首脳会談で増す日本の役割


「世界益」にも貢献しよう

 一体、世界はどうなるか。各国の民主主義や自由度を調査している米NGO「フリーダムハウス」が先日公表した、「世界の自由」2017年版(16年の状況の評価)報告のとても悲観的な内容を読み、改めて心配になった。

 同NGOは45年前から、客観的と言える年次報告をまとめている。今回は204の国・地域を調査し、前年より後退した国・地域が67、前進したのが36。16年版では、後退72、前進 43だった。11年連続で後退が前進を上回り、特にこの2年、後退が激しい。


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