福島 純一
フィリピン在住。アジアのラテン国家フィリピンで起きる様々な出来事をお届けします。
ドゥテルテ大統領、比共産党との和平交渉を中止
NPAの停戦無視で方針転換 ドゥテルテ政権が重要課題と位置付けていたフィリピン共産党との和平実現。昨年8月に交渉再開を実現し、早期の和平合意が期待されていたが、ここに来て急展開を迎え、交渉中止という最悪の事態に陥ってい…
大統領の麻薬戦争を警官が悪用
フィリピンで韓国人が拉致され行方不明となっていた事件で、警官が関与する身代金目的の誘拐であったことが明らかとなり、大きな波紋を呼んでいる。犯行に関与した警官が、麻薬捜査を偽って韓国人を連れ去っていたことも分かっており、…
比大統領就任半年、ドゥテルテ氏の依然支持高く
麻薬犯罪対策で治安改善 超法規的殺人に懸念も 就任から6カ月が経過したドゥテルテ大統領。さまざまな暴言や麻薬戦争をめぐる超法規的殺人で国際社会から注目を集める一方、依然として国内では高い信頼度を維持していることが最近の…
ドゥテルテ比大統領の麻薬戦争
「二重基準」との批判高まる フィリピンのドゥテルテ大統領が推進する麻薬戦争で、警官が関与する超法規的殺人疑惑が浮上し大きな波紋を呼んでいる。疑惑への関与で停職処分となった警官をドゥテルテ氏が鶴の一声で復帰させていたこと…
フィリピン南部で武装勢力による混乱続く
アキノ前政権での包括的和平合意に基づき、ドゥテルテ政権と和平プロセスを進めているフィリピンの反政府イスラム勢力のモロ・イスラム解放戦線(MILF)。しかし内部には複数の派閥が存在し、土地問題などをめぐる部族的な対立が絶…
比大統領の中国傾斜鮮明に
特報’16 過激な発言で注目を集めるドゥテルテ大統領が10月、アジア地域で特に関係が深い中国と日本を相次いで訪問した。中国訪問では「米国との決別」を宣言し、中国重視の姿勢をより鮮明にするなど、インパクトの大きい外交デビ…
勢い増す少数派の過激派組織
ISに忠誠、爆弾テロや誘拐 大統領の反米姿勢が追い風 モロ・イスラム解放戦線(MILF)やフィリピン共産党などの反政府勢力と和平推進に力を注ぐドゥテルテ大統領。停戦合意の結果、ミンダナオ島情勢は安定に向かい、国軍との大…
ドゥテルテ比大統領、世論調査で高い満足度維持
麻薬、犯罪対策に高い評価 暴言や強権的な麻薬取り締まりで国際社会から批判にさらされているフィリピンのドゥテルテ大統領だが、国内では依然として高い支持を維持していることが最新の世論調査で明らかとなった。麻薬取り締まりをめ…
反米・親中露発言への懸念
ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権 (下) 南シナ海の領土領海問題をめぐる中国と他の沿岸国との対立において、反中国の急先鋒(せんぽう)を務めてきたフィリピンだが、ドゥテルテ大統領の反米姿勢が浮き彫りとな…
外交に支障来す暴言癖
ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権 (中) フィリピン国内では高い信頼を得ているドゥテルテ大統領だが、それとは対照的に、米国を中心とした国際社会では強い非難を集める結果となっている。その原因は、ドゥテル…
ドゥテルテ大統領就任から3カ月、強権発動し公約遂行
ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権 (上) 圧倒的な国民の支持を得て6月30日に就任したフィリピンのドゥテルテ大統領。麻薬蔓延(まんえん)のフィリピンで間もなく政権3カ月を迎える。国内での高い人気とは裏…
ドゥテルテ比大統領、中国との2国間協議実現に集中
来月のラオスで行われる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議を前に、フィリピンのドゥテルテ大統領は南シナ海問題をめぐり、中国との2国間協議の早期実現を目指す方針を示した。ASEAN首脳会議では、南シナ海問題を提起しな…