(2015)年末のいわゆる慰安婦問題をめぐる日韓合意以前に戻ったような憂慮される事態となっている。韓国側の釜山の日本総領事館前の「慰安婦像」、竹島への設置の動きなどは合…
女性自衛官も一線進出
第33回土光杯全日本青年弁論大会が1月7日、東京・大手町のサンケイプラザホールで開催された。私も防衛大の4年生の時に弁士として出場した経験を持っている。卒業後は土光杯OB会事務局長に就任し、毎年欠かさず大会を見学してい…
まだあった警官の恐喝事件
地球だより 昨年10月に警官によって自宅から連れ去られた韓国人ビジネスマンが警察本部で殺害され、フィリピン社会に大きな衝撃を与えているが、別の韓国人も警官に拉致されていたことが明らかとなり、警察に対する失望が広がってい…
地下鉄で席の奪い合い
東日本大震災以来、日本人の公徳心の高さが世界から賞賛されている。他の国から見ればそうなのかもしれないが、昭和30年代生まれの筆者としては、日本人もかなり利己的になっているというのが実感であり、少し持ち上げ過ぎではないか…
朝日新聞が「慰安婦問題を考える」と題した…
朝日新聞が「慰安婦問題を考える」と題した不定期連載を行っている。 昨年11月30日付18面記事では「日韓の研究者の指摘」として「戦時中に朝鮮半島で慰安婦を数多く集めることを可能にしたのは、日本の植民地支配下で人を動員…
「信心に末法はなし初不動」(山口笙堂)…
「信心に末法はなし初不動」(山口笙堂)。俳句の歳時記で1月は「初」という語が付く季語が多い。もちろん「初鰹(はつがつお)」のように夏の季語もあるが、ほとんどは1月。その最後を飾るのが「初大師」「初天神」「初不動」。 …
兵庫県加古川市の鶴林寺は「播磨の法隆寺」…
兵庫県加古川市の鶴林寺は「播磨の法隆寺」と呼ばれる聖徳太子ゆかりの名刹(めいさつ)。「日本書紀」や寺伝によると、高句麗の渡来僧、恵便が初代住職で、教えを受けた聖徳太子の命により創建された。在日韓国人にとっても、誇らしい…
都市伝説より好きなもの
地球だより 世界の大都会には、どこにでも都市伝説がある。特にモスクワ・メトロの環状線の各駅には、噂(うわさ)なのか本当なのか、いまだに分からない伝説も少なくない。 これは本当の話。タガンスカヤ駅近くには冷戦時代の遺物…
トランプ米新大統領は大統領選で「メキシコ…
トランプ米新大統領は大統領選で「メキシコとの国境に壁を造る」「イスラム教徒の入国禁止」などの政策を打ち出して旋風を巻き起こした。テロや不法移民に対する国民の危機感をあおって支持を集める狙いがあったのだろう。 トランプ…
メモの功罪
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 記者は書き記すことが宿命の職業だ。記者研修の頃から書いた取材手帳が数十冊になる。何回か捨てる機会があったが、結局、一緒に引っ越した。結婚式の写真のように、自宅のどこかの箱に保管され…
イタリアのランペドゥーサ島は、シチリア島…
イタリアのランペドゥーサ島は、シチリア島からさらに南西へ220㌔の所にある、人口5500人の漁村。この30年間、アフリカ大陸から船で逃れてきた難民の中継地になってきた。 ジャンフランコ・ロージ監督はこの島に1年半滞在…
退任で見えた「真のオバマ氏」
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 機密暴露の米兵に減刑 イスラエル非難決議に賛同 オバマ大統領は静かに去ることはなかった。騒々しい最後だったが、それも、静かに入ってくることをよしとしない後継者と、オバマ氏自身…
反基地運動報道の真偽
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 2日に放映された東京の地上波テレビ局、東京MXテレビの番組「ニュース女子」は、「沖縄基地反対派はいま」と題して、東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設の抗議行動について詳報した。これに対…
トランプ米新政権はエネルギー政策について…
トランプ米新政権はエネルギー政策について、自国の石油・天然ガス開発を支援し、石油輸出国機構(OPEC)などへのエネルギー依存からの脱却を公約に掲げた。 そのことで経済協力開発機構(OECD)諸国のうち8位の1次エネル…
潘基文氏は「油ウナギ」
地球だより こちらに赴任して間もない頃、毎週水曜日の日課は午前中に外交部の定例ブリーフィングに出席することだった。当時、盧武鉉(ノムヒョン)政権の外相だった潘基文(パンギムン)氏が自ら質疑応答に応じるのだが、日韓関係が…
横綱白鵬は「強い者は大関になる。宿命の…
横綱白鵬は「強い者は大関になる。宿命のある者が横綱になる。彼には何か足りない」と苦言を呈したことがある。初場所千秋楽結びの一番。その白鵬の怒涛(どとう)の寄りを俵に足を掛けて必死に残し、左から押しつぶすように渾身(こん…
ヤシ3年、ゴム8年
地球だより タイはベトナムほどではないが南北に長い。気候や風土も北部のチェンマイと南部のハジャイではかなり違う。 雨期と乾期のリズムは、北部と中部ではほぼ同じだが、南部では様相を異にする。さらに南部でも山を隔てたアン…
晩婚と未婚が広がる時代に
昨年末、筆者の従弟が“ついに”結婚した。40代半ばでの初婚だ。今は晩婚も珍しくはないが、叔父たちはさすがにホッとしていた。 義理の弟も結婚は30代後半。20代の頃には「自分は一生結婚しない」と言って義父と義母を心配さ…
「子や孫、未来を生きる世代のための国創り」に…
「子や孫、未来を生きる世代のための国創り」に尽くすと、施政方針演説で安倍晋三首相。時宜を得た決意表明だ。 さらに、それには教育が重要で、「誰もが希望すれば、高校にも、専修学校、大学にも進学できる環境を整えなければなら…
第156回芥川・直木賞が決定した。芥川賞は…
第156回芥川・直木賞が決定した。芥川賞は山下澄人さん、直木賞は恩田陸さん。それぞれ4回目と6回目の候補で栄冠をつかんだベテランだ。最近は複数回の候補を経て受賞に至るケースが少なくない。 もちろん、第153回の又吉直…
アパホテルの客室に置かれた書籍をめぐって…
アパホテルの客室に置かれた書籍をめぐって、中国外務省が批判した問題が波紋を広げている。中国での反発を受け、冬季アジア大会の組織委員会は、札幌市内の同ホテルが選手団の宿泊先になっていることから、本の撤去などを打診したとい…
都道府県魅力度ランキングというのが毎年…
都道府県魅力度ランキングというのが毎年発表される。2016年度は、北海道、京都、東京、沖縄の順。一方、45位は群馬、46位が栃木、47位が茨城だった。いずれも北関東だが、中でも茨城の最下位が印象的だ。 ランキングで気…
トランプ氏の早朝ツイッター
地球だより 20日にドナルド・トランプ氏が米大統領に就任する。全米に旋風を巻き起こしてきたトランプ氏は、既存の政治手法をそのまま踏襲しない型破りなスタイルが最大の特徴だ。それがよく表れているのが、ツイッターで意見や政策…