コラム
韓流バレエ『沈清』
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「ロシアにボイラーを輸出するのは、バレエを輸出するほど難しい」。2011年に放映されたあるボイラー会社のテレビ広告のキャッチコピーだ。ボイラー輸出の広告だが、バレエの宗主国ロシアの…
古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは『歴史』を…
古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは『歴史』を著して「歴史の父」と呼ばれた人物。諸国を遍歴し、東はバビロニア、西はリビアのキュレネ、北は黒海の北岸、南はエジプトのナイル川上流まで足跡を残した。 『歴史』は文字通り世界史を…
フリン氏、隠蔽が命取りに
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー ロシアとの接触は合法 選挙で共謀「証拠なし」 隠蔽(いんぺい)で罪はさらに重くなる―ウォーターゲート事件の際によく言われた言葉だ。フリン補佐官辞任問題は、犯罪の伴わない隠蔽の…
世界遺産候補に「琉球」使わず
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 政府はこのほど、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」と「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本両県)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に世界遺産候補として推薦…
科学雑誌「Newton(ニュートン)」の…
科学雑誌「Newton(ニュートン)」の発行元「ニュートンプレス」(東京・渋谷区)が、東京地裁に民事再生法の適用を申し立てたと発表した。同社をめぐっては元社長ら2人が定期購読者から出資金を不正に預かったとして、出資法違…
パリに戻り始めた観光客
地球だより 度重なるテロで世界一の観光都市パリの外国人観光客は減少を続けていた。 しかし、最近のニュースによれば、パリのホテルの稼働率は例年並みかそれ以上に回復していると伝えられる。特にフランス人観光客が、真っ先にパ…
「もはや一刻の猶予も許されない。被害者と…
「もはや一刻の猶予も許されない。被害者と家族の忍耐は既に限界を超えている」。被害者とその家族に高齢化が容赦なく襲い掛かっていて、その悲痛な叫びに応えられない無力に胸が痛む。 北朝鮮による拉致被害者家族会(飯塚繁雄代表…
寄り添う医療
日本で初めて「がん哲学外来」を開設した、順天堂大学の樋野興夫先生の話を伺う機会があった。がん細胞の話をしながら、内村鑑三や新渡戸稲造といった先人の言葉を巧みに引き出しながら聴衆を引き込む。言葉の魔術師と称されている。顕…
「町の本当のにぎわいということになれば…
「町の本当のにぎわいということになれば、まだ5年以上はかかってしまう。そういう意味では、国民のなお一層の応援が必要だと思います」と映画「サンマとカタール」エグゼクティブプロデューサー・鈴木靜雄さん(サンデー世界日報20…
「日の匂ひ風の匂ひて野梅咲く」(中村芳子)…
「日の匂ひ風の匂ひて野梅咲く」(中村芳子)。春をいち早く告げる花として知られるのは梅。奈良時代に中国から移植されたため、ハイカラな花としてもてはやされ、万葉集では花といえば梅を指すことが多い。 当時、もちろん桜はあっ…
張成沢氏処刑の延長戦
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が毒殺された事件をめぐって「なぜ、今の時期に殺されたのか」という疑問が膨らんでいる。 金正恩委員長は2011年末、最高指導者に就任以来、労働党と軍部の高官130人以上を…
16日亡くなった作曲家の船村徹さんは、東洋…
16日亡くなった作曲家の船村徹さんは、東洋音楽学校(現東京音楽大学)で学んでいた時、親からの仕送りがなく、神田駅前で新聞売りのアルバイトをしたことがある。この時の仲間が後にヒット曲「別れの一本杉」を作詞した故高野公男だ…
目立つ社会人の大学受験
地球だより ブラジルにおいて、日本の大学の統一入試に当たるENEM(全国高等教育試験)の結果が出終わり、試験の点数に応じた入学正否の報告があちらこちらから聞こえるようになった。 今回、高3の知人の娘さんが、ENEMの…
『伊勢物語』(第6段)に、駆け落ちした…
『伊勢物語』(第6段)に、駆け落ちした男女のうちの女が鬼に食い殺される話が載っている。雷雨の中、2人は都から逃亡するが、川のほとりに1軒の蔵を見つけて入り込んだ。 女を奥に入れて、男は戸口に立って警戒していたが、夜が…
英雄・安重根の受難
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 安重根(アンジュングン)義士(韓国の独立運動家。1909年に前韓国統監の伊藤博文枢密院議長を暗殺)の韓国語と英語の広報ビデオが昨日、オンライン公開された。2月14日は107年前に安…
東京都板橋区の高島平団地のある一帯は、昭和…
東京都板橋区の高島平団地のある一帯は、昭和40年代に開発される以前には、「赤塚田んぼ」と呼ばれた水田地帯だった。水田がなくなった今でも、農業の様態が祭礼として保存されている。 それが2月13日(旧暦正月13日)の夜、…
無意味な混乱招いた入国禁止
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 目的は選挙公約の実行 テロ対策への悪影響も ばかげているが法律だ。イスラム教国7カ国からの米入国禁止措置のことだ。米国人の日常に関する政策や倫理的な問題とすべきものはどれも、…
オール沖縄は「排除の論理」
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 「沖縄の危機―『平和』が引き起こす暴力の現場」(青林堂)の出版を記念した講演会(主催・一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム)がこのほど、浦添市で行われ、浦添市長選にも話題が及んだ…
激しい暴風雪の中で北海道電力泊原発3号機…
激しい暴風雪の中で北海道電力泊原発3号機(停止中)で事故が起きた――こうした想定の下に、域内の泊村で原子力総合防災訓練が実施された。政府の総合防災訓練が真冬に行われるのは初めてだ。 訓練では、悪天候で避難ができない住…
首脳会談で増す日本の役割
「世界益」にも貢献しよう 一体、世界はどうなるか。各国の民主主義や自由度を調査している米NGO「フリーダムハウス」が先日公表した、「世界の自由」2017年版(16年の状況の評価)報告のとても悲観的な内容を読み、改めて心…
自衛隊に上から目線?
熊本に「憲法と領土問題を考える」講演会の仕事で出張した。滞在中、熊本日日新聞(2月6日付)に次のような記事が掲載されていたので、少々長くなるが紹介したい。 県教職員組合青年部のセミナーが4日、熊本市で開催された。ジャ…
安倍晋三首相とトランプ米大統領の日米首脳…
安倍晋三首相とトランプ米大統領の日米首脳会談が行われた11日(米国時間10日)は、今年最大の寒波の影響で、昼間でもコートを突き抜ける寒風が吹く日だった。そんな寒さのこたえる中で、小田急小田原線の本厚木駅(神奈川県)前で…
愛知県・渥美半島から菜の花の便りが届いて…
愛知県・渥美半島から菜の花の便りが届いている。それは不思議ではないのだが、東京で菜の花が咲いているのを見たという話を聞いた。 知人が作っている家庭菜園の隣人の畑で開花したそうだ。季節外れのタンポポなどは時々見掛けるが…