福島 純一 rss

フィリピン在住。アジアのラテン国家フィリピンで起きる様々な出来事をお届けします。

新型コロナ 比政府、ロックダウン延長

感染増加に歯止めかからず  フィリピンで新型コロナウイルス対策が難航している。他のアジア諸国に比べ早い時期にロックダウン(都市封鎖)を決断し、すでに1カ月以上が経過したが感染の勢いは減速せず、感染者はすでに5000人を超…

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新型コロナで比ルソン島封鎖

交通機関停止、人の移動制限  フィリピンのドゥテルテ大統領は16日、新型コロナウイルス対策でマニラ首都圏で実施していた封鎖措置をルソン島全域に拡大すると発表した。人の移動を制限しウイルスの拡散を防止する目的だが、公共交通…

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フィリピン、新型肺炎の国内感染抑制

 フィリピン政府は新型肺炎の世界的な拡大を受け、水際対策を強化している。早い段階で中国からの入国を全面禁止したことで、国内の感染者は最小限に抑えられている印象だ。しかし国内では中国人観光客の激減に加え、輸出品への影響も出…

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比首都郊外のタール火山噴火

 マニラ首都圏近郊にあるタール火山が噴火し、周辺地域への影響が拡大している。フィリピンの火山地震研究所は、火山活動が長期化する可能性を指摘しており、15万人の避難民が帰宅できる目処は立っていない。マニラ首都圏にも火山灰が…

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比ミンダナオ島の戒厳令を年内に解除へ

治安改善も続く襲撃事件  フィリピンのドゥテルテ大統領が、フィリピン南部ミンダナオ島に布告した戒厳令を延長しない方針を示した。イスラム過激派によるテロへの対策として延長され続けてきたが、観光や投資への影響のほか、人権問題…

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フィリピンで麻薬対策トップ人事、野党の副大統領を責任者に

 フィリピンで、ドゥテルテ大統領が驚きの人事を発表した。国内外で物議を醸している麻薬戦争に対して人権批判の急先鋒である野党のロブレド副大統領を、麻薬取り締まりの責任者に任命したのだ。野党陣営からは懸念の声も挙がったが、ロ…

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比国家警察長官が辞任

上院調査で汚職疑惑が浮上  フィリピンで警官による違法薬物の横流しをめぐり、関与疑惑が浮上していたアルバヤルデ国家警察長官が辞任した。違法薬物の取り締まりで、先導役を果たしていたアルバヤルデ氏の疑惑を受けての辞任は、ドゥ…

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腐敗蔓延の刑務所 フィリピン

 フィリピンで仮釈放制度を利用し、2000人を超える重罪犯が自由の身となっていたことが判明し物議を醸している。刑務所を管理する矯正局の役人が、賄賂を受け取り重罪犯を釈放リストに加えていた可能性も浮上。これに激怒したドゥテ…

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フィリピンで反日慰安婦像が行方不明

 2017年12月に突如としてマニラ市に設置され、物議を醸したフィリピン人慰安婦像。その後、日本大使館の抗議が実り撤去されたが、このほどその慰安婦像が行方不明になっていることが分かった。慰安婦像がマニラ首都圏にある教会の…

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後半戦に挑むフィリピンのドゥテルテ大統領

 フィリピンのドゥテルテ大統領は就任して4年目を迎え、大統領任期6年の後半戦を迎えた。内政課題の一丁目一番地とする麻薬問題では、違法薬物の撲滅活動の継続とともに凶悪犯罪対策として死刑の復活の必要性を強調。外交懸案の中国と…

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中国船「当て逃げ」で比漁船沈没

 南シナ海でフィリピン漁船が中国漁船に衝突されて沈没した事故をめぐり、ドゥテルテ大統領の「弱腰」な対応が波紋を広げている。領有権問題で係争中の南シナ海で起きた事故は大きな注目を集めたが、ドゥテルテ氏の親中的な外交姿勢が、…

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南シナ海踏まえ安保協力、ドゥテルテ比大統領が3度目の訪日

 フィリピンのドゥテルテ大統領が5月28日から、就任して3度目となる訪日を行い、安部晋三首相との首脳会談で防衛協力などの分野について話し合った。ドゥテルテ氏はまた、日本企業に対しても積極的にフィリピンへの誘致を働き掛け、…

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フィリピン中間選挙で大統領派が圧勝

 フィリピンで13日に中間選挙の投開票が行われ、ドゥテルテ大統領の高い支持率を背景に与党が圧勝した。政権運営の要となる上院選では、ドゥテルテ氏の側近とも言える候補が多数当選。野党は完全に敗北を喫した状況で、さらに強権体制…

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マニラ首都圏で深刻な水不足

 フィリピンのマニラ首都圏で水不足が深刻化し、首都圏水道局への不満が高まっている。広い範囲で断水が発生し市民の生活は混乱に見舞われ、病院や商業施設にも影響を及ぼした。今後もエルニーニョ現象の影響で、まとまった降雨量が期待…

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ナンバープレートを大型に 比のバイク犯罪防止法

 フィリピンでは「ライディング・イン・タンデム」という言葉が殺人の手口を示す代名詞として定着している。もともとはバイクなどの乗り物に2人乗りすることを指す言葉だが、バイクに2人乗りした犯人による銃撃事件のことで、被害者の…

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比南部、イスラム暫定政府発足

 フィリピン南部のイスラム教徒を中心とする、バンサモロ・イスラム自治政府の創設が具体的に動き出した。2度の住民投票を経て、イスラム教徒ミンダナオ自治区を廃止し、バンサモロ・イスラム自治政府を創設することが決定。実現に向け…

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比南部の教会で爆弾テロ

 フィリピン南部のカトリック教会で自爆テロが発生し、120人以上が死傷する惨事となった。過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓うイスラム過激派のアブサヤフが犯行に関与していると考えられているが、自爆テロ容疑者はインド…

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復活したマニラ湾砂浜

水質汚染で遊泳は禁止  世界有数の夕日が美しい場所として有名なフィリピンのマニラ湾だが、ロマンチックな景観とは裏腹に悪化する汚染で悪臭や大量のゴミに長年悩まされてきた。国内有数のリゾート地であるボラカイ島を、6カ月かけて…

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比で違法就労中国人増加

 フィリピンで中国人労働者の急増が問題となっている。親中外交を推し進めるドゥテルテ大統領により、フィリピン国内に進出する中国企業が増加しており、合法的な労働者だけでなく違法就労を目的に入国する中国人も後を絶たない状態だ。…

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比南部で戒厳令が再延長

 フィリピン国内で物議を醸している戒厳令が、ドゥテルテ大統領の強い後押しで再び延長された。南部ミンダナオ島で活動するイスラム過激派や共産ゲリラなどの掃討を目的に、ドゥテルテ大統領が強く求めていたもので、12日に上下両院が…

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習主席の比公式訪問

 中国の習近平国家主席が20日、フィリピンを公式訪問した。中国の国家主席がフィリピンを訪問するのは実に13年ぶり。南シナ海の領有権問題で激しい対立を繰り広げたアキノ前政権から一転し、融和姿勢を強調するドゥテルテ大統領の取…

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ドゥテルテ比大統領の健康問題

政権左右する不安材料 辞任なら野党副大統領が昇格  健康問題が浮上し、フィリピンの剛腕大統領の勢いに陰りが見え始めている。自らがんの可能性を語るなど、これまでにない気弱な一面を見せ、世論調査での政権支持率は過去最低となり…

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フィリピンに台風上陸、被害拡大

鉱山で土砂崩れ相次ぐ  フィリピン北部に15日上陸した台風22号(フィリピン名オンポン、アジア名マンクット)の犠牲者数が依然として拡大している。各地で発生した土砂崩れなどによって死者・行方不明者は150人以上に達した。特…

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