腐敗蔓延の刑務所 フィリピン
福島 純一 2019/9/27 写真|アジア・オセアニア [会員向け]
1995年に強姦殺人で有罪となり、合計360年もの懲役を言い渡された元町長の収監者が、模範囚に与えられる仮釈放制度を利用し、近く釈放される予定であることが8月下旬に明らかとなった。同収監者は町長時代に大学生のカップルを拉致して、女学生を集団強姦した後に2人を殺害するという凶悪な犯行で有罪となっており、その釈放計画は世論から強い批判を浴び中止となった。
これを機に仮釈放制度の対象者を調べたところ、制度が導入された2013年以降に2万人以上が仮釈放され、その中には凶悪犯罪を犯した1914人が含まれていることが発覚した。
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