ペマ・ギャルポ rss

アフガン新政権と日本の対応

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 国際社会の一員に誘導を 警戒要する中国との関係深化  この約1カ月、世間の注目を浴びるのはアフガニスタン問題、特にタリバン政権の成り行きと、菅首相の予想外の総裁選不出馬宣言…

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鮮明化する米中の覇権争い

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 一党独裁・専制主義の中国 自由と民主主義尊重する米国  中国と米国の対立は、より鮮明に、より激しくなってきているように思う。その中でチベット、ウイグルあるいは南モンゴルをは…

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中国の脅威にやっと覚醒した日本

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 台湾情勢重視の防衛白書 インド太平洋構想の具体化を  2021年7月1日、中国政府は二つの大きな記念式典を同時に華々しく開催した。中国共産党創立100周年と、中国のチベット…

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チベット侵略を正当化する中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 「白書」発表し必死に弁明 近代化強調も目的は支配強化  世界が中国の正体に目覚め、今や中国は世界中から警戒される対象となっている。つい1年ほど前まで日本では世界日報など限ら…

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日本は外交で指導力発揮を

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ アジアの平和守る覚悟示せ 超党派議員による活動にも期待  アメリカのバイデン新政権は多くの日本人の予想を裏切って、少なくとも現段階においてはトランプ前大統領同様か、それ以上…

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日本に必要な自主自立の精神

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 国防は国の最重要責務 米への他力本願は甘えの構造  菅総理の国民に対する公約ともいうべきスローガンは、「自助共助公助」であると広く報じられた。私にはこれらの言葉は大変良く響…

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バイデン米政権の対中政策

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 当面は強硬姿勢を継続か 日本は米国の頼れる同盟国に  アメリカの大統領選は難産であったがジョー・バイデン氏が第46代大統領として1月20日正式に誕生した。日本国内では私を含…

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菅首相に毅然とした対中外交期待

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 香港弾圧に声上げぬ日本 天安門事件での過ち繰り返すな  2020年は武漢ウイルスに振り回され、世界中が恐怖感と先の見えない不安な一年を強いられた。年末年始は皆様いかがお過ご…

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尖閣領有の既成事実化図る中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 王毅外相発言は主権冒涜 国益守る意志見えぬ政財官界  11月に中国絡みで二つの国際的論争があった。一つは中国が一方的に「キムチは中国が元祖である」と主張し、国際標準にしよう…

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変わらぬ米国の対中強硬姿勢

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 日米豪印を中核に連携を 影響力増す在米インド人移民  米大統領選は11月3日、投票が実施され、メディアはバイデン・ハリス民主党コンビの当確を報道した。しかし現職共和党のトラ…

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文化大革命の再現図る中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ チベットで洗脳教育復活 強制労働で伝統的生活を破壊  最近、皆様がお気付きのように中国政府は南モンゴル、いわゆるモンゴル自治区で学校教育でのモンゴル語の使用を廃止し、一層中…

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拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏

火事場泥棒的手法変えぬ中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 香港強圧、印と国境紛争 非難談話でなく具体的制裁を  中国の火事場泥棒的な手法は変わらない。むしろ中国の特有の性格であると言っても過言ではない。今回、世界中が中国・武漢発祥…

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パンチェン・ラマとは

チベット仏教ナンバー2 拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏 米国務長官、居場所の公表要求  ポンペオ米国務長官は18日、25年前にチベット仏教第2の高位者パンチェン・ラマに認定され、その後間もなく中国政府に…

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真実追究を怠る日本メディア

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 中国政府の主張垂れ流す 新型コロナ蔓延の責任追及を  世界中が中国発の新型コロナウイルスに侵され、国家・民族を超えて人類は大きな危機にさらされている。日本でも感染拡大に伴い…

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新型肺炎 情報統制強める中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ もっと多い実際の犠牲者 治療でも支配下の他民族差別  世界中が中国発の新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)によって深刻な人命の犠牲と大規模な経済的損害を被っている。多くの国…

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激変の時代に直面するアジア

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 日本は責任あるリーダーに 覇権主義・中国への対応不十分  2020年は干支ではねずみ年に当たり十二支で最初の年である。今、アメリカはトランプ大統領の「アメリカファースト」と…

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インド憲法制定71周年

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏に聞く 人々の幸福のための憲法 改正は7回、修正は100回以上  国民に法の下の平等と自由を保障したインド憲法は、1950年1月26日に施行された。完全独立の象徴となったイ…

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百害あって一利ない習主席「国賓」

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 孤立する中国救うことに 抗議活動の一層の拡大を期待  2019年は日本にとって新しい年号の下、新しい天皇が即位され、大変おめでたい年となり、国内外がお祝いし、歴史に残る慶事…

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安倍長期政権への期待と不安

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 賛同できぬ習主席「国賓」 インド太平洋戦略の後退懸念  安倍晋三首相は2006年9月、戦後最年少の首相として就任して以来、今年11月20日でそれまでの歴代1位の桂太郎の記録…

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天皇陛下の即位の礼に思う

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 国民との深い絆に感銘 皇室の重要性再認識の好機  今、私は帝国ホテルの一室でこの原稿を作成している。10月22日は天皇陛下の即位の礼、大変おめでたい日である。天気は残念なが…

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公平さ欠くカシミール報道

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 直轄地化は地方の要請 安定と繁栄のための憲法修正  私は自分のライフワークとしてアジアを意識し、アジアを中心に見聞、研究をしてきた。私のアジアの概念は西はトルコ、東はかつて…

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故野呂田元防衛庁長官の教え

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 「受けた恩は忘れるな」 日印・日スリランカ友好に尽力  1965年、初めて日本の土を踏んでから早53年が経過した。その間、多くの日本の方々にお世話になった。特に日本滞在問題…

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中国の覇権助ける日本の支援

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 同じ過ちを繰り返すな 国家存亡への認識欠く日本人  この原稿を書いている最中も各政党は参議院選挙で有権者の支持を得るためにさまざまな目先の甘い言葉を乱発して訴えている。年金…

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