編集局
深刻!保育士不足
待機児童解消に向けて、自治体では保育施設の拡充などが議論されているが、それに対して保育の質の低下を懸念する声が強まっている。特に問題になっているのが保育士の不足だ。 厚生労働省の調査によると、保育士の有効求人倍率は今…
10代の性交渉は危険 東京医療保健大学非常勤講師木村好秀医師に聞く
4月からの予防接種法改正で、小学校6年生から高校1年生までの女子の子宮頸がんワクチン(3回接種、約5万円)の無料接種を可能にしたが、重篤な副反応が後を絶たない。子宮頸がん発症が性交渉と関連するため、ティーンエイジャーの…
新極東発展相の任命で日本は対露戦略を練り直せ
我が国と関係の深かったビクトル・イシャエフ氏が、8月末に極東連邦管区大統領全権代表と極東発展相の職務を解任された。後任大臣にはロシアの新しい世代を代表する若手実業家兼コンサルタントのアレクサンドル・ガルシカ氏が任命され…
米民主党支持するユダヤ人
獨協大学教授 佐藤 唯行 主要理由に職業的利害所得移転政策も「やむなし」 古い世代の在米ユダヤ人家庭には「共和党には投票しない」という家訓があった。その昔、差別された移民であったユダヤ人にとり、「移民、マイノリティーの…
編集長が非正規の女性契約記者を弄ぶ朝日社内で続く人権侵害問題
◆サンデー毎日が取材 週刊朝日の編集長が懲戒解雇された。「重大な就業規則違反」だという。昨年、「ハシシタ」の見出しで橋下徹大阪市長の出自を扱って、「差別」「人権蹂躙」「名誉毀損」などが問われ、編集長が交代したばかりだっ…
1957年建造の砂防会館の建物の前に…
1957年建造の砂防会館(東京都千代田区平河町)の建物の前に脚絆をつけた紳士の銅像が立っている。土砂災害を防止する「砂防」事業に尽力した赤木正雄翁(1887~1972)だ わが国は明治以降、主に堤防設置によって河川の…
臨時国会、本格論戦 与野党ともやる気十分
いまの日本の総理大臣の権限は非常に強大で何でもできる立場にある。しかしその強力首相がその権限をやたらに振り回すことはほとんどない。 その権限を静かに抱いたままダマって立っている。無言の権力者も怖い存在だ。解散権を握っ…
米国はデフォルト回避で同盟国の不信招くな
米国でデフォルト(債務不履行)を回避するために債務上限を引き上げるとともに、政府機関再開に向けて暫定予算を盛り込んだ法案が成立した。これによって2週間ぶりに行政サービスが正常化された。 大統領が国際会議欠席 ルー米財…
首相の消費増税表明に喝采する産経と日経、「やむを得ぬ」朝日、読売
◆景気への影響を懸念 来年4月の消費増税(税率5%から8%へ)が正式に決まった。4~6月期の国内総生産(GDP)改定値や9月調査の日銀短観などの「良い」結果を受けての安倍晋三首相の決断である。 1日の決定から既に20…
「肌寒も残る暑さも身一つ」(高浜虚子)。…
英国は経験論哲学の生まれた国として知られる。フランシス・ベーコンがその祖といわれる。これは哲学の入門書に書いてある通りだが、その経験主義の伝統は現代の英国にも生きている 卑近な例だが、それを一番感じるのは、横断歩道で…
スルコフ前露副首相の復活
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 在野5ヵ月で補佐官に隅に置けないチェチェン通 プーチン第3期政権の1年が過ぎた今年5月、クレムリン内外に激震が走ったことは記憶に新しい。メドベージェフ内閣の主要閣僚、ウラジスラフ・スル…
Russia to test new missile ロシアが新型ミサイル試射へ
Russia to test new missile Russia will test launch a controversial missile over the next several weeks that U….
イランは疑惑払拭へ具体的な措置取れ
イラン核問題をめぐる国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国と、イランとの協議がジュネーブで開かれた。共同声明は「実質的で前向き」な協議が行われたと関係改善を強調するが、イランの核武装阻止へ具体的な成果は見えてこない…
英国は経験論哲学の生まれた国として知られる。…
英国は経験論哲学の生まれた国として知られる。フランシス・ベーコンがその祖といわれる。これは哲学の入門書に書いてある通りだが、その経験主義の伝統は現代の英国にも生きている。 卑近な例だが、それを一番感じるのは、横断歩道…
東京湾海水浴場復活プロジェクト 苦節30年、甦った!僕らの海
フリージャーナリス 宮本 惇夫 “里海”だった葛西の海 連日猛暑に襲われ、悲鳴と噴き出す汗との闘いに苦しめられた平成25年(2013年)の夏-。 その猛暑のなかで、子供たちの歓声が響き渡り、大勢の人出で賑わった珍しい…
日産、ルマン参戦車を公開
日産自動車は17日、2014年に自動車耐久レースのルマン24時間に参戦するレーシングカーを日本で初公開した。電力駆動と小型軽量ターボエンジンによる駆動を切り替えられるのが特長だ。1周約14キロのコースをガソリンエンジン…
原発問題と「自由民主」
事故対策関連記事が増える/五輪招致で首相が国際公約 自民党の機関紙「自由民主」に原発事故対策関連記事が載る頻度が増えた。東日本大震災による大津波で福島第1原発事故が発生して2年余。事故発生当時は政府・民主党の施政下で野…
公明党の党外交
中韓関係改善を買って出る/尖閣で折れるなと有識者 公明党の機関誌「公明」11月号は特集「『安定の政治』で挑む政策課題」で外交について党外交の重要性を指摘した。特集冒頭の「『安定の政治』で目指すもの――山口那津男代表に聞…
年金問題押す「プレス民主」
社会保障論議に前政権の矜持/「自由民主」は経済政策訴える 安倍晋三首相が1日、来年4月から消費税率を8%とする決断をした。消費税増税法に則ったものだが、民主党の野田佳彦前首相が「政治生命」を懸けて断行した「社会保障と税…
伊豆大島の死者22人に
台風26号による大規模な土砂災害に見舞われた東京・伊豆大島(大島町)では17日、新たに5人の死亡が確認され、死者は計22人(男性7人、女性12人、不明3人)となった。このうち、大島町元町神達の無職浅沼拡宣さん(63)と…
森鴎外が亡くなったのは大正11年、…
森鴎外が亡くなったのは大正11(1922)年、60歳の時だ。代表作は「阿部一族」とされる。この短編を含む『阿部一族・舞姫』(新潮文庫、平成24年)には、70ページに及ぶ「注」がついている。同じ文庫の平成12年版では8ペ…
離島の防災対策を再考せよ
東京・伊豆大島の川沿いで発生した土石流が集落を襲い、住民計22人の死亡が確認された。警視庁や東京消防庁、陸上自衛隊は計1100人で捜索に当たったが、被害に遭った住宅には大量の土砂が流れ込み捜索は難航。いまだに30人近く…
国民の支持失うムスリム同胞団
不発に終わったタハリール広場占拠 過激なイスラム化政策と経済無策により政権発足後わずか1年で国民の信を失い、今年7月に大統領権限を剥奪されたモルシ前大統領の支持基盤、イスラム根本主義組織「ムスリム同胞団」は、“自分達こ…