コラム
歌舞伎座五月興行の恒例の催し「團菊祭」が…
歌舞伎座五月興行の恒例の催し「團菊祭」が行われている。相変わらずの賑(にぎ)わいだ。昼の部の「梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)」は、平三役を演じる九代目坂東彦三郎の襲名披露という趣向だ。 平家方の武…
脱北者は文氏が好き?嫌い?
地球だより 北朝鮮を逃れ韓国に定住する脱北者の数が3万人を突破したが、その脱北者たちが今回の大統領選を前に悲愴な決意を固めている。世論調査で支持率トップの最大野党「共に民主党」の文在寅候補がこのまま大統領になったら脱北…
妥協せず9条改正を
日本国憲法施行70年を迎えた5月3日、「二十一世紀の日本と憲法」有識者懇談会(通称・民間憲法臨調)が主催する第19回公開憲法フォーラムが都内で開かれた。 会場には1000人を超える人が詰め掛けた。私も毎年、参加してい…
スマホ育児が現実のものに
電車の席に座っていたら、隣で母親に抱っこされていた乳児が筆者の肩に触ってきた。30代初めと思われる母親が恐縮して頭を下げた。子供好きの筆者は「いいですよ」と乳児の頭をなで、「初めてのお子さんですか」と尋ねた。 たまた…
「また期待に応えられるように、横綱という…
「また期待に応えられるように、横綱という名を汚さぬようにやっていきたい」。3月の大相撲春場所終盤に左肩を負傷しながら連覇を果たした横綱稀勢の里が、14日初日の夏場所出場への“決意表明”をした。 東京・グランドプリンス…
文氏を急追する保守派候補
トランプ米大統領は昨年の大統領選で、97%のマスコミから足を引っ張られたが見事に当選した。ヒラリー・クリントン氏はなぜ落選したのか。オールドメディアよりニューメディアのSNSがインパクトを発揮し選挙を左右する時代に変わ…
米軍特殊部隊、北有事へ作戦本格化
トマス氏は下院軍事委員会「新たな脅威と可能性小委員会」での証言で、陸海空特殊部隊が韓半島に駐留し、有事に備えていることを明らかにした。同氏によると、特殊部隊は、世界80カ国以上に約8000人が配備されているという。 …
「夏めくや塗替へて居る山の駅」(森夢筆)…
「夏めくや塗替へて居る山の駅」(森夢筆)。ゴールデンウイークもきょうで終わり。明日からは仕事が待っている。せっかくの休みで羽を伸ばしたはいいが、今はその余波で疲労が残っている人も多いだろう。不思議なもので、終わってみる…
銭湯の壁面に描かれた富士山や海辺の松原…
銭湯の壁面に描かれた富士山や海辺の松原などは、ペンキ絵と呼ばれ、芸術性の低い絵の代名詞のように言われてきた。しかし外国人などには、魅力的に映るようだ。 日本銭湯文化協会公認の「銭湯大使」ステファニー・コロインさんが小…
トイレ休憩の代償
地球だより フィリピンでタクシー強盗といえば、乗客が襲われるケースを指すことが多いが、逆に運転手が被害者となるケースも当然ある。 このほどマニラ首都圏で、運転手がタクシー車両を盗まれる事件があった。窃盗の手口は簡単で…
米国の安全脅かす中国のスパコン
失うことは、米国の国家安全保障を著しく損ねることになる」と警告している。 報告によると、スパコンは、核兵器、サイバー戦、艦船、通信セキュリティー、ミサイル防衛、精密誘導兵器、極超音速兵器など、ほぼすべての近代兵器システ…
東日本大震災について「東北で良かった」と…
東日本大震災について「東北で良かった」と発言した今村雅弘前復興相。被災者の神経を逆なでする言葉であり、野党はもちろん、政府・与党からも非難の声が上がった。復興相を辞任したのは当然だ。 今村氏は、福島第1原発事故で故郷…
サウナでビジネス?
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 電話の録音が常識になった。特別なことがなくても万一のことに備えて通話内容を録音する人たちが少なくない。スマホの録音ボタンを押さなくても自動的に録音してくれるソフトもある。大韓民国が…
信頼失うイスラム指導者
地球だより あるエジプト人女性が離婚を決断、その手続きを開始した。モスクのシェイク(イスラム指導者)を、夫婦おのおの最低1人の証人を伴って訪れ、離婚の確認を行うのだ。女性は多忙な兄を説得して出席してもらい、夫は会社の上…
昨年亡くなった登山家・田部井淳子さんが…
昨年亡くなった登山家・田部井淳子さんが福島県奥会津の山々に親しむようになったのは、エベレスト登頂後のことで、会津駒ケ岳に登ったのが1987年。地元の山好きたちに誘われたからだ。 深い山々の連なりや池塘(ちとう)に感動…
バス爆破犯が直後にステーキ注文
地球だより 独西部ドルトムントで4月11日、欧州選手権チャンピオン・リーグ準々決勝、ドルトムント対モナコ戦が行われる予定だった。「ボルシア・ドルトムント(BVB)」の選手たちを乗せたバスが宿泊ホテルを出て試合場に向かっ…
ブラジルのサンパウロに「ジャパン・ハウス」…
ブラジルのサンパウロに「ジャパン・ハウス」が開館した。日本の魅力を総合的に発信する拠点となる。 海外での日本文化紹介施設としては、ブラジルを含む各国に外務省所管の国際交流基金が運営する日本文化センターがある。ジャパン…
北朝鮮が生き延びる道
政治外交史では、強大国の極秘の戦略や協定が30~40年後の秘密解除後に明らかになることが度々ある。 第二次世界大戦では、米国の対日石油禁輸措置によって生存危機に陥った日本は危機脱出の選択肢として真珠湾攻撃に踏み切った…
妊娠中の女性に出会って
先日、朝の通勤途中の電車内でのこと。筆者は優先席近くに立っていたが、右前に立っていた若い女性の様子がおかしい。手すりに頭を付けていると思ったら、急にその場にしゃがみ込んでしまった。「大丈夫ですか?」と声を掛けると、かす…
昨日の新聞1面を飾る写真は、降り注ぐような…
昨日の新聞1面を飾る写真は、降り注ぐような薄紫色の大藤の花見に繰り出す人々(小紙)や初夏の陽気の浜辺で潮干狩りを楽しむ家族連れなど。いつものゴールデンウイークの平和な風景だが、今年は可能性が僅かとはいえ、心の片隅にある…
拉致被害者救出が第一、でも残留日本人も忘れまい
朝鮮半島の緊張が急加速する中、北朝鮮は多数の外国報道陣を招き、大ミサイル軍事行進などを取材させたが、日本取材陣には、特に日本人遺骨の埋葬地を見せ、そして残留日本人老女と会見させた。 2014年の日朝合意で、日本側は、…
失速するポピュリズム
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 欧州の選挙で次々後退 これまで、ポピュリストが反旗を翻して西側を席巻し、体制を根底から揺さぶっていると言われてきた。欧州連合(EU)でも、西側諸国の同盟でもそうであり、自由民…
中学教諭の約6割が週60時間以上勤務、20時間…
中学教諭の約6割が週60時間以上勤務、20時間以上残業しており、厚生労働省が過労死の労災認定の目安としている月80時間超の残業に相当――このほど文部科学省の調査で明らかになった。 調査によれば、小中学校の授業時間が増…