コラム
敵ミサイルを発射前に破壊
開発進むサイバー兵器 国防総省は、新型ハイテク防衛システムの一環として、敵ミサイルを発射前に攻撃するためのサイバー兵器、電子戦兵器の開発を進めている。国防総省高官らが昨年4月、連邦議会で明らかにしていた。 ミサイルシ…
「牟婁の温泉に獨りのこりて春惜む」(福本…
「牟婁(むろ)の温泉に獨りのこりて春惜む」(福本鯨洋)。少しずつ暖かくなり、汗ばむほどの陽気の日もある。あすからは5月。ゴールデンウイークの最中、草木の若葉が緑の色を濃くし、そこを通り抜ける風にも、さわやかな木々の命の…
12歳少女が男と駆け落ち?
地球だより フィリピンではソーシャル・ネットワーキング・サービスのフェイスブックが庶民にまで深く浸透し、まさにライフラインのような存在となっている。もはやアカウントを持っていない人を探すのが難しいほどだ。幼い子供も例外…
ロシア、反米軍情報戦を強化
ロシアは、東欧の各国政府や、駐留する米軍への信頼を損ねることを狙った偽情報活動を活発化させている。米政府当局者が明らかにした。 米当局者は「数多くのフェイクニュース、プロパガンダ、うそがこの2週間の間に出回った。一部…
寿司ネタとして人気の高いマグロ。中でも…
寿司(すし)ネタとして人気の高いマグロ。中でもクロマグロ(ホンマグロ)は抜群の人気を誇る。しかしその資源量はどんどん減っており、海域ごとに国際的漁獲規制が行われている。 太平洋のクロマグロについても、漁獲量の上限が国…
白紙の本がベストセラーに
地球だより 米国で「民主党に投票する理由」という本が話題になっている。タイトルだけ見ると米民主党を支持する内容に思えるが、実はその逆。見出し以外は白紙で、「民主党には支持できる政策がない」という強烈な皮肉になっているの…
「作家の大江健三郎氏の自宅には核シェルター…
「作家の大江健三郎氏の自宅には核シェルターがある」との噂(うわさ)が流れたことがあった。真偽は今もって不明だが、それなりにリアリティーがあった。冷戦当時の話だ。 大江氏は反米主義者だ。だから、核シェルターを取り付けた…
大統領候補の家事論争
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 大統領選挙の中で炊事、皿洗いという“些細(ささい)な”家事分担の論争が関心を集めている。北朝鮮の核問題、サード(高高度防衛ミサイル)、雇用創出のような大きな議論ではないが、女性たち…
「北部地方」がないワケ
地球だより 筆者が初めて韓国に赴任した十数年前、テレビで天気予報のキャスターたちがソウルを「中部地方」と称していたことに違和感を抱いたのを覚えている。全国土から見たらソウルは北西端に近く、どう見ても「北部」あるいは「北…
中国人の水墨画家・傅益瑤さんは1980年に…
中国人の水墨画家・傅益瑤(ふえきよう)さんは1980年に来日し、東京藝術大学大学院で平山郁夫に師事した。作品は延暦寺国宝殿に収められた「仏教東漸図」をはじめ多数あるが、一貫して描いてきたのは日本各地の祭り。 画集『日…
米軍はモズクの「よき理解者」
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県は毎年4月の第3日曜日を「モズクの日」に定めている。2002年、県議会で承認されて、はや15年がたつ。制定目的は次の通りだ。 「モズクのほとんどは沖縄県で生産されており、沖…
サンゴと共生し、栄養を与える植物プランクトン…
サンゴと共生し、栄養を与える植物プランクトンが失われる「白化現象」。地球温暖化に伴う海水温の上昇で、昨夏は奄美群島から八重山諸島の広い海域で発生した。中でも、沖縄県の石垣島と西表島の間に広がる「石西礁湖」では9割超のサ…
信時潔の「海ゆかば」
神武天皇の「東征」を描いた交声曲「海道東征」は戦後、国家主義的な記憶を刺激するなどの理由で封印されてきた。70年を経て、呪縛が解かれたように復活公演が開かれるようになった。一昨年の大阪のザ・シンフォニーホールでの公演は…
医療をめぐるトラブルの中で、気流子の身辺でも…
医療をめぐるトラブルの中で、気流子の身辺でもよく薬の副作用の問題を見聞きするようになった。少しせきや熱が出たり体調を崩したりすると、前は十分な栄養と睡眠を取って自力回復を図ったもの。それが今は家庭薬や医者の処方薬に頼る…
北の危機回避へ中国が関与
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 政権交代も選択肢に 北朝鮮をめぐる危機は作り上げられたもののように見えるが、そうではない。 北朝鮮は10年以上前から核兵器と弾道ミサイルを持っているのだから、どうして今、慌…
民進、民共連携で亀裂
長島昭久氏が4月10日に民進党を離党した。長島氏は民主党政権下で防衛副大臣を務めた経験を持ち、安全保障政策については、党内でまともな考え方をしている人物の1人だった。 民進党は民主党と維新の党が合併して結成された政党…
寄生虫の一つで、一般の人には毛嫌いされて…
寄生虫の一つで、一般の人には毛嫌いされている線虫が、人間のがん検査で威力を発揮することが明らかになった。 線虫は体長1㍉ほどだが、犬以上の嗅覚があり、がん患者の尿に特有な物質のにおいが餌に似ているため、誘引されるとい…
「装束をつけて端居や風光る」(高浜虚子)…
「装束をつけて端居や風光る」(高浜虚子)。風が光るというのは物理的な現象ではない。そう見えるほど春の光が明るく感じられるということだろう。冬から解放された気持ちが込められた季語と言っていい。 稲畑汀子編『ホトトギス新…
急速に進む北のSLBM開発
北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とミサイル搭載潜水艦の開発が急速に進んでいる。国連の専門家会議の報告から明らかになった。8人の専門家からなる委員会は、「短期間で急速な技術開発が行われ、実用可能な潜水艦発射弾道…
進まぬインフラ整備
地球だより インドシナのラストフロンティアとされるミャンマーは、新政権の誕生で期待が高まった経緯があるが、これまでのところ、思惑通りにはいっていない。 ミャンマーの国内生産力は高くないのに、経済成長によって人々の購買…
巌流島の決闘で終わる『宮本武蔵』(吉川英治)…
巌流島の決闘で終わる『宮本武蔵』(吉川英治)は著者独白の、こんな一節で長編の幕を引く。<波騒は世の常である。波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を、水の深さを。>。 亡く…
静かな人気、北朝鮮ツアー
地球だより 「北朝鮮ツアー」が、ロシア人の静かなブームになっている。友人オルガは、これまで「太陽節」後の平壌に2度足を運び、また今後も訪ねたいと思っている。北朝鮮は韓国のようにノービザではないが、観光目的のツアーに参加…
古書には新刊本にはない風情がある。本に…
古書には新刊本にはない風情がある。本にまつわる話を集めた河野通和氏(編集者)の著書『言葉はこうして生き残った』(ミシマ社)を読むと、「痕跡本」について書かれた本まであるという。古書の前所有者が残した痕跡を調べた本だ。古…